騎士を目指す美少女たちが活躍する「異世界最強ＴＳ転生ファンタジー」の本作品ですが、主人公は転生し同じ世界の遥か未来で生まれ変わりました。そこは自分が建国した国もなく、見た事もない世界が広がっていたのです。そんな「英雄王、武を極めるため転生す ～そして、世界最強の見習い騎士♀～」の世界観はどんなものなのか、アニメ放送前にまとめてみたいと思います。美少女キャラクターたちが活躍する世界をご紹介します。
目次
まず主人公イングリスの転生前の世界は？
主人公イングリスの転生前は英雄王と呼ばれていた偉大な王様でした。その世界はもともと魔物が存在し、邪神がはびこっていた世界だったのです。農村に生まれ傭兵として身を立てたイングリス青年は、女神アリスティアに見初められ加護を受けました。そして、人の身を超越し神の力を操る「神騎士（ディバインナイト）」として覚醒し、人々を脅かす魔物や邪神を討ち果たしシルヴェール王国を建国したのです。
イングリスが建国したシルヴェール王国
シルヴェール王国を建国したイングリスは広く善政を行い、国の人々に多くの笑顔をもたらしました。そして大陸全土に渡る大帝国となったシルヴェール王国は後に千年続くと言われ、イングリスは英雄王と呼ばれるようになったのです。
イングリスが転生した未来の世界とは
イングリスが転生した世界では魔物はいませんでした、その代わりに魔石獣という怪物が存在していたのです。しかもその魔石獣は元々は動植物で、「虹の雨（プリズムフロウ）」という通常とは違う虹色に輝く見た目には美しい雨が動植物を魔石獣化させてしまうのです。幸いな事に人間には影響がありませんが、その魔石獣は人々を襲い暴れているのです。
魔術に関しては衰退している？
イングリスに言わせると「この時代の人々は、魔術に関する知識・感性をどこかに置き忘れて来たらしい」と言う事です。前世では魔術学校を作り普及させ、魔術を使う者への偏見を無くし、魔術を世の中に受け入れさせたイングリスにとっては信じられないのかもしれません。それはこの時代で広まっている魔印と魔印武具の存在が関係しているとイングリスは思っているようです。
魔印（ルーン）と魔印武具（アーティファクト）とは
転生した世界では６歳になると洗礼を受ける事になります。洗礼とは魔印武具を操るために必須である魔印を授かる儀式です。魔石獣は魔印武具を使わないと倒せないと言われており６歳になると洗礼の日に皆が魔印を確認をするのです。
魔印（ルーン）について
魔印は下級印・中級印・上級印・特級印と階級分けされています。その中でも特級印は万人に１人しか持つものがいないと言われています。そして特級印を持つ者だけが操れる「究極の魔印武具」だけが最強クラスの魔石獣に対抗できると言われています。魔印とは魔素の流れを固定化し刻印したもので、刻印する事で魔印武具に魔素を注ぎ込む事ができるようになるのです。それはこの時代の殆どの人々は魔素を操る感性を持っていません。魔素は持っていますが活用する技術を忘れてしまったのです。その為この世界では魔印が必要になるんですね。
魔印武具（アーティファクト）について
魔印武具は魔石獣を倒す事ができる武具ですが、実は地上の国ではつくれません。地上とは別に空に浮かぶ国「天上領（ハイランド）」でしか作れず、地上の国々は天上領から魔印武具を提供してもらうかわりに莫大な作物や資材を献上しているのです。
魔印武具の力は？
魔印武具には武器というだけでなく使用者の身体能力を上げる効果もあります。そしてより上級な魔印武具なると魔術のような奇蹟（ギフト）が付加され、その奇蹟の効果は魔印武具によってそれぞれ違うものになります。ラフィニアの場合は上級魔印「光の弓」を授かっているので上級魔印武具「光の雨（シャイニーフロウ」を使用します。その奇蹟は空に放った光の矢が無数の矢になり雨のように広範囲の敵に降り注ぎます。そして魔印武具の威力と奇蹟の力は使う者の能力で左右されるのです。
