独特な世界観と、個性豊かなキャラクター、先が読めない展開で今大注目なのが、2019年10月よりアニメが始まった、「ノーガンズ・ライフ」です。アニメになって動きと音が入り、さらに見ごたえ抜群になりました。今回は物語のキーパーソンである、荒吐鉄郎についてご紹介していきます。重要人物なので是非読んでくださいね。
荒吐鉄郎との出会い
侵入者
第1話のストーリーが始まって6分40秒。物語が一気に動きます！そこで登場したのが、事務所にも入りきらない巨大な般若の拡張者です。事務所の窓を壊して侵入してきたようです。実は事務所の近くである少年が暴走拡張者に誘拐され、死人が出たと騒ぎになっていたんです。この般若の拡張者が、実は今回ご紹介する荒吐鉄郎（あらはばき てつろう）なのです。思っていたのと違いましたよね？(笑)
依頼
般若の拡張者が手にしていたのが、騒ぎになっていた少年です。意識は無くぐったりとしていますね。般若の拡張者は自分は殺してない！この少年をかくまってほしいと乾十三に依頼します。ただならぬ空気に乾十三は承諾するのですが、この少年が実は物語のキーパーソンなんです。乾十三は少年を担いである場所へ向かいます。
荒吐鉄郎の生い立ち
素性
こちらが先程意識が無かった少年です。乾十三たちに匿ってもらい、治療することで意識を取り戻しました。そして先程の般若の拡張者は、この少年が新拡張技術によって操っていた人形にすぎないのです。ある特殊な能力を使用して、ある場所から逃げてきたのです。般若の拡張者を動かしていたこの少年こそが、荒吐鉄郎です！この世界でもこの能力を使用できるのは今のところ、荒吐鉄郎のみなんですよ。
ハルモニエ
その能力が「ハルモニエ」という拡張体遠隔操作装置です。この装置は荒吐鉄郎の喉に埋め込まれています。実はこの「ハルモニエ」を埋め込むために、荒吐鉄郎の喉を潰し声が出なくなってしまったのです。そして、出会った時には手足の腱は何回も切られており、これは逃げないようにすることと、「ハルモニエ」との適合率を上げるためなんだそうです。物凄い非人道的ですよね。つまり、荒吐鉄郎は「ハルモニエ」実験の被験体として扱われていたんですね。そりゃ逃げたくなりますよね。
ベリューレン社
実は約1年前からベリューレン社の社長の息子が行方不明になっているのです。それが荒吐鉄郎です。荒吐鉄郎はお坊ちゃんだったんですよ。画像にもあるように、当時12歳ということはまだ13歳なんですね。ベリューレン社とは、今ではこの世界で一般的として広まった、身体機能拡張技術を開発、発展させた大企業です。その息子が行方不明となれば、金銭などの要求がありそうですが、無いようですね。そしてこの行方不明事件の裏では、非人道的な実験を沢山の子供たちに対して行っていたのです。
手足が動くように
荒吐鉄郎は手足の腱を何回も切られた影響で、動かすことが出来なくなっていました。そこで、メアリー・シュタインベルクが身体機能拡張処理を施し、動けるようになりました。喉に関しては、流石のメアリー・シュタインベルクも手の施しようがないようで、引き続きハルモニエの使用での会話となりました。ただ、後に出会うメアリーの兄である、ヴィクター・シュタインベルクの身体機能拡張処理によって、声を出せることになります。それまでの会話のシーンが物凄くシュールで大好きだったんですが(笑)
荒吐鉄郎の性格
正義感
実は荒吐鉄郎は、1年程前から後の記憶が無いんです。なので、自分は誰なのか何処から来たのかすらも知らないんです。しかし、様々な非人道的な実験をされたにも拘わらず、巻き込まれている子供たちを助けたいと強く訴えるんです。物凄い正義感ですよね。普通なら関わらないことを選択しますが、荒吐鉄郎は自分と同じように苦しんでいる子たちを助けることに、全力を注ぐのです。
生粋のお坊ちゃん
ハルモニエを使用して乾十三を乗っ取り遠隔操作をし、犠牲になっている子供たちを助けようと動きました。しかし、記憶喪失なのもそうですが、根っからのお坊ちゃんなので土地勘や入ってはいけない場所に入ってしまいます。そして本来は乾十三のような過剰拡張者は、珍しいこともあり狙われてしまったのです。こういうところは放っておけないですね。まだまだ13歳の少年なのです。
荒吐鉄郎の秘密
スピッツベルゲン
漫画の第5巻では、荒吐鉄郎は反拡張技術主義を掲げるテロ集団の「スピッツベルゲン」に拘束されます。その際に、身体機能拡張技術を施される前の荒吐鉄郎を知る人物に会います。実は、荒吐鉄郎はスピッツベルゲンへ資金を提供するなどの協力をしていたというのです。物凄い事実ですよね！
裏切者
元々荒吐鉄郎は身体機能拡張技術を開発・促進させているベリューレン社のCEOの息子です。その息子が逆の思考を持つ、反拡張技術主義のスピッツベルゲンに所属しているとなると怒りを買うのは当たり前のことかもしれません。何故協力していたのかまでは分かりませんが、かなりの資金源であったことは間違いないです。これが荒吐鉄郎の本来の姿なのです。
荒吐鉄郎の声は？
山下大輝さん
こちらが荒吐鉄郎の声を担当されている、山下大輝（やました だいき）さんです。少年役を多く担当されており、主役級が多いんです！かなりの売れっ子さんですから、声を聞かない日はありませんよ！声優を志したキッカケは、大人気アニメ「アラジン」のジーニー役で有名な、山寺宏一（やまでら こういち）さんです。有名過ぎて説明する必要がありませんね(笑)そして目指している声優さんは山口勝平（やまぐち かっぺい）さんです。名探偵コナンの工藤新一や、犬夜叉、魔女の宅急便のトンボが有名ですね。少年の心を持ち続けながら、声優を続けたいと言う山下大輝さんは、実は今年30歳になりました。お若く見えますね。演技力も抜群で、一度聞いたら忘れられない独特な声なんですよ。是非注目してくださいね。
荒吐鉄郎は正義のヒーローかもしれない
いかがでしたでしょうか。【ノーガンズ・ライフ】キーパーソン！荒吐鉄郎を徹底解剖！をご紹介しました。自身をおもちゃのように使用され、人間扱いされずに過ごした日々は、どんなに苦しくて辛くて寂しかったんでしょう。それなのに、自分のことより他の子供達を心配しています。きっと元々とても優しくていい子だったんでしょうね。解放されて本来の自分に戻ったのかもしれません。これからもっと辛いことが起きるかもしれませんが、荒吐鉄郎なら乾十三たちと超えていきそうですね！三人の戦いぶりにご期待ください！
