2017年にアニメ第一期が放送され、人気は高かったものの売り上げが伸び悩み、「アニメ第二期の制作は厳しいのでは?」とささやかれていた「異世界食堂」。そんな最中、ファンの間でも「まさかの」と言われるアニメ第二期が決定しました。しかしアニメ第二期決定の詳細を見てみると、キャラデザやアニメーション制作会社など、変更されている点が……。そこで今回は、作者やアニメ制作会社などについて紹介していきます。
「異世界」といえばもちろん……
もうほとんどの人がタイトルを見ただけで分かっていると思いますが、「異世界」といえば小説投稿サイトでお馴染みの「小説家になろう」。異世界食堂も小説家になろうから生まれたいわゆる「なろう系」というジャンルになります。原作者は犬塚惇平さんで、今のところ書籍化されているのは「異世界食堂」だけとなっているものの、本作以外にも4作品の小説が投稿されています。「異世界食堂」のアニメ化に伴い更新頻度は不定期となっていますが、気になる方は「小説家になろう」にて作者名「犬塚淳平」で検索してみてください。
二種類の漫画が登場
「異世界食堂」はアニメ化の他にコミカライズ版も登場しているのですが、特に番外編という訳でもなく2種類の漫画が存在します。最初の漫画版はヤングガンガンで連載。スクエア・エニックスが出版社で、2016年~2019年まで連載されていました。コミックスは全4巻が刊行されています。続いて2021年4月からは月刊少年エースで連載が開始。出版社はKADOKAWAとなっています。内容は両方ともアニメとほぼ同じですが、作画が違ったり、アニメでは中盤頃から出ていたキャラがいきなり登場していたり、アニメとはまた少し違った雰囲気の内容となっています。
アニメーション制作会社は変更
「異世界食堂」はアニメ第一期と第二期でアニメーション制作会社が変更されています。第一期のアニメーション制作を担当していたのは「SILVER LINK.」。他に制作したアニメを紹介すると、「のんのんびよりシリーズ」「のうりん」「バカとテストと召喚獣」。直近だと「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」も同社がアニメーション制作しています。そして気になる第二期のアニメーション制作を担当する制作会社ですが、今回は「OLM」が担当する事に。OLMといえばやはり「ポケモンシリーズ」や「イナズマイレブン」「妖怪ウォッチ」などが有名。子供向けのアニメが多くなっており、「ゾイドワイルドZERO」や「新幹線変形ロボ シンカリオン」などロボ系の作品にも多く携わっています。
キャラクターデザインも第一期から変更
アニメ第一期のキャラデザは佐野隆雄さん、佐野恵一さんの2人が担当していました。他作品だと佐野隆雄さんが「魔法科高校の優等生」のキャラデザを、佐野恵一さんは「ストライク・ザ・ブラッド」のキャラデザを担当しています。また、2人とも「とある魔術の禁書目録Ⅱ」で作画監督として作品に関わっていました。変わって第二期からは東海林康和さんがキャラデザを担当。「たまごっち!シリーズ」のキャラデザを始め、昔からOLMが制作するアニメの多くで作画や原画などを担当していました。
監督・シリーズ構成は変わらず
制作会社、キャラデザは変更となりましたが、軸となる監督、シリーズ構成は神保昌登さんが続投。第一期の雰囲気や流れが好きで見ていた人にとっては、安心して二期を楽しめると思います。
「異世界食堂」アニメ作者、制作会社まとめ
ここまで「異世界食堂」の作者や制作会社などについて紹介してきましたがいかがだったでしょうか?キャラデザなど変更された要素がいくつかあり、監督や構成は変わりなしとはいえ、ファンとしては第二期でどのように変わっているのか楽しみであり、不安でもあるところ(笑)それも含めて楽しみに待ちたいと思います。