大人気ノベル「蜘蛛ですが、なにか？」がもうすぐアニメ化するということでかなり話題になっています。女子高生が異世界に転生してしまうのですが、なんと蜘蛛として生まれ変わってしまうのです。複雑に絡み合ったストーリーがどのように展開していくのか見逃せない内容となっています。そんな「蜘蛛ですが、なにか？」には、独自の細かい設定がたくさんあります。こちらの記事では、ストーリー上に登場する「称号」について紹介します。
ストーリーの中で重要な立ち位置！「称号」とはいったいなに？
「蜘蛛ですが、なにか？」の舞台は異世界です。そしてこの異世界の中で特定の行動をすると、「システム」により「称号」というものが与えられます。また、特定のスキルを取得したときにも与えられる場合があります。称号1つにつき2つのスキルと、何かしらの特典が与えられるという仕組みになっています。
「システム」とは
「システム」とはこの異世界を動かしている大元であり、「邪神D」という人物が作り上げたものです。魔物など異世界に生きる者たちが持つ「スキル」を利用して成り立っていることが特徴です。「スキル」を持った魂は死ぬ際、システムによりスキルを回収されエネルギー源にされ、また転生するという仕組みです。そのためシステムの運営に利用されるためだけに転載を繰り返した魂も多く存在し、かなり疲弊しています。
どんな「称号」があるのか？
ここからは実際に「蜘蛛ですが、なにか？」に存在する称号について紹介します。
「悪食（あくじき）」
毒物などを一定量、一定期間食べ続けた者に与えられる称号です。主人公は物語の序盤、ろくに食べるものがなく毒持ちの魔物ばかり食べていたため、この称号が与えられました。「悪食」の称号を得た際に与えられるスキルとしては、「毒耐性」「腐蝕耐性」があげられます。また「悪食」を得た際の特典としては消化器官の強化とされていますが限界は存在するため、もともと体の耐性が低い場合には毒物を処理することができず、病気になることがあります。
「殺戮者（さつりくしゃ）」
その名の通り、生き物を殺害した者に与えられる称号です。条件としては、人族や魔族、妖精（エルフ）、魔物などの特定の種族を、それぞれの一定数殺害する必要があります。
「血縁喰ライ」
これもその名の通り、血縁者を食べることにより与えられる称号です。実はこの称号自体に効果はないのですが、取得スキルとして「禁忌LV1」「外道魔法LV1」というものが与えられます。この「禁忌」というスキルはのちのちストーリーに大きく関わってきます。
「暗殺者」
こちらは、暗殺を繰り返した者に与えられる称号です。取得条件としては、不意打ちによって暗殺を成功させた数が一定に達する必要があります。また取得スキルは「隠密LV1」「影魔法LV1」があり、不意打ちの攻撃にダメージボーナスを付与することができるという実戦で役に立てる称号です。
「魔物殺し」
「魔物殺し」は、たくさんの数の魔物を倒した者に与えられる称号です。称号の効果としては魔物を相手としたとき、与えるダメージが少しだけ上がるというもの。取得スキルは「強力LV1」「堅固LV1」があり、取得するにあたる条件は魔物を一定の数撃破することです。何度も実戦を重ねる主人公にとってはなくてはならない称号となっています。
「毒術師」
「毒術師」は、毒蜘蛛である主人公にとってはなくてはならない称号の1つです。毒を使うものに与えられる称号であり、戦いなどにおいて毒を一定量使用することにより付与されます。またこの場合毒の強さは関係なく、毒の量により付与される称号であるため、生まれつき強い毒の持ち主である主人公は少量ずつで事足りるため、付与されるのが遅かった称号でもあります。取得スキルとして「毒合成LV1」「毒魔法LV1」などがあり、毒属性を強化することができます。
「糸使い」
主人公のメインの武器である「糸」に関する武器です。名前の通り糸を武器として戦うものに与えられる称号であり、糸を使った攻撃を一定以上の回数行うことにより付与されます。取得スキルは「操糸LV1」「斬糸LV1」があり、称号を付与された後は糸による攻撃力が増加します。
「無慈悲」
無慈悲なものに贈られる称号であるこちらは、取得スキル「外道魔法LV1」「外道耐性LV1」があり、そして取得条件は無慈悲な行動をすることで、効果としては罪悪感を覚えなくなります。
称号の罠とは？
称号は、スキルポイントなどを消費して会得するようなスキルに比べると、条件さえあえば難なく入手できるように思えます。しかし実際はそうではなく、称号には大きな罠があります。称号はどこから与えられているのかというと、「システム」から与えられているのです。「システム」とはスキルをエネルギーにして回っています。称号が与えられた時には2つのスキルがもらえますが、システム側としてはこのスキルを最終的に回収したいがために、称号を与えているのです。
死んだら「スキル」はエネルギーとして回収され、再び輪廻転生を繰り返す
作中では借金にたとえられていますが、称号を貸し出す代わりに、死んだあとには利息（本人が鍛え上げたスキル）つきで返してもらうという仕組みになっているのです。「スキル」や「称号」は戦ううえで非常に役に立ちますし、なくてはならない存在ではあるのですが、そういった意味でときに搾取される原因にもなっているのです。
【蜘蛛ですが、なにか？】「称号」まとめ！
以上が、「蜘蛛ですが、なにか？」に登場する「称号」についてのまとめでした！いかがだったでしょうか。本作品はかなり設定が細かいということもあり、RPGなみに数多くの「スキル」「魔法」「称号」などが存在します。主人公もさまざまな称号を手にし戦いを進めていきますが、役に立つものもあればいまいち使い所のわからないようなものもあります。主人公の戦いがアニメでどのように描かれていくのか、今からとても楽しみですね！
