25年以上の連載を続けるジョジョの奇妙な冒険シリーズ。現在ではウルトラジャンプにて「ジョジョリオン」が連載されており、人気を博しています。そんなジョジョの奇妙な冒険シリーズの中でも特に人気で今もファンの多いシリーズと言えばスタンドという概念が加わった第3部のスターダストクルセイダーズです。今回はそんなジョジョの奇妙な冒険第3部における主人公の空条承太郎の魅力を紹介していきます。
空条承太郎が登場するジョジョの奇妙な冒険第3部スターダストクルセイダーズとは
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
まず、ジョジョの奇妙な冒険第3部スターダストクルセイダーズとはジョジョのシリーズの中でも屈指の人気を誇っていて、ジョジョシリーズを代表する部です。人気の秘密は主人公である空条承太郎の魅力や他のメンバーの魅力も大きいですが、スタンドという超能力を具現化した守護霊の様な存在を出して戦う迫力のある戦いです。
空条承太郎が登場するジョジョの奇妙な冒険第3部スターダストクルセイダーズのあらすじ
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
ジョジョの奇妙な冒険第3部スターダストクルセイダーズのあらすじは高校生である主人公、空条承太郎はスタンドと呼ばれる力に目覚めます。しかし、それはディオという空条承太郎と血のつながった吸血鬼が目覚めた証でもありました。ディオが目覚めたことで承太郎やジョセフはスタンドという能力に目覚めますが、承太郎の母親は苦しみ倒れ込みます。そして、承太郎は母親を救うためにエジプトまで仲間と共にディオを倒しに行きます。
空条承太郎とは
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
空条承太郎はジョジョの奇妙な冒険第3部に登場するジョースター家の血を継ぐ主人公です。第2部の主人公であったジョセフ・ジョースターの孫にあたり非常に大きな体格と整った濃いめの顔立ちをしています。常に学ランを着ており学帽は敗れているのか後ろ側からは髪が飛び出ているのが特徴です。
空条承太郎の性格その1
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
空条承太郎は普段は冷静で落ち着いた性格の持ち主です。幼いころは素直で母親にも優しかったのですが後に表向きは不良のようなそぶりを見せています。しかし、母親が倒れると母親を治すためにエジプトへ向かう覚悟をするなど優しさと漢気を兼ね備えています。
また、友達やジョセフのために体を張るなど仲間思いな一面もあります。
空条承太郎の性格その２
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
空条承太郎は非常に負けず嫌いです。敵によってやられたことなどは根に持ち、後に数倍返しで仕返しをします。作中ではイエローテンパランスというスタンド使いにこき使われた時はメモ帳に貸しとして書きつけておいて仲間の安全が確保されたとなるとオラオララッシュで敵をぶちのめしました。
空条承太郎の口癖
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
空条承太郎の口癖は「やれやれだぜ」です。この口癖は主に敵を倒した時に言うものですが、なにかめんどくさいことが起こった時などにも使用しています。「やれやれだぜ」という言葉だけで空条承太郎の性格であるクールな一面とそれでも仲間はほっとかないやさしさ。さらにはどんな状況でも敵を倒す信念の強さなどが表されています。
空条承太郎のスタンド
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
空条承太郎はスタンド使いです。スタンドの名前はスタープラチナと言い、人型のスタンドです。さらに近距離パワー型のスタンドであり、射程距離が短い反面パワーが強く非常にバトルに特化したスタンドです。精密性にも長けていて花京院典明に植え付けられた肉の芽を取り除くなどの人間ではできないようなこともやっています。
空条承太郎のスタンド「スタープラチナ」の能力
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
空条承太郎のスタンドであるスタープラチナは戦闘能力が高くバランスのある強さの他にさらなる能力があります。それは時を止めることです。この能力は敵であるディオのスタンド「ザ・ワールド」の能力でもありますが、同系統のスタンドだったことから途中で時を止める能力を身に着けています。最初は時を止める時間は2秒が精一杯でしたが、全盛期時代は5秒止めることができるようになっています。
空条承太郎は出演回数が多い
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
