ゴブリンスレイヤーの世界では、冒険者はランク付けを行われています。これは、受けることのできる依頼の種類や報酬も変わってくることから、冒険者の中では、かなり大切なランク付けである様子です。主人公のゴブリンスレイヤーは、ゴブリンをただひたすらに狩っているため、あまり興味がない様子ですが。今回は、そんな等級について紹介させていただきます。
目次
【ゴブリンスレイヤー】冒険者登録と等級について
出典: ゴブリンスレイヤー ©蝸牛くも・SBクリエイティブ/ゴブリンスレイヤー製作委員会
ゴブリンスレイヤーの世界では、ギルドににて冒険者登録を行うと簡単に冒険者になることができます。冒険者の中には文字が書けないものもいる様子ですが、さしあたっての試験というものはないようです。そこで簡単な冒険者としての説明を受けたのち、すぐに依頼をこなすことができる模様です。もちろん等級は一番下の白磁からとなります。他の街のギルドで登録した冒険者であっても、等級は一律で管理されていることから、共通の等級にてよその街でも依頼をこなすことができるようです。ただ、転属の手続き等はあるようです。
ペンダントが身分証明
出典: ゴブリンスレイヤー ©蝸牛くも・SBクリエイティブ/ゴブリンスレイヤー製作委員会
冒険者登録を済ますと、ADVENTURE'S GUILDと刻まれたペンダントが手渡されます。これは等級を一目でわかるようにしているものなのですが、身分証明書がわりでもあります。もし、依頼途中で死んでしまった際の、遺体の身元を証明する役割があるのです。第二次世界大戦中のアメリカもこのドッグタグと呼ばれる身分証明書を使用していましたね。映画プライベート・ライアンでもその様子は描かれております。
【ゴブリンスレイヤー】冒険者の等級一覧
出典: ゴブリンスレイヤー ©蝸牛くも・SBクリエイティブ/ゴブリンスレイヤー製作委員会
冒険者の等級は全部で十段階に別れています。下から、「白磁」「黒曜」「鋼鉄」「青玉」「翠玉」「紅玉」「銅」「銀」「金」「白金」となっています。駆け出し冒険者が白磁であり、ゴブリンの依頼をこなすのは主にこのランクの冒険者になっています。中堅と呼ばれる紅玉、翠玉、青玉。信用と実力を兼ね備えた銅、銀等級の冒険者。そして金等級の冒険者は国家規模の難解な任務に関わり、白金は史上数人しかいない伝説レベルのものとなっているために、街のギルドで依頼をこなす冒険者は基本的に、銀等級が最高位となっています。
【ゴブリンスレイヤー】ゴブリンスレイヤーは銀等級の冒険者
出典: ゴブリンスレイヤー ©蝸牛くも・SBクリエイティブ/ゴブリンスレイヤー製作委員会
主人公であるゴブリンスレイヤーは在野最上位とされる銀等級の冒険者です。ひたすらにゴブリンを狩り続けたことに銀等級まで上り詰めた、極めて異例な存在と言えるでしょう。ちなみに本人は等級についてあまり気にしていない様子です。ちなみに彼とパーティーを組んだ蜥蜴僧侶、妖精弓師、鉱人導士や、その他、槍使いも銀等級にあたります。在野最高位と言われる銀等級の集まったパーティーで、ゴブリンを狩るというのは、いやはや少し不思議にも感じてしまいます。
【ゴブリンスレイヤー】金等級の冒険者 剣の乙女
出典: ゴブリンスレイヤー ©蝸牛くも・SBクリエイティブ/ゴブリンスレイヤー製作委員会
本作で初めて登場した金等級の冒険者剣の乙女。伝説に導かれし勇者ではなく人のうちより現れた史上の存在です。今は至高神の大司教です。10年前に現れたデーモンロードを倒した金等級パーティの1人でした。実はそんな剣の乙女も昔、ゴブリンの被害にあった1人。神殿の地下に湧くゴブリンに恐怖しながら生活しているのでした。剣の乙女からの依頼であるゴブリン退治を成功させたゴブリンスレイヤーに、押したい申し上げております。という乙女らしいセリフを述べた冒険者でもあります。
【ゴブリンスレイヤー】等級を昇級するためには
出典: ゴブリンスレイヤー ©蝸牛くも・SBクリエイティブ/ゴブリンスレイヤー製作委員会
等級を昇級させるためには、組合に認定されないといけません。そのために昇級審査というものが存在し、昇級審査の基準としては、今までの報酬金額と貢献度、人格や信用も重視されるようになります。女神官は経験点と表現していましたが、貢献度は倒した魔物のランクによって加算されていくようです。ゴブリンスレイヤーも昇級試験の立会いをしたように、上位の等級の冒険者が下位の冒険者の昇級審査の立会いをする習わしがあるようですね。ちなみに立会人は、受付嬢も参加しているようです。
【ゴブリンスレイヤー】国と等級と冒険者
出典: ゴブリンスレイヤー ©蝸牛くも・SBクリエイティブ/ゴブリンスレイヤー製作委員会
国の主な難事を解決するのが金等級と白金等級の冒険者。しかし、そこまで人数が多くないようです。どんなに強力なゴブリンが出たとしても、どんなに数の多いゴブリンの集団が出たとしても、それは国家の難題とされることは基本的にない様子で、そう言った意味で、在野最高位の銀等級が街のギルドで重宝されていることも、うなづけます。国家の難事とされる事象とは、現在の所、デーモンロードの復活がそれに当たります。事実、デーモンロードの討伐を剣の乙女が過去行ったことや、妖精弓師たちがゴブリンスレイヤーに依頼を追ってきた際に、世界の混沌の解決を依頼しようとしているのではない、と言っていることから、明確に国家の難事と街の難事とは境界線があるようです。
【ゴブリンスレイヤー】冒険者の等級まとめ
出典: ゴブリンスレイヤー ©蝸牛くも・SBクリエイティブ/ゴブリンスレイヤー製作委員会
この物語の魅力となっている、ゴブリンの戦闘力という概念。街の青年でも力自慢であれば追い払える。しかし、徒党を組んだゴブリンたちに上位種が混ざっていると銀等級でも苦戦を強いられています。一概にゴブリンといっても固有種や上位種が存在しているようで、ゴブリンの集団によっても戦闘力も様々。一概にこの等級だとゴブリンの集団は問題ないと言えない部分もあり、この設定が現実味を増し、物語をよりスリリングなものにしているように感じます。