特級印専用の武具とは
特級印専用の武具もあります。それは「天恵武姫（ハイラル・メナス）」と呼ばれる存在です。天恵武姫は特級印専用の武具に変化する能力を持つ者たちの事で、普段は少女の姿をしています。人か武具かは定かではないですが自分の意志で武器化する事ができるのです。その威力は絶大で最強の魔石獣に唯一対抗できる対抗策と言われています。彼女たちは莫大な貢物と引き換えに天上領から遣わされ「地上を護る女神」と呼ばれています。
地上の国と天上領との関係は
地上に騎士たちはいるものの魔印武具がなければ魔石獣を倒す事ができない地上の国は、理不尽な事をする天上領に対して耐えるしかないのが現状です。天上領に住む天上人たちは基本的に地上の人達を見下しており、地上の人を奴隷にしたり殺したりする事に全く抵抗がありません。そのうち天上領は地上の国を直接支配しようと思っているのかもしれません。そんな天上領に地上の国は定期的に献上品を納めているのが現状なのです。
天上領で生まれた人だけが天上人？
地上の人間が天上人になる事も可能です、それは天上領に多大な貢献をする事です。あとは権限を持つ天上人のコネも必要となりますが、結局多大な賄賂をするという事です。天上人になるだけで地上の貴族よりも実質上の立場になれるわけですから、天上人になりたいと思う地上の人がいるのですね。
正騎士になるには？
正騎士になる為には洗礼で魔印を授からなければいけません、洗礼で魔印を授かれない場合無印者と言われ、見習いの従騎士までしかなれないのです。そして騎士を目指す者は「カイラル王立騎士アカデミー」へ入学する事になります。アカデミーの養成課程は３年で成績優秀な者は飛び級も許されています。魔印を持ち正騎士を目指す「騎士科」と、正騎士の従者として従騎士を目指す「従騎士科」に分かれています。入学する生徒は基本貴族や騎士の子供達が多いですが、良い魔印を持った平民が誰かの後見人を受け入れ入学する場合もあります。
騎士の中でも「聖騎士」は別格
聖騎士と呼ばれる騎士は特級印を持った者で国王から究極の魔印武具「天恵武姫（ハイラル・メナス）」を扱う事が許された者の事を言います。万人に１人しか誕生しない特級印だからこそなんですね。
天上領を敵視する血鉄鎖旅団とは
現状地上の国々は天上領に頼らなければ魔石獣から国を守る事ができません。その為莫大な貢物をし、地上の人の命をゴミ同然に思っている天上人達の理不尽な行いにも従わざるを得ない状況です。そんな状況を変えようとしている反天上領のゲリラ組織が「血鉄鎖旅団」です。彼らは「己の血を鉄の鎖とし天上領を地上に引きずり下ろすこと」を本懐としています、つまり天上領を倒してその技術を奪い、それを地上に広めるという事が目的なのです。そうすれば地上で魔印武具を作る事ができ、地上の人々は自分たちを自分たちの手で魔石獣から護る事ができるようになるのですね。
地上と天上領の戦争になると・・・
もし地上と天上領が戦争になればどれだけの被害が出るのかわかりません、多くの人達の血も流れてしまいます。実際に血鉄鎖旅団のゲリラ活動で天上人を殺した結果、その復讐として天上領が地上の街を滅ぼすという事がおきているのです。
イングリスの転生した世界のまとめです
イングリスが転生した世界についてまとめてみました。イングリスが英雄王として生きていた頃とは全く違っている事が分かりますね。しかし一介の武人として生涯を己の武の為に捧げて生きたい、そして何より強い者と戦いたいと思っているイングリスにとっては良い世界なのかもしれません。魔石獣はもちろん、天上人や血鉄鎖旅団とイングリスがどう絡むようになるのか非常に楽しみです。最後まで読んで頂きありがとうございました。
