2013年から『週刊少年ジャンプ』にて連載が始まったバトルアクション作品で、作者は葦原大介さんです。2019年からは『ジャンプスクエア』にて連載となっています。アニメ第一期(全73話)が2014年10月~2016年4月まで放送されており、2020年に第二期が放送予定となっています。ネイバー(近界民)から地球を守る組織「ボーダー」。そこに所属する主人公の三雲修はゲートの外から来たネイバーの空閑遊真と出会います。学校に襲来したネイバーと戦う三雲でしたが、力及ばず苦戦しているところに空閑が「トリガー」を使い助けに入ります。ボーダーの三雲とネイバーの空閑、本来敵対するはずの二人が力を合わせて戦うことになるのでした。今回は物語の最初である第1巻~第3巻までのあらすじをご紹介していきたいと思います。
ネタバレを含む内容のため、まだ見てない方は注意してくださいね!!
第1話~第7話(単行本1巻)
第1巻では三雲修と空閑遊真との出会いや、ボーダーのC級隊員であるオサムが規律違反を覚悟の上でトリガーを使用する場面などが描かれています。修を責める木虎に遊真が物申すシーンはスカっとしますね!
第1話「三雲 修」
人口28万人の三門市に異世界のゲートが開いたことから物語は始まります。後に「ネイバー」と呼ばれる異次元からの侵略者がゲート付近を蹂躙し、それを阻止する界境防衛機関「ボーダー」が創られました。ボーダーに所属する三雲修はその正体を明かすことなく学校生活を送っていました。そこに突然転校生がやってきます。空閑遊真と名乗る転校生は、不良に絡まれますがこれを軽くあしらいます。放課後に報復のために呼び出されるユーマを放っておけないオサムは、止めに入りますが案の定ボコボコに・・・。そんな時、突如ネイバーが襲来してくるのでした。
第2話「空閑 遊真」
ネイバーをあっさり倒してしまったユーマ。彼はボーダーしか使用を許可されていないトリガーを使いますが、ボーダーではありませんでした。その正体はボーダーの敵であるネイバーだったのです!ユーマはゲートの向こう側に住んでいる人間のことや、トリオン兵について教えてくれます。怪しさ満点のユーマをボーダーの一員として見過ごすことが出来ないオサムですが、助けてもらった借りがあるためボーダーに引き渡すわけにもいかず、ユーマを匿うことになるのでした。
第3話「空閑 遊真②」
一緒に学校生活を送ることになったオサムとユーマ。ユーマは地球でのネイバーの位置づけやボーダーの存在を知ることになります。ユーマが根っから悪いやつではないので匿うことにしたオサムですが、悪事を働けばすぐに通報することをユーマに忠告します。ユーマが最初に会ったボーダーがオサムだったことは超ラッキーでした。もし、他のボーダー隊員だったら、敵とみなされ即排除されていたことでしょう。そんなやり取りをしている最中、新たなネイバーが侵攻してくるのでした。
第4話「三雲 修②」
現れたネイバーは「モールモッド」と呼ばれる戦闘用のトリオン兵でした。前回現れた捕獲用の「バムスター」とは強さが全然違うため、他のボーダーが到達するのを待つ方が良いと言うユーマ。しかし、学校はボーダーの基地から遠く、到着までに多くの被害が出るのを放っておけないオサムは、敵わないのを覚悟の上で戦いに行きます。予想通りにやられているオサムの姿を見たユーマは、自分の正体がバレずにオサムを助けるため、オサムのトリガーを使って戦うことにしたのです。
第5話「空閑 遊真③」
オサムは自分のトリガーで戦うユーマを必死に止めようとします。C級隊員のオサムが使っているトリガーは訓練用のトリガーだったからでした。しかし、ユーマはその訓練用トリガーでモールモッドを倒してしまいます。オサムが使っていた時と明らかに性能が違いますが、それはトリオンの差が関係していました。トリガーの原動力であるトリオンは誰もが持っているが、その量には個人差があり、ユーマのトリオン量はオサムとは桁違いだったのです。ネイバーを撃退したユーマは自分の正体がバレないように、オサムの手柄として事件を終わらせます。ここからオサムの人生は大きく動いていくのでした。
第6話「嵐山隊」
学校に遅れて到着したのはボーダーA級隊員の「嵐山隊」でした。現場を見た嵐山は一撃でネイバーを倒していることに関心しますが、オサムがC級隊員であることに驚きます。C級隊員は訓練以外でのトリガーの使用を禁止されているため、オサムが行った行動は規律違反でした。人命救助とはいえ、規律違反を犯したオサムは本部に出頭するように命じられるのでした。
第7話「木虎 藍」
