【とんがり帽子のアトリエ】魔法ってなに？魅力的な魔法紹介！

人気作品「とんがり帽子のアトリエ」って知っていますか？王道ファンタジーとして知られる漫画作品なのですが、かなり話題になっているのです。絵本のような、おとぎ話のような世界観と、精巧に描き込まれたイラストに思わず引き込まれます。まだ見たことがないという人は、ぜひチェックしてみてほしい作品です。今回こちらの記事では、そんな「とんがり帽子のアトリエ」に登場する魔法について紹介します。いったいどんな魔法があるのか、魔法とはなんなのか気になりますよね。さっそく見てみましょう。

【とんがり帽子のアトリエ】とはいったいどんな作品？

魔法を扱う作品ってたくさんありますよね。そのなかでも【とんがり帽子のアトリエ】はまさに王道魔法ファンタジー作品となっています。ストーリーも設定も、とにかく王道中の王道で、思わず読者の共感を誘います。主人公のココは幼くまっすぐで、純粋です。そんなココをとりまく物語は、絵本のような童心に戻れる雰囲気を持っています。魔法を扱う作品が好きという人には、ぜひとも読んで欲しいところですね。

作画に引き込まれる

イラストを見るとよくわかるのですが、とにかく作画の描き込み加減がすごいですよね。一コマ一コマとても丁寧に描き込まれています。描き込みが多いのに、ごちゃごちゃして見えないバランスも本当に素敵。ずっと見ていたくなるような絵柄ですよね。この作品の作者の白浜鴎（しらはま　かもめ）先生は、名門東京藝術大学デザイン科を卒業しています。本格派の漫画家さんであるということがわかります。絵本のような本格的なペンタッチに、人物の表情や動きにもこだわりを感じます。ちなみにこの画像をよく見ると、コマがつながっているんです！

キャラクターがみんな魅力的！

「とんがり帽子のアトリエ」をおすすめしたいもう1つの理由として、とにかく登場するキャラクターが魅力的であるということです。それぞれキャラの性格は全然違うのですが、みんなが純粋に、まっすぐな性格であることがよくわかるのです。主人公のココをはじめ、魔法の師匠にあたるキーフリーやそのほかの弟子たち、みんな個性的でそれぞれ違った魅力があるのがとてもいいですね。キャラクターも細かく描き込まれていて、表情も服装の装飾なども見ていて飽きません。それだけではなく、キャラクターの性格や世界観にもとても引き込まれるのです。基本的に「とんがり帽子のアトリエ」には、人を幸せにする魔法しか登場しません。そのため見ているとこちらまで幸せになりますし、思わずわくわくしてしまいますよ！

【とんがり帽子のアトリエ】簡単あらすじ紹介！

ここからは、「とんがり帽子のアトリエ」の簡単あらすじを紹介します。これを読めばきっと、作品を読みたくなるに違いありません。

魔法に憧れる女の子「ココ」が主人公

小さな村の少女・「ココ」が主人公です。ココは、昔から魔法使いにあこがれを抱いていました。しかしこの世界は、生まれたときから魔法を使える人だけが魔法使いになることはできないのです。仕方ないのでココは、母の仕事の仕立て屋を手伝っていました。しかし彼女は全く諦めてはいません。仕立て屋の仕事を手伝いながらも、魔法ごっこをしてしまうほどです。そんな彼女の前に、ある時謎の男が現れます。客としてやってきた男の正体は、魔法使いの「キーフリー」でした。

キーフリーとの出会い

憧れていた魔法使いに出会って、ココはすっかりテンションが上がってしまいます。そんなとき、成り行きからキーフリーが、羽根馬車の魔法をかけ直すことになったのです。実はこの世界では、魔法を駆ける姿を見ることは禁じられています。ここでココは、誰もかけるところを見ないように見張りを命じられます。しかしココは、窓から中に入って、キーフリーが魔法陣を書いているところを見てしまうのです。

