大人気アニメ「進撃の巨人」。新シリーズもスタートし、ますます展開も盛り上がっていますね。伏線が多いことで話題の進撃の巨人ですが、次々と謎が明かされています。こちらの記事では、作中に登場する「始祖の巨人」についてご紹介します。すべての巨人を操ることができると言われていますが、果たしてどのような能力を持っているのでしょうか。以下にて詳しくご紹介します!
目次
重要なキーワード!始祖の巨人とは?
始祖の巨人とは、作中に登場する「九つの巨人」の一つであり、すべての巨人の頂点を指します。ユミル・フリッツが得た巨人化の能力もこれにあたります。
どんな能力があるの?
始祖の巨人というのは、いわゆる全ての巨人の始祖です。巨人にも様々な種類がありますが、そのなかでも頂点に立つ存在となります。
持っている能力としては、巨人を操る能力と、記憶を改竄させる能力になります。しかし、この能力を使うことができるのは王家の人間のみです。しかもその王家の人間ですら、初代レイス王の「不戦の契り」により、真の力を発揮することはできません。もちろん代々王家に伝えられてきたものなのですが、845年にグリシャ・イェーガーに奪われてしまいました。ちなみにグリシャとは、主人公エレンの父です。
現在確認されている継承者は?
途中でグリシャに奪われてしまった始祖の巨人の能力ですが、どのような形で継承されたのでしょうか。具体的な順番としては、ユミル・フリッツ→フリッツ2世〜フリッツ144世→カール・フリッツ145世(初代レイス王)→レイス2世〜ウーリの父→ウーリ・レイス→フリーダ・レイス→グリシャ・イェーガー→エレン・イェーガー という形になり、現在は主人公のエレンが引き継いでいます。
始祖の巨人も含まれる!九つの巨人って?
ここからは、作中でも重要な立ち位置である「九つの巨人」について詳しく紹介します。
ユミルの歴史
作中の時代からおよそ1850年前の話になります。ユミル・フリッツは、大地の悪魔と契約を交わし、巨人の力を手に入れました。そしてユミルは死後、巨人の力を9つに分け、子孫に分け与えました。分けられたこの能力がいわゆる「巨人化能力」です。つまり、巨人化能力を持つものは、最大で9人しかいないことが明らかになりました。壁外にはたくさんの巨人が出てきますし、種類も多種多様ですが(奇行種など)、これは無知性の巨人「無垢の巨人」と呼ばれるものであり、巨人化能力を持っているものではないのです。
ユミルの呪いって?
「九つの巨人」を継承できるのは、ユミルの子孫であるエルディア人のみです。作中では別名で「ユミルの民」と呼ばれている人々です。ちなみに「九つの巨人」継承者は、継承からの寿命が13年となってしまいます。強大な力を手に入れる代償として寿命が定まってしまうのですが、これは始祖である「ユミル・フリッツ」が契約から13年で死んだことが由来です。これを、「ユミルの呪い」と呼んでいます。継承方法としては自分を捕食させるという方法をとるのですが、その前に死んでしまった場合には、巨人化能力は「ユミルの民」の新生児に、ランダムに継承されてしまいます。またこの「ユミルの呪い」からわかることとして、継承から13年で死んでしまうということは、エレンやアルミンなど巨人の能力を継承したキャラクターは、そう長生きは出来ないということになります。
無垢の巨人との具体的な違いは?
作中に大量に出てくる「無垢の巨人」と「九つの巨人」との違いは、まず「巨人化するまえに持っていた知性を維持することができること」と、「無垢の巨人にはない、固有の能力を持っていること」です。ちなみに後者の能力は「進撃の巨人」は持っていません。つまり、九つの巨人は基本的に、無垢の巨人よりも強いことが特徴です。
九つの巨人について、1つずつ紹介!
