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【ザ・ファブル】かつては走り屋だった!?漫画界の風雲児、南勝久先生を紹介!!

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今年2024年にアニメ版が放送されることとなった本作『ザ・ファブル』ですが、皆さんは本作の作者である南勝久先生はご存知でしょうか?『ザ・ファブル』と言えば、印象に残るネット広告などで知られている作品となっていますが、実は本作の作者である南勝久先生についても掘り下げてみると非常に面白い作品となっているのです。南勝久先生の漫画家に至るまでの経歴や、趣味などは南勝久作品に大いに影響を与えていますので、本作『ザ・ファブル』を筆頭とした南勝彦作品が好きだというファンの方は南先生について調べてみると更に楽しむことができると思います。今回はそんな異色の経歴を持つ本作の作者、南勝久先生について、簡単に紹介をしていきたいと思います。南勝久作品が元々好きだったというファンの方も、本作『ザ・ファブル』から南勝久作品に触れたというファンの方も楽しめるような内容となっていますので、是非ともチェックしてみてくださいね。

配管工や木工所勤務などの異色の経歴!!

南勝久先生は、漫画家としてデビューする前は中学校を卒業したのちに、配管工や木工所での勤務などのお仕事をされてきたそうです。サラリーマンとしての生活は30年近くという長い期間だったようで、実社会での経験を豊富に経験をされているということもあり、南勝久作品にはリアリティーのある実社会の描写が多く登場しています。これらの特徴も南先生が実際に企業の社員として働いていたからこそのものであると言えるのです。

デビュー自体は最近

南先生は長い間、サラリーマンとして働かれていたので、デビュー自体は1999年となっており、比較的最近であると言えるでしょう。絵のタッチ的に1980年代の作品と勘違いされる方も多いのですが、南作品は基本的には2000年代からの連載作品がほとんどとなっているのです。

遅咲きの漫画家

そのため、南勝久先生は遅咲きの漫画家であると言えます。仕事を途中で辞めて漫画家になるという方は実はそこそこいるのですが、若手と対等に渡り合うことができる方は少ないのです。しかし、そのような状況名の中でも南先生の作品は非常に多くのファンを獲得されていますので、南先生の高い漫画家としての能力が窺い知れますね。

大阪府岸和田市出身

そんな、南勝久先生の出身地は大阪府岸和田市とのことです。大阪府岸和田市は泉南地域に位置する地域で、岸和田だんじり祭りなどでも知られている地域ですよね。だんじりがあることからもわかるように非常に長い歴史を有する地域でありながら、海外からの移住者も多く多文化な街並みを楽しむことができる地域となっています。大阪の中でも特に面白い街であると言えますね。

大阪の中でもディープな街

岸和田市は大阪府の中でも特にディープな街として知られており、今でこそ住みやすい街というイメージもありますが、一昔前は暴走族などの荒れた人も多くいたようです。南勝久作品にも荒れた性格のキャラクターが多く登場しますが、そのようなキャラクターのモデルとなった人物も南先生が岸和田に住んでいた時に目にした人たちかもしれませんね。

大阪出身ならではの描写も

南勝久先生は、大阪の岸和田市という非常にディープな地域の出身ということもあり、イメージとしては生粋の大阪人という感じですよね。実際、南作品には岸和田市出身の南先生らしく、癖の強いキャラクターやディープな街並みなど、南大阪を連想させる数多くの設定が登場します。南作品では、是非ともこのような南先生ならではの街並みの描写などにも注目をしてみてくださいね。

『ザ・ファブル』がヒット!!

1999年に漫画家としてデビューした南先生ですが、2014年から『週刊ヤングマガジン』にて連載をされた『ザ・ファブル』にて脚光を集めることとなります。『ザ・ファブル』は南先生の連載二作品目の作品となっており、わずか二作品目の作品で世間から注目を集める作品を世に送り出したのはすごいですよね。『ザ・ファブル』は2024年にアニメ版の放送が決定しており、アニメ放送をきっかけに更に注目を集めることでしょう。

ネット広告でも注目

『ザ・ファブル』はマガポケというアプリでも配信されており、マガポケの広告に作中のワンシーンが掲載されていました。SNSでそのワンシーンを目にして本作に興味を持ったファンが、マガポケをダウンロードすることを狙った広告だったのですが、あまりに『ザ・ファブル』のワンシーンの採用率が高かったので、マガポケより『ザ・ファブル』の方が印象に残ったというファンの方も多いのではないでしょうか?

