漫画誌アプリ「少年ジャンプ+」で連載されている『鴨乃橋ロンの禁断推理』は、本格ミステリー作品として知られている作品です。天才と言われる名探偵の鴨乃橋ロンと、間抜けだけれど熱い志を持っている一色都々丸のコンビが織りなす物語です。今年の10月にはアニメ版が放送される予定であり、今から話題となっています。そんな話題作を描いている作者は、一体どのような人物なのでしょうか?今回は、作者について様々な角度から紹介したいと思います!
ストーリーの概要
鴨乃橋ロンは探偵養成学校で将来を有望されるほどの腕前を持った存在でしたが、推理で犯人を自殺に追い込んでしまうという致命的な欠陥があることから、探偵活動を禁止されていました。そんな中、捜査一課の一色都々丸と出会い、ロンは彼とコンビを組むことで再び推理の道へと進むことになりました。彼らの前に、様々な難事件が立ちはだかります。
作者:天野 明(あまの あきら)
『鴨乃橋ロンの禁断推理』の作者は、天野明さんです。1973年生まれで、愛知県出身です。1998年に講談社の「ちばてつや賞ヤング部門優秀新人賞」を獲得し、漫画家としてデビューします。『あしたのジョー』の作者でお馴染みの著名な漫画家である、ちばてつや氏の名を冠した偉大な賞を受賞しました。最初はヤングマガジンに作品を持ち込んでいましたが、連載にはつながらず低迷していました。その後少年ジャンプで『家庭教師ヒットマンリボーン』を連載し、アニメ化やゲーム化もされるなど大ヒットとなりました。当作品は、天野さんの代表作として知られています。2013年からは、ジャンプLIVEで『エルドライブ』という作品を連載しています。ヤングマガジン時代は苦労していましたが、少年ジャンプでは努力が報われたのは、とても良かったですよね。
天野さんの人物像について
他の漫画家との交流が多い人物とされており、特に『ピューと吹く!ジャガー』の作者、うすた京介さんとの交流が多いことで知られています。うすたさんの漫画の単行本にイラストや、副音声的なコメンタリーを寄稿したりしています。アシスタントたちとは、とても仲が良いことで有名です。しかし天野さんが一番会話に夢中になってしまうので、仕事の妨げにならないように「仕事中は私語厳禁」という張り紙が仕事場の至る所に貼られています。自分がアシスタント以上に会話に夢中になってしまうなんて、なんだかとてもお茶目なエピソードですよね。
実は結構ナゾが多い??
顔写真を公開したり、プライベートな内容を公開したりする漫画家も多いですが、天野さんは自身に関することを一切公開しないことで有名です。顔写真は非公開で、作者のコメント欄ではその時の風物詩や昆虫、食べ物などの話題が多く、プライベートな話は滅多にしません。ただし、猫を飼っているということは公言しています。また、性別さえ男性なのか女性なのかハッキリと分かっていません。筆者は最初は男性かと思っていたのですが、「あきら」という名前は女性にも使われるので、男性だと断定することは出来ません。実はネット上では、女性説が比較的多い傾向にあります。女性説が挙げられている理由として「絵のタッチや文字が女性ぽい」というのがあります。真相は分からないのですが、いつか天野さんから発表があるのかも・・・知れません。実は夫婦で漫画を描いていて、天野明という名前は夫婦共同のペンネームなのでは無いか?という噂もあります。このように、様々な面白い推測がある作家なのです。
作者の紹介まとめ
天野さんは個性的ながらもプライベートは謎が多く、性別も不明という唯一無二の漫画家と言えるでしょう。『家庭教師ヒットマンリボーン』と『鴨乃橋ロンの禁断推理』はそれぞれ内容が大きく異なる作品なので、様々なジャンルを得意とする漫画家だということも分かります。アニメの放送を観た天野さんの感想なども気になりますね!それでは今回はここまでです。読んで頂きありがとうございました。