ここからは、「九つの巨人」について、1つずつ詳しく紹介していきます。巨人によってはまだまだ明かされていない情報の多いものもありますが、順番に見ていきましょう。
始祖の巨人
今回の記事のメインである始祖の巨人は、九つの巨人の中で最も強力な存在にして、全ての巨人の元締めでもあります。ユミルの民のすべてと、そこから派生した巨人を操ることができる能力を持ちますが、力を発揮できるのはユミル・フリッツの直系の子孫のみです。現在でいうところのレイス家ということになりますね。長年エルディア帝国を支配していましたが、100年前に145代目のフリッツ王が役目を放棄してしまい、北方の領土である「パラディ島」に三重の壁を造り引きこもってしまいました。(この三重の壁というのが、いわゆるウォールマリア、ローゼ、シーナのあの壁になります。)そこからはレイス家が引き継いでいましたが、グリシャがレイス家を襲撃し、当代の継承者であったフリーダを捕食し、能力を奪ってしまいます。さらにエレンに自分を捕食させる形で継承し、現在に至ります。
進撃の巨人
作品のタイトルにもなっている巨人ですよね。九つの巨人のうち、始祖以外で唯一マーレの手から逃れることができた巨人です。 他の巨人のように固有の能力はありませんでしたが、現在の継承者であるエレンはロッド・レイスの持っていた「ヨロイ」の瓶を飲み干し、硬質化の能力を得ました。
エレン・クルーガーからグリシャ、そしてエレンに引き継がれていますが、クルーガー曰く「いつの時代も、自由のために戦った巨人」であるということ。また継承者は次代に「自由を求める気質が強い者」を選ぶ傾向があります。まさにエレンにうってつけだったということがわかりますね。 エルディアが崩壊した後、大陸に残ったレジスタンスの間で秘密裏に継承されていました。しかしクルーガーが始祖の巨人の能力を奪うためにグリシャに継承し、グリシャは役目を果たしたあと、奪った始祖の巨人と一緒にこの「進撃の巨人」もエレンに託しました。
超大型巨人
「進撃の巨人」といえば!というような看板の巨人です。第1話から登場していましたが、実はその正体は同じ調査兵団のベルトルトでした。この巨人もまた、マーレの手に堕ちてしまったのです。その巨大な体で大抵の無垢の巨人を圧倒し、全身から熱風を吹き出すことができます。 「マーレの戦士」として壁内に侵攻しましたが、最終的に撃破されてしまい、ベルトルトは巨人となったアルミンに捕食され、力を奪われてしまいます。つまり現在この「超大型巨人」の継承者はアルミンです。
鎧の巨人
継承者はライナーブラウンですね。全身を硬直化させる能力を持ちます。彼もまた、マーレの手に堕ちてしまいました。
女型の巨人
マーレの手に堕ちた巨人です。巨人を呼び寄せる力と、硬直化の能力を持ちます。現在はアニが継承していますね。
獣の巨人
マーレの手に堕ちた巨人。長い腕を持った、巨大な猿のような見た目をしています。また特徴的なのですが、巨人の状態でも流暢にしゃべることができます。ちなみに調査兵団のミケ・ザカリアスは獣の巨人に捕食されてしまいました。そしてその際に、立体起動装置を持っていかれてしまっています。現在の継承者はジーク・イェーガーです。
顎の巨人
マーレの手に堕ちた巨人なのですが、物語が開始する直前に行方不明になってしまいました。名前の通り顎が特徴で、非常に硬いです。ちなみに硬質化能力よりも硬いとされています。継承者としてはマルセル・ガリアード→ユミル→ポルコ・ガリアードという流れです。
車力の巨人
マーレの手に堕ちた巨人であり、四足歩行ができるため起動が高いです。ちなみに壁内の人間からは「四足歩行型の巨人」と呼ばれています。現在の継承者はピークです。
戦鎚の巨人
これもまた、マーレの手に堕ちた巨人です。硬質化能力を持っていますが、鎧の巨人との違いは様々な武器、さらに巨人体そのものを作ることができるという点にあります。実戦ではこれらを使って戦うことができます。もとは旧エルディア帝国の貴族タイバー家当主ヴィリー・タイバーの妹が持っていた能力でしたが、現在はエレン・イェーガーに引き継がれています。
「座標」とは何?始祖の巨人とどう違う?