「読んでみたらちゃんと面白かった」

一時期SNSでの広告が見かけない日はないというぐらい広告に載っていた『ザ・ファブル』ですが、あまりに広告として流れていたので、本作のことを煩わしく思っていたアニメファンの方も多いのではないでしょう。しかし、その一方で広告で興味を持って本作を読み始めたというファンの方も多いようで、ヘイトを集めやすい広告にされていた作品であるのにも関わらず、ネット上では高い評価を得ています。

癖があるが面白い作風!!

南先生の作品の特徴といえば、やはり「癖があるけど、なんだか面白い作風」でしょう。南作品は、まず絵のタッチが独特で印象に残りやすいという特徴があり、一度南先生の絵を見たら忘れることはできないというファンの方も多いのではないでしょうか。漫画作品として絵のタッチは非常に重要な要素で、そういった面では独特な絵のタッチというのは南作品の一つの強みであるという事ができますね。

男性層にウケた

それに、南作品が男性が見ていて楽しい設定や描写が数多く登場するというのも魅力ですよね。結構登場キャラクターの口も悪いですし、暴力的な表現も多くあるので女性ファンからすると人を選ぶ作品となっていますが、男性ファンにはウケのいい作品が多い傾向にあります。

細かい銃の説明やマニアックな車の登場など、男心をくすぐる設定が多数

特に作中を通して細かい銃の説明やマニアックな車の登場などが多く、男心がくすぐられる作品が多いというのが特徴となっています。若者の車離れが進んでいる昨今では結構珍しい趣向の作品群となっていますが、だからこそ、これらの描写は刺さる人には刺さるのではないでしょうか?これらの描写は作中を通してずっと登場するので、これらの描写が好きなファンの方は飽きることなく本作を楽しめますね。

走り屋!?

このように、マニアックな車の描写などが多い南勝久先生ですが、実は南先生自身も昔は走り屋として活動をされていたようです。1971年生まれの方ですので、免許取得は1990年代とすると、まさに走り屋の全盛期の時代であると言えます。国産スポーツカーの黄金期に走り屋をやっていた経験からも、車に対する細かい描写が多いことにも納得がいきますよね。

数々の名車を所有

南先生が元々走り屋だったということもあり、『ザ・ファブル』には数々の名車が登場することとなります。車好きでしかわからないような名車が主要キャラクターの愛車としてサラッと登場するので、初めて南作品に触れた車好きの方は驚いたでしょう。例えば本作に登場する主人公明の愛車となる「ハコスカ」は日産の3代目スカイラインという車種で、現在でも根強いファンを有している名車となっています。

車の描写がやたら細かい

このように、本作ではやたらと名車が登場し、作者の車好きが伺える作品となっています。車に詳しくないと「ハコスカ」と言われても全くピンとこないと思いますが、本作の作中ではこのような名車たちが様々な場面で数多く登場するので、本作をより深く楽しみたいというファンの方は本作に登場する名車たちについても調べてみてくださいね。

愛車①カローラレビン(AE86型)

ここからは、そんな生粋の車好きである南先生が所有されていたことを明言されている車を紹介していきたいと思います。一台目はカローラレビン(AE86)です。ハチロクという名前を聞いた時にピンとくる方もいるかとは思いますが、『イニシャルD』にて活躍したスプレンタートレノと同じ「AE86」の型番を冠する姉妹車となっています。最近はスプレンタートレノの影に隠れがちですが、こちらも歴史に残る名車です。

愛車②スプレンタートレノ(AE92型)