弟子入りしたココ

禁忌を犯してしまったココは、魔法を見てしまいました。そこで、実は昔祭りで買った「魔法の絵本」が、魔法をかけるために必要な魔法陣を書くお手本であることに気づきます。しかもその時にもらった「おまけのペン」は、その魔法陣を書くためのものだったのです。その日の夜、ココはさっそく魔法の絵本の魔法陣を書き写して、魔法を発生させていました。しかしそれは禁術だったのです。そのため現れたキーフリーが、ココを魔法から離します。なんとココのお母さんは、家ごと魔法で石になってまったのです。そのお母さんを助けるため、キーフリーはココの記憶を消さずに、弟子にしたのです。これは特例のことでした。ここから、ココのお母さんを救うための冒険がはじまるのです！

【とんがり帽子のアトリエ】での「魔法」とは

このあらすじからわかることとして、「とんがり帽子のアトリエ」の中での「魔法」というものは、実は誰でも使えるものであることがわかりますよね。しかし魔法を使えないものは「知らざる者」として扱われていて、生まれたときに魔法使いでなければ、魔法が使えないことになっている世界です。矛盾していますね。しかしこれは、誰もが使える魔法だからこそ、やみくもに使われないようにしているのです。魔法の勝手がよくわからないまま安易に使ってしまうのは、かなり危険なことです。実際それによって、ココも母親の悲しい事件があっています。

「魔法の絵本」とペンを売った「つばあり帽」とはいったい？

ココが幼いとき、お祭りで手に入れた「魔法の絵本」とペン。これが魔法を使うための道具だったのです。ココは幼いときからずっと魔法使いに憧れていました。しかし魔法の使い方は、実はずっと知っていたということが驚きですよね。ちなみにこのとき、ココに魔法の絵本を売ったのは「つばあり帽」というキャラクターです。つばあり帽は、きっとココが禁止魔法を使うことを意図していたのでしょう。とにかくかなり恐ろしい人物であることは、見た目からもよくわかりますよね。しかし実は彼については、物語内でもあまり明らかになっていないのです。「とんがり帽子のアトリエ」内の黒幕であることは今の所、間違いはないのですが……今後の展開が気になるところですよね。キーフリーやココたちとの戦いも、描かれることがあるかもしれません！

【とんがり帽子のアトリエ】での魔法その１☆空を飛ぶ魔法

魔法使いといえば！というぐらい代表的な魔法なのではないでしょうか？ココたちもよく、空を飛んでいますよね。誰もが空を飛ぶのを夢見たことがあるはずです。ちなみに空を飛行するだけではなくて、高くジャンプする魔法も持ち合わせています。これは靴の裏に魔法陣を書いて、両足を合わせることによって高く飛びます。作品内でもよく使用されていますね。なかなか見た目よりも難しいようですが、ココも訓練中です。

【とんがり帽子のアトリエ】での魔法その２☆雲の魔法

雲の魔法なんて、名前だけ聞いてもかなりメルヘンな印象を受けますよね！これはココの仲間の一人である「テティア」が考えた、まだ未完成の魔法なのです。彼女は新しい魔法を作ることを夢見ています。雲の上に乗るという魔法であり、本人に湧くあまり役にはたたないけど……ということですが、ロマンチックで素敵ですよね！

【とんがり帽子のアトリエ】での魔法その３☆炎の魔法

「炎の魔法」という、戦いにおいて有利な魔法もあります。一気に魔法使いらしくなっていいですね。これはまたココの仲間である、「アガット」の魔法。なんとココたちは「つばあり帽」によって、異世界に飛ばされたことがあったのです。そこにいたのは大きなドラゴン。こんな危機的状況の中で、アガットは炎の魔法を使いました。かなり高度な魔法であり、ドラゴンを一瞬遠ざけることに成功したのです。展開が熱くなる、素敵な魔法だと思いませんか？