ジョジョの奇妙な冒険の特徴として部が変わるごとに主人公や物語が大きく変わります。そんな中で空条承太郎は第3部「スターダストクルセイダーズ」に登場して以降、第4部「ダイヤモンドは砕けない」、第5部「黄金の風」、第6部「ストーンオーシャンズ」と声だけの出演などもありますが連続して登場しています。なので、ジョジョの奇妙な冒険の中でもいろんな年代が見れるキャラクターでもあります。
第3部「スターダストクルセイダーズ」での空条承太郎
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
第3部「スターダストクルセイダーズ」に登場した時の空条承太郎はまだ高校生であり、この部での主人公でした。先ほども紹介しましたが常に学ランを着ており、学帽をかぶっているのがトレードマークです。このころから落ち着いた性格ではありますが怒ることも多く、学生の若さもあります。しかし、この時からスタンドバトルと精神力は強く非常に強いスタンド使いです。
第4部「ダイヤモンドは砕けない」での空条承太郎
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
第4部「ダイヤモンドは砕けない」に登場した空条承太郎は高校を卒業いて28歳となってこの時の主人公である東方仗助の前に姿を現しています。白いコートと白い帽子をかぶっているのが特徴でありますが見た目はほとんど変化ありません。海洋学者でもあり、ヒトデについての論文で博士号を取得しています。またこの時はまだ判明していませんが、アメリカ人の女性と結婚して娘が生まれています。
第4部「ダイヤモンドは砕けない」での空条承太郎その2
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
第4部「ダイヤモンドは砕けない」に登場した時の空条承太郎は第3部の時に比べるとより冷静で洞察力もさらに鋭くなっています。その証拠にスタンド能力を身につけたネズミを倒す時にフンだけで状態を把握したり、足跡でどこに行くのか推測するなどの芸当を見せています。さらに広瀬康一や東方仗助にアドバイスや忠告をするなどの冷静さと指導力、失敗をカバーする力などがより強化されていました。
第5部「黄金の風」での空条承太郎
第5部「黄金の風」での空条承太郎は主に電話越しでだけの登場です。第4部で知り合うことになった広瀬康一にジョルノ・ジョバーナという青年の素性を調べるように依頼してイタリアに飛んでもらい、そこから広瀬康一の電話に出ています。このころは特にスピードワゴン財団と密接にかかわっており、ディオについてやスタンド能力が宿る弓矢についても研究しています。
第6部「ストーンオーシャンズ」での空条承太郎
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
第6部「ストーンオーシャンズ」での空条承太郎はすでに41歳になっています。見た目的には大人っぽくはなっていますがほとんど変わっておらず、黒い帽子とコートを着ています。スピードワゴン財団と密接に関わっており、スピードワゴン財団の人間からは「博士」と呼ばれています。作中では投獄された徐倫を救い出す為にグリーンドルフィン刑務所に訪れています。
第6部「ストーンオーシャンズ」での空条承太郎その2
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
第6部「ストーンオーシャンズ」での空条承太郎はホワイトスネイクというスタンド能力によってに記憶とスタンド能力をDISCにされて仮死状態となっています。
その後は娘の奮闘の結果意識を取り戻し、ディオの友人であったプッチ神父と対戦しています。ちなみにこの時は時を止めることができるのは5秒まで増えています。
空条承太郎の魅力
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
空条承太郎の魅力はやはりその強さとかっこよさではないでしょうか。立っているだけで立ち振る舞いがかっこよく強そうな印象を与えます。さらに口数は少なくやるべきことをやるという男らしさもあり、男性読者にも女性読者にも人気があります。第3部の最後ではディオを倒した後に「…DIO…たったひとつの単純な答えだ…『てめーは俺を怒らせた」というセリフは誰もが感動したのではないでしょうか。今回はジョジョの奇妙な冒険シリーズに登場する主人公の中でもトップクラスに人気のある空条承太郎の魅力について紹介しました。空条承太郎は男の中の男というような非常にかっこいいキャラクターです。最近の漫画にはこういったハードボイルドな寡黙にかっこいいことを淡々とやり遂げるタイプの主人公というのは少ないのである意味では新鮮に感じる人もいるかもしれません。
ジョジョの奇妙な冒険には空条承太郎のようなかっこいいキャラクターが非常に多いことからここまで長年多くのファンに愛されているのだと思います。まだ読んだことがない人はこれを機に一度読んでみてはいかがでしょうか。時代に流されない不朽の名作なので損はありません。