進撃の巨人の中でも重要なキーワードとして、「座標」というものが登場します。 これは『パラディ島』に巨人が集まってくる理由にもなるものです。「座標」とは「始祖の巨人」のことであり、別の呼び方をしていることになります。
ちなみに「始祖の巨人」というのはエルディア国側の呼び方であり、「座標」というのはマーレ国側の呼び方になります。呼び方を分けているのは意図的な仕掛けではないかとも言われていますが、とにかく「座標」と出てきたら「始祖の巨人」のことを指すと思って間違いありません。
座標を持っているのは誰?
マーレ国は、エルディア国に座標があると確信しています。座標を奪うために、パラディ島に大量に巨人を送り込んでいるのです。エルディア人は記憶操作をされており、壁外の人間は絶滅したと思いこんでいます。まさかマーレ国の人間が巨人を送り込んでるなどということは想像がつきませんよね。そして現在この「座標」を所持しているのは、主人公のエレンです。もともとエレンの父であるグリシャが持っていたものですが、エレンを巨人化させ、自信を捕食させるような形で息子に継承させました。物語の最初でエレンがグリシャから注射を打たれていましたが、巨人化の意味がありました。エレンは物語の中で何度も危機的な状況に陥りましたが、これは彼が座標を持っているからです。
始祖の巨人「座標」を狙うマーレの本当の思惑は?
物語が明かされていくに連れ、マーレ国の本当の狙いもわかってきました。座標は巨人を操る能力であるため、マーレはその能力が狙いなのだろうと考えられていましたが、実はそれだけではありませんでした。
巨人は「最強」というわけではない
歴史の中で大地の悪魔と契約したフリッツは、巨人の力で全地を支配しました。しかしそのあと、マーレ国が九つの巨人のうち、7つを奪ってしまいます。さらにエルディア国に戦争で勝ったため強国としてのぼりつめました。しかし戦争がこれまでの戦法では通じなくなってきたとき、マーレに敵対する国は、次々と近代的な軍備を拡大していき、ひいてはミサイル攻撃なども仕掛けてくるようになりました。マーレは巨人を操ることはできますが、巨人はあくまで人間の欲望を満たすための道具として使われるだけであり、最強というわけではありません。巨人以外の方法、具体的には近代的な軍備を急いで整えなくてはならなくなりました。
マーレには資源が少ない
軍備を整えるとなると、どうしても化石燃料が必要になります。しかし、マーレ国は大変資源に乏しい国であったため簡単にはいきません。そうした中で、パラディ島の地下には化石燃料がたくさん眠っているという情報が届いたのです。そこでパラディ島を支配するために、大量の巨人を送り込むことに決めました。支配するにあたって、座標を入手しないわけにはいかないということで、マーレは座標を狙っているのでした。
マーレの本当の狙いは、化石燃料だった!
つまりマーレ国はただ座標を欲しているわけではなく、本当の狙いは化石燃料であるということがわかりました。その過程で座標を奪うことが必須条件であるため、現在のような物語になっています。
始祖の巨人まとめ!
以上が、「進撃の巨人」に登場する、「始祖の巨人」についてのまとめでした。かなり奥が深い進撃の巨人の世界観ですが、この「始祖の巨人」についてもまだまだ謎が多く、さまざまな憶測が飛び交っているところです。アニメの新シリーズも好評放送中ということで、ますますエレンたちの活躍も期待されます。エレンたち率いる仲間がどう戦っていくのか、これからの展開も見逃せませんね。
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