放課後、本部に出頭しようとするオサムの前に、嵐山隊の木虎藍が現れます。オサムが本部に着くまで同行する木虎は、C級隊員のオサムが自分より優秀なのかもしれないことに嫉妬していました。ボーダーの階級やイレギュラーなゲートが開き始めていることなどを教えてくれる木虎。そこにまた新たなゲートが出現します。木虎も見たことないネイバーは爆撃用のトリオン兵「イルガー」でした。木虎はA級であるプライドを掛けて一人でイルガーに立ち向かうのでした。
第8話~第16話(単行本2巻)
第2巻では、規律違反を犯したオサムの処分とユーマがなぜあんなに強いのかが少し明らかになりますね!迅のサイドエフェクトはどこまで先が見通せるのか気になります。
第8話「木虎 藍②」
イルガーを一人で倒しに行く木虎。一方、トリオンを大量に消費しトリガーを使えないオサムは人命救助にあたり、ユーマには木虎の援護をするように指示を出します。口だけでなく実力も確かな木虎は上からイルガーを堕とします。しかし、イルガーが街に堕ちることがまずいと言うユーマはトリガーを起動し、援護に向かうのでした。
第9話「木虎 藍③」
大きなダメージを受けると周囲の人間を巻き込むように落下するイルガーは、全ての内臓トリオンを使って自爆します。トリガーを使えばボーダーに感知されてしまうユーマですが、木虎の攻撃によりイルガーは自爆状態となっているため、人がいない場所に落下させようとするユーマ。ユーマのおかげでイルガーの自爆は免れ、一件落着となりました。しかし、A級である木虎は何者かに助けられたことが気に障ったようでした。
第10話「ボーダー上層部」
ボーダー上層部では規律違反を犯したオサムの処分をどうするかの会議が行われていました。そこに玉狛支部の迅悠一が現れます。迅はオサムを以前助けており、オサムがボーダーを目指すきっかけになった人物でした。司令の城戸政宗を筆頭にクビにするという意見が多い中、迅は処分を自分に任せてくれと言います。オサムの処分は迅に任せられましたが、オサムがネイバーと接触していると確信を持つA級の三輪は、オサムを監視することになるのでした。
第11話「迅 悠一」
高いトリオン能力を持つ人間は「サイドエフェクト」と呼ばれる超感覚を発現することがあります。迅は少し先の未来が見えるサイドエフェクトを持っており、イレギュラーなゲートが出現していることにオサムが関与していると感じていました。そのため、オサムを引き取ることにした迅でしたが、実際はオサムに関連しているユーマがゲートの原因を突き止めていたのです。隠密偵察用の小型トリオン兵「ラッド」が人間から少しずつトリオンを集め、ゲートを開いていたのが原因でした。ボーダーはC級隊員まで動員し小型トリオン兵の一斉駆除作戦を決行するのでした。
第12話「雨取 千佳」
オサムが来るまでの間、自転車の練習をするユーマは、雨鳥千佳と出会います。なかなか上手く自転車に乗れないユーマでしたが、千佳にアドバイスを貰いコツを掴みました。少し打ち解けた二人でしたが、警報が鳴ると千佳はネイバーがいる方向に去っていきました。千佳はネイバーを引き寄せる人間で、それを解消するためにオサムはユーマと千佳を合わせようとしていました。しかし、オサムが待ち合わせ場所に到着しても二人の姿はありません。ネイバーに襲われる千佳をオサムとユーマが助けるのでした。
第13話「雨取 千佳②」
オサムが世話になっていた先輩の妹の千佳はネイバーに狙われやすく、その謎を解くためにユーマとレプリカに相談するオサム。トリオンの量が関係している可能性があるとして、その量を測定することになるが、そこにオサムを付けていたボーダー隊員が接近してくるのでした。
第14話「三輪隊」
城戸司令の特命で動く三輪隊は実力行使でネイバーであるユーマを排除しようとします。二対一に見えた戦いでしたが、スナイパー二人が長距離からユーマを狙っており、実際は四対一でした。しかし、これを見抜いていたユーマ。迅はユーマは特別と言うが、その実力は一体・・・?!
第15話「三輪隊②」
一方的に攻撃を受け反撃しないユーマ。オサムはユーマにしては大人しいと感じますが、それは、オサムの立場を悪くしないように穏便に事を済ませるにはどうすれば良いかを考えていたからでした。追い込まれたこの状況で、ユーマが取った策とは・・・。
第16話「三輪隊③」
トリオンを重しに変えて相手を拘束する攻撃をする三輪隊。これなら相手を傷つけず話し合いが出来ると思ったユーマは、この攻撃を瞬時にコピーし、三輪隊を降伏させました。そこに現れた迅はユーマに手を出さないように言います。ユーマのトリガーは「黒トリガー」であり、敵に回さない方が良いと言うのでした。
第17話~第25話(単行本3巻)
第3巻では、オサム・ユーマ・千佳がチームを組み、ボーダー入隊までの間特訓することになります。
ユーマや千佳の過去なども明らかになり、やっと本編に入っていく感じがしますね!
