日本のライトノベル『神は遊戯に飢えている。』は「神々の遊び」と呼ばれる高難易度のゲームに、主人公たちが挑戦する物語です。数多くのYouTuberやゲーマーから絶賛のコメントが寄せられるなど、アニメ放送の前から期待が高まっている作品です。そんな注目作の作者が一体どんな人物なのか、みなさんはご存知でしょうか。今回は『神は遊戯に飢えている。』の作者について、様々な角度から紹介していきたいと思います！
物語のあらすじ
「神々の遊び」は暇を持て余した神が作った究極の頭脳ゲームです。人類がそのゲームを10勝すれば、どのような願いも叶えてくれると言われています。しかし高難易度であるが故に、達成した人は未だに存在しません。そんな中、期待の新入りとして注目されている主人公のフェイは、元神様のレーシェと共に「神々の遊戯 （ゲーム)」に挑んでいきます。パールという少女も仲間に加え、神々との頭脳戦が今、幕を開けます。
作者：細音 啓（さざね けい）
作者は、細音啓（さざねけい）さんという人物です。男性の作家で、2007年頃から執筆活動を本格的に行っています。神奈川県出身で、子どもの頃からゲーム、漫画、小説が好きでした。特にミステリー小説を好んでいたそうで、ミステリー作品の世界観は『神は遊戯に飢えている。』の作風に、大きな影響を与えているそうです。大学1年生の時から手書きで小説を書き始め、2年生の頃からはパソコンで執筆活動を始めました。ファンタジア長編小説大賞で佳作を受賞したこともあり、その縁もあってファンタジア大賞で選考委員も務めています。
イラストにも力を入れている
ライトノベル作家として活動する一方で、イラストも手掛けるようになりました。最初はイラストの知識や技術は無かったそうですが、少しずつ練習して習得したそうです。作家の立場から編集者やイラストレーターに自分のイメージを分かりやすく伝えたい、という思いから自分でもイラストを描きたいと考えるようになりました。確かに口頭だけで伝えるのと、実際にイラストを描いて伝えるのでは、伝わりやすさが全然違いますよね。
作品に対する考え
細音さんはこれまでにも、ファンタジーをテーマにした作品を書いてきました。『神は遊戯に飢えている。』と過去の作品に共通しているのは、主人公が使命や宿命といった物を強く意識していることです。しかし本作は、使命感に焦点を当てているのでは無く、純粋にゲームを楽しむことをテーマにしていると語っています。主人公たちが、ゲームをプレイすることを通じて楽しんでいる姿を見せたい、という考え方を持っています。また、近年ブームになっている「eスポーツ」を意識した作品であるとも語っています。編集担当者からは、頭脳戦を意識した作品を書いてみたらどうかと勧められたこともあり、本作を執筆するキッカケになったそうです。
苦手だけど好きな物？
ゲームや漫画、小説が好きな細音さんですが、ホラー映画に関しては「苦手だけど好き」だと語っています。ホラー映画やホラーゲームをネット等で調べて、どんな内容か把握する所まではするものの、実際に観たりプレイしたりするまではしないそうです。確かに、下調べをするのと実際に行うのでは大きな違いがあるので、筆者も細音さんの気持ちは分かるようか気がします。ちなみに、細音さんは友達を誘って行くならお化け屋敷に行ってみたいとも話しているので、いつかホラー系を克服できる日も近いかも知れませんね。
作者の紹介まとめ
細音啓さんはファンタジー作品を得意とする作家であり、本作はファンタジーに頭脳戦の要素を取り入れた、魅力的な作品となっています。イラストにも精力的に取り組んでおり、活動の幅を広げています。ホラーに関する話は、共感できる人も多かったのではないでしょうか。細音さんの他の作品も、ぜひチェックしてみて下さい！それでは今回はここまでです。読んで頂きありがとうございました。
