2022年7月よりアニメが放送される「それでも歩は寄せてくる」。2019年から週刊少年マガジンで連載が開始され、4年目を迎えた本作ですが、主人公とメインヒロインがメインな事もあり、意外にも登場人物は少なめ。そこで今回は、原作に登場したキャラクターを全て紹介していきます！
目次
田中 歩（たなか あゆむ）
本作の主人公。将棋部（仮）に入部するのですが、将棋については全くの初心者。中学時代は「風林火山の山」「不動の田中」という二つ名で有名なほど剣道に打ち込んでいたのですが、入学時に部員の勧誘をしていたうるしに一目ぼれして将棋部へ入部しました。（この行動が後々面倒を起こすのですが……）いつも鋭い目つきをしており、表情は基本的に無表情。何を考えているのか読みづらい表情をしています。とにかくうるしが好きだという事を前面に出しており、物語開始早々からうるしに気持ちを見透かされているのですが、「将棋で勝ってから告白する」という決意を固めているため、何が何でも好きだという事を認めようとしません。
八乙女 うるし（やおとめ うるし）
本作のヒロイン。歩より1学年上の先輩ですが、いつも歩に攻められて受けに回り、照れて赤面してしまいます。口癖は照れてしまった時、咄嗟に出てしまう「んぁっ！」という言葉。中学2年生の時から全く伸びない149㎝の身長にコンプレックスを持っており、突然牛乳を飲み始める事も。ちなみに身体測定では149㎝だったはずなのですが、歩が身長を測ると147㎝という衝撃の事実が……（本人には150㎝と告げる事にしました）身長だけでなく、身体が異常に硬い事も発覚しています。将棋とは子供の頃からの付き合いで、その腕前は歩が一度も勝てないほど（歩が勝つときは最終回だと思いますが）後に入部する後輩の凜も圧倒しています。歩が自分の事を好きだと確信しており、歩が友達に頼まれてラブレターの返事を書いている時は、「OKの返事」という言葉を聞いて絶望的な顔をしていました。恋愛話に対しては攻めも受けも最弱のキャラとなっています。
角竜 タケル（かくりゅう タケル）
歩の幼馴染で中学までは同じ剣道部に所属。「山」の歩に対し、「火」の二つ名でよばれる事もあったようです。同じく付き合いの長い桜子とは一緒にいる事が多く、原作ではだいたい2人セットで登場します。頼まれれば断らない漢気のある性格で、歩に頼まれて将棋部の幽霊部員として入部。最初は真面目に将棋部へ通うつもりでしたが、桜子と放課後一緒に帰れなくなるので断念しました。桜子の事が好きなのですが、桜子に「好きな人はいないのか」と尋ねると「好きな人はいない」と即答され、なかなか自分の想いを伝えられずにいます。将棋については基本的に素人ではありますが、ある程度の知識は持っているようでした。
御影 桜子（みかげ さくらこ）
タケルといつも一緒にいる女の子で、どちらかというと口数は少なめ。5円玉を使った古典的な催眠術を得意としており、タケルをいつも思い通りに動かしています。（催眠術の才能があるのか、タケルがかかりやすい体質なのかは不明）タケルが将棋部へ入るか迷っていた時は「入部してあげなよ」と後押し（催眠術で無理やり）したのですが、タケルから一緒に入ろうと言われた時は「そういうの入らない主義なので」と断わっています。また、無理やり将棋部へ入部させた割には「一緒に帰れなくなるから」という理由で「将棋部に行っちゃダメだよ」と言っており、本人に自覚があるのか分かりませんが、タケルに好意を抱いているような言動や行動をとる事が多々あります。
マキ
うるしの友人で苗字は紹介されておらず、「マキ」という名前だけが分かっている女の子。うるしよりは1枚も2枚も大人で、うるしも美人と認める正真正銘の美人。とにかく恋バナや恋愛関係の話しが大好きで、うるしと歩の関係には興味津々。うるしと歩の気持ちにも当然気付いており、関係をからかってみたり、2人を引っ付けようとアシストする事もよくあります。余談