第17話「迅 悠一②」
城戸司令は迅に黒トリガーの捕獲を命じますが、すんなり命令を聞く迅ではありませんでした。玉狛の林藤支部長の「やり方は任せる」という命令で動き出す迅は、オサムを一緒に連れて行きます。出発前に唐沢からユーマについて尋ねられたオサムは、ユーマの名前を口にします。その名を聞いた上層部は驚きを隠せませんでした。ユーマの父親は一体何者なのか?!
第18話「空閑 有吾」
上層部でも一部の人間しか知らないユーマの父親は、旧ボーダーの最初期メンバーで、忍田と林藤の先輩であり、城戸と同輩だったのです。有吾の息子と争う理由はないという忍田に対し、城戸は黒トリガーを何としても入手しようとします。ボーダー内でも派閥が存在し、迅の所属する玉狛はネイバーと仲良くしようという派閥でした。ネイバーにも良い奴はいると考える迅は、ユーマを玉狛支部へと誘うのでした。
第19話「玉狛支部」
オサムと千佳が一緒という条件で玉狛支部に行くことになったユーマ。腕利きばかりかと思われた支部内はお子様と綺麗なお姉さんしかいませんでした。玉狛の支部長林藤と面会したユーマは、父親の知り合いは最上宗一だと言います。最上は迅の師匠であり、五年前に亡くなって迅の黒トリガーとなっていました。目的であった知り合いがいないと知ったユーマは今後どうするのか?
第20話「空閑 遊真④」
ユーマを助けるため有吾は黒トリガーを作り死んだこと。黒トリガーを受け取ったユーマは「嘘を見抜く」というサイドエフェクトを受け継いだこと。ユーマの目的が黒トリガーから父親を生き返らせること。レプリカはオサムにユーマについて話してくれました。ボーダーの技術でも死者を生き返らせるのは不可能だと知ったユーマは目的を無くしました。オサムはユーマに目的を与えることができるのか?!
第21話「三雲 修③」
自分で兄を探すため、ボーダーに入隊することを決めた千佳。千佳を放っておけないオサムはユーマを誘い3人でA級を目指すことに。目的がなくなったユーマでしたが、人のために動くオサムが父親に似ていることから、オサムたちに協力するのでした。
第22話「玉狛支部②」
A級に昇格するためにはランク戦で勝ち上がる必要があります。黒トリガーは強力なためランク戦では使用できません。ボーダーのトリガーになる必要があるユーマ。戦闘経験のない千佳。B級ではあるが実力不足のオサム。3人は正式な入隊までの3週間、玉狛の先輩たちによるマンツーマンレッスンを受けることになるのでした。
第23話「玉狛支部③」
オサムには烏丸が、ユーマには小南が、千佳にはレイジが付き添って特訓が始まります。トリガーを使いこなせていないとはいえユーマに勝つ小南の実力に驚くオサムですが、ユーマも負けてはいません。さらに特訓を続けるユーマを見てオサムも奮闘するのでした。一方、千佳は戦闘に向いていないと思っていたレイジでしたが、延々と射的訓練を続ける千佳のトリオン量に驚いていました。
第24話「本部トップ部隊」
遠征から帰ってきたボーダーの最精鋭部隊は、城戸司令から玉狛の黒トリガーの確保を命じられます。A級No.1アタッカーの太刀川が部隊の指揮を取り、玉狛に夜襲を仕掛けます。そんなことを知らずに訓練に励むオサムたち。そこに現れたのは玉狛のリーダーの迅でした。
第25話「迅 悠一③」
遠征部隊の実力はかなりのもので、迅が黒トリガーを使っても五分五分の勝負でした。しかし、太刀川たちの夜襲をサイドエフェクトで感知していた迅は、嵐山隊にも声を掛けていました。本気でぶつかり合う迅・嵐山隊VSボーダー最精鋭部隊の戦いが幕を開けようとしていました。
アニメ第一期のあらすじを原作に沿って紹介・前編(ネタバレ注意!!)まとめ
いかがだったでしょうか?
以上が漫画3巻までのあらすじとなっています。
玉狛に入ったオサムたちは正式にボーダーでチームを組むことができるのか?!