【とんがり帽子のアトリエ】での魔法その４☆安眠魔法

なんだか急に、ほっこりするような魔法になりましたね。これは「見張りの眼」役のオルーギオの魔法です。オルーギオは、キーフリーのアトリエにいるもうひとりの魔法使い。この魔法はなんと、勉強に励むココたちがゆっくり眠れるようにと作られた魔法なのです！とっても優しいですよね。オルーギオはあなりツンデレ基質なため、なかなか素直に言葉を発しませんが、ココたちのことを思いやっているのがわかります。癒やしの魔法ですね。このように人を幸せにする魔法がたくさん登場するのも、この「とんがり帽子のアトリエ」の魅力なのです。

【とんがり帽子のアトリエ】での魔法その５☆リボンの魔法

こちらもまた、とってもメルヘンな魔法です！これはまたもやココの仲間である、「リチェ」の創作魔法。キーフリーの指導に納得がいかなかったリチェがその場を突然あとにしたとき、ココは彼女を探します。そんなココの前に現れたのは、ガラスのようなキレイなリボン。眼の前にたくさんぶらさがっていたのです。このときの描写はとても美しく、思わず感動してしまいました。戦い向きの魔法ではありませんが、リチェの創作魔法は自由でとてもかわいらしいものばかりです。

【とんがり帽子のアトリエ】での魔法その６☆ともしびの石畳

実はこれが、ココがいちばん最初に好きになった魔法なのです！あの「つばあり帽」との出会いのシーンまでさかのぼります。つばあり帽はココに、足元を踏むと光るともしびの石畳は、すべて魔法であると告げます。この世界では一般的な魔法の１つであり、足で踏むと石畳がぽわっと光ります。歩くたびに光が生まれるということになりますね。なんだかとってもロマンチックに感じませんか？

【とんがり帽子のアトリエ】での魔法その７☆記憶を消す魔法

名前の通り、相手の記憶を消してしまうという魔法です。ココはもともと、魔法使いではありませんでした。魔法使いでないものは、魔法を使う姿を見ることを禁止されています。しかしココは、キーフリーの魔法を使う場面を見てしまいました。本来ならば記憶を消されているところです。しかし母を救うためということで、特例で記憶は消されず、弟子にされているのです。しかし魔法界での警察のような立場である「魔警団」はそれをよく思いませんでした。一時はココも彼らによって、記憶を消されかけています。

【とんがり帽子のアトリエ】での魔法その８☆水烈の魔法剣

もう、名前からしてかっこいい魔法だと思いませんか？この魔法が登場したのは、ココたちが馬車のなかで、暴れ川に取り残されたシーンにて、救出のために登場しました。暴れ川の中はかなりの量の濁流であり、魔法使いのキーフリーと
その相方であるオルーギオが助けに行きます。この魔法は、頑丈な剣に。無数の魔法陣が描かれていて、水を裂くことができます。
なんと海を裂くこともできるんだとか！かなりの威力で、かっこいい魔法ですよね。水を使った戦いにも有利です。

【とんがり帽子のアトリエ】での魔法まとめ！

以上が、【とんがり帽子のアトリエ】に登場する、魔法についての紹介でした！生まれたときに魔法使いでないと使うことができないとされている魔法が、実は誰もが使える魔法だったなんてかなり驚きですよね。しかし誰もが使えるからこそ、かなり使用には気を付けなければいけないということがわかります。幼いココにお祭りで、魔法の絵本とペンを売った人物については気になりますよね。さらにひとことで魔法といっても、いろんな種類の魔法があることがわかりました。戦うための魔法もありますが、全体的に人を幸せにする魔法が多いように感じました。使ってみたい魔法はあったでしょうか。

「とんがり帽子のアトリエ」を読んでみよう！

魔法についてみていると、作品を読みたくなったのではないでしょうか。実は「とんがり帽子のアトリエ」は、まだそんなに巻数が出ていません。じわじわ話題を呼んでいるので、チェックするなら今のうちです。気になる人はぜひ、作品を読んでみてくださいね。