南先生が所有されていた名車の二台目はスプレンタートレノ(AE92型)です。スプレンタートレノ(AE92型)は先ほど紹介したカローラレビン(AE86)の姉妹車であるスプレンタートレノ(AE86型)の後継機として生産された車です。歴代トレノ・レビンとしては最大の販売台数を記録しており、 日本車の黄金時代を支えた名車となっています。

愛車③シルビア(S13型)

南先生が所有されていた名車の二台目はシルビア(S13型)です。先ほど紹介した2車種はどちらもトヨタの車でしたが、今回は日産のスポーツカーです。S13型シルビアはシルビアブランドの5代目で、そのコンパクトな見た目と小柄な体格からは想像できない走行性能で人気を集めたスポーツカーとなっています。まさに日産の黄金期を体現する名車の1つであると言えるでしょう。

走り屋時代を元ネタに描いたもう一つの名作『ナニワトモアレ』!!

このように漫画家としての実力もさることながら、車に対する情熱も感じることができる本作の作者南勝久先生ですが、南先生のもう一つの名作として車をモチーフにした『ナニワトモアレ』が挙げられます。本作は南先生のデビュー作であり、最近では『ザ・ファブル』の影に隠れてしまいがちな作品ではありますが、南先生の趣味が大変生かされている作品となっていますので、車に興味があるというファンの方は是非ともチェックを知ってみてくださいね。

男のロマンがここにある

本作では、走り屋の視点から見た、車の「かっこいい」がとことん描かれている作品となっています。登場する車種自体も走り屋全盛期の時に活躍した名車ばかりとなっていますので、すべての車好き男子が楽しむことができる名作となっています。まさにロマンたっぷりの男のための漫画となっているのです。

第41回ちばてつや賞準大賞を受賞

しかも、本作は南先生のデビュー作でありながら、第41回ちばてつや賞準大賞を受賞した作品となっており、世間からの評価も高い作品となっています。これまで全く別の仕事をしていて、漫画家としていきなりデビューしたら、賞を受賞してしまったというわけですから、南先生の漫画家としての才能にはびっくりしますよね。

これからが楽しみな漫画家

このように、南先生は漫画家としての実力もさることながら、車等への造詣も深く、 非常にマニアックな描写を楽しむことができる漫画家さんとなっています。本作『ザ・ファブル』もそうですが、非常に個性あふれる作品を描かれる作品漫画家さんとなっていますので、ぜひとも、これからも注目をしたいですよね。

デビュー作から面白い

デビュー作の『ナニワトモアレ』でちばてつや賞準大賞を受賞し、2作目の『ザ・ファブル』でSNSをきっかけに大ヒット、その後アニメ化が決定という異例のスピードで注目を集めている漫画家さんとなっていますので、今後もさらなる名作を見出してくれること間違いなしであると言えるでしょう。このようなパターンの経歴を持つ漫画家さんというのは非常に珍しいです。

癖の強い作品が読みたい人はぜひ!!

極道ものや車関連の作品が少なくなっている昨今ですが、そのような時代の中でも独自の面白さを探求し続けて、一躍人気を集めている新進気鋭の漫画家である南先生の今後の活躍が楽しみですよね。本作のようにクセの強い漫画作品を楽しみたいというファンの方にはぴったりの漫画家さんであるというのは間違いないでしょう。

まとめ

いかがでしたか?今回は本作『ザ・ファブル』の作者である南勝久先生について紹介をしていきました。漫画家をする前にさまざまな職業を経験されていたり、重度の車オタクだったりと深堀のしがいがある漫画家さんでしたよね。本作のような南作品の、クセのある描写力や、数々のマニアックな設定等は、南先生がこれまでの人生を通して経験されてきた事が存分に生かされている要素であると言えますね。 まさに漫画作品だけでなく、自身の生き様も面白い形となっていますので、本作を読んで気に入ったというファンの方は、ぜひとも南先生自身についても調べてみてくださいね。

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  • この記事を書いた人

nissy

どうも、アニメや歴史、都市伝説系の記事を書かせていただいてます。ニッシーです。YouTubeのシナリオライターとかもやっているのでよかったらそちらの方も見てください。

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