石田スイのデビュー作。現代の東京を舞台に、人の姿をしながら人肉を喰らうことで生きる「喰種」(グール)をテーマにした作品。コンセプトはダーク・ファンタジーとなっているが、サイエンス・ファンタジーの要素もある。
目次
【ノロ】のプロフィール
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
巨大な口の描かれたマスクがインパクトのある喰種で、アオギリの樹の幹部をつとめている。 赫子は環形動物のような独特の形状をしている。また、四方蓮示により胴体を真っ二つに切断されても瞬時に再生するなど、驚異的な再生力を持つ。
驚異の再生能力がノロの強さ
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
ノロの特徴は高い再生能力です。複数の捜査官での対処が必要なグールで、捜査官が設定するランクで最高ランクのSS以上とされています。一般的な喰種にも再生能力は備わっていますが、ノロの再生能力は桁外れで、胴体が吹き飛ばされても傷口から現れる赫子(かぐね)で繋ぎ合わせ、即座に修復できます。しかし、必ず敵を倒すわけではなく、持ち歩いている時計のタイマーがなるとすぐに立ち去ってしまうのも謎の一つです。
マスクの中の素顔とは?
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
『東京喰種:re』から本格的に登場したノロは、二等捜査官のシラズの一層射撃によって致命傷を負い、再生する前に一等捜査官・ウリエの攻撃によって死亡します。その後、マスクが外れ顔が見えると、その顔はすでに白骨化していました。この事から、すでに肉体は死んでいたが骨だけで生かされていたのではないかと予想が出ています。
正体予想!その1
Rc細胞とはグールに特殊能力を与える細胞の事で、これで作られたものがRc細胞壁という肉の壁です。養分を与えれば自己繁殖、自己再生を繰り返すため、この技術を応用して作られた事からノロに驚異的な再生能力が備わっているのでは?という予想が出ました。
正体予想その2 正体はニコ?
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
ニコが持っている特殊能力は破壊された細胞を修復できるというものです。腹部を貫通する大怪我をしてもすぐに再生出来るほどの能力なので、ノロの正体はニコでは?と予想されていました。
正体予想その3 正体はロマ?
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
ロマが予想されたのは、おまけページでウタが読んだ俳句からです。「青い鳥 喉に声沿う ただ冷えろ」をカタカナにすると「アオイトリノドニコエソウタダヒエロ」。これを登場人物の名前に置き換えると「アオ、イトリ、ノド、ニコ、宗太がピエロ」となります。事実、アオ・イトリ・ノド・ニコは目的不明の組織・ピエロだと判明したものの、この俳句の中にロマの名前がないことから、ロマ=ノロなのでは?という予想でした。
正体は「ノロイ」
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
上記の通り、様々な予想が出たノロの正体。『東京喰種:re』の55話にてついに判明しました。彼の正体は24区に住む”ノロイ”というグールでした。経緯は55話冒頭のノロの回想です。24区の通路にて、喫茶店あんていくで”吉村”という名前で店長をしている功善とノロイの会話があり、赤ちゃんに対して明るく挨拶をするノロイ、そして回想が終わり背景にノロの仮面と骸骨の頭部が描かれており、ノロイ=ノロという事が判明したのです。
ノロはエトの育ての親だった!
アオギリの樹の幹部の1人で全身に包帯を巻いた小柄な女性のエト。功善と人間の憂那との間に生まれたエトは、危険がが及ばない為に24区に預けられた、と言っていました、その預け先がノロイだったのです。ノロがエトのそばにいたのも、死ぬ間際「エト、先に逝くぞ」といったのも育ての親だったからでは、とファンは予想しています。
未だに残る謎の数々
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
ノロがなぜ、タイマーを気にしているのか。白骨化の理由。功善との関係などまだまだ多くの謎が残されています。そして、ノロイの出身の24区はRc細胞壁に覆われた迷宮です。ノロの正体が判明した事をきっかけに24区の謎が少しずつ明らかになるのではないかと、ファンは期待しています。
【ナキ】のプロフィール
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
誕生日:1月28日
星座:みずがめ座
血液型:B型
身長:173cm
体重:65㎏
足のサイズ:26.0
好きなもの:拷問、マフィア映画、おつかい
尊敬する人:ヤモリ(神アニキ)
赫子:甲赫
CV:下野紘
ナキの概要
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
元13区のS級喰種。甲赫。23区の喰種収容所(コクリア)に収容されていたが、「アオギリの樹」のコクリア襲撃の際に脱走した。涙脆い性格でヤモリに心酔しており、彼をかばって収容されていた。また、ヤモリのことを「神アニキ」と呼ぶ。
ナキの性格
頭はあまりよくないが、仲間を身を挺して守るなど真っ直ぐな信念を持つ。脱走後は、部下の双子喰種ガギ&グゲと共に「アオギリの樹」のメンバーとして嘉納教授を探しつつ、ヤモリの仇敵にあたるカネキを討つことを目的にする。
東京喰種√Aでのナキ
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
コクリアへ収容される前の護送中に車から脱走。カネキがヤモリの仇とは知らずに出会い、彼から「ヤモリ」の文字を教えて貰った事で良い奴と認識している。(ヤモリを共食いした噂はアオギリの樹の一般兵の耳にも入っており、ナキ自身が知っているかは不明である)
東京喰種:reでのナキ
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
人間オークション編から登場。ヤモリ一門の承正やホオグロから「アニキ」と呼ばれ慕われている。 ミザから注意されているにも関わらず敵に突っ込んでいったりと性格や頭脳は変わっていない。
ナキの成長
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
しかし、流島編では亡くなった仲間を一人一人偲んでいたり、傷を負いながらも「あの世で兄貴に誇れる最後がいい!」 と言って戦うなど成長している部分も見られる。アオギリの樹壊滅後は、ミザ達と黒山羊に入る。
ヤモリの面影を引き継ぐ金木に対して・・・
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
しかし、カネキがヤモリを殺した相手だと気づき激怒し、カネキに戦いを仕掛ける。その結果は、皮肉にもヤモリと同じく足を掴まれてからの回し蹴りを食らっての敗北だった。(ただしヤモリはこれを食らって負けたわけではない。)その後、カネキの中にヤモリの赫子を見出し忠誠を誓う。
仲間の為に自己犠牲も厭わない
24区に移ったときには、カネキに教育を受け語彙力が格段に上がった。(ただし月山の名前は間違えていた。)襲撃された際には、部下やミザと共に非戦闘員を逃がすために捜査官達と戦闘。逃し終えた後も時間を稼ぐためにボロボロになりながらも戦い続けた。
ナキの最後
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
その後、死んだあとにヤモリと何を話すかを考えながら亡くなった。ちなみにヤモリの弟分の多くは人差し指以外の指を鳴らす癖がある(単行本の表紙でナキは指を曲げて鳴らす動作をしているが、単にヤモリのマネなのか癖であるのかは今のところ不明)。 また、ミザからは好意を寄せられていたが本人はまったく気づいていなかった。
【瓶兄弟】プロフィール
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
アオギリの樹に所属する喰種で、2人ともマスクを付けている。メンバーの中では比較的穏健な性格をしている。喰種対策局からは「しっぽブラザーズ」の呼称がつけられており、連携攻撃を得意とする。「隻眼の王」に忠誠を誓っており、アオギリの思想に心酔している。共に亜門鋼太朗の手によってあっさり死亡した。
瓶兄弟の赫子
赫子は尾赫。彼らの赫子は後に破損した亜門のドウジマの修理・強化の際に組み込まれキメラクインケとなった。
【アオギリの樹】とは?
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
強力な喰種「隻眼の王」の下に集った好戦的な喰種たち。力によって弱い喰種や人間を支配するという思想を持ち、上位メンバーには喰種捜査官が束になっても適わない強者も複数含まれる。CCGを11区に陽動させ、タタラ、エトを含む本隊と共に23区の喰種収容所を襲撃した。
アオギリの樹の脅威
人間にも協力者がいる。「梟討伐作戦」にて重傷を負った喰種捜査官を大量に連れ去り、カネキのような半喰種を作り出していると思われる。続編の『東京喰種:re』では、その勢力はどんどん増しており、一般市民にまで脅威が伝わっている。 人間社会に潜んでいる"喰種"を雇い、人間社会で立場が悪くなれば組織に引き入れ戦力を増強するという方法で組織を巨大化させている。
【まとめ】
最後までご欄頂きありがとうございます!巨大組織「アオギリの樹」をご紹介させて頂きました!この組織も作品内で非常に重要なポジションであり、金木研に深く関わっているメンバーが多く、今後の動向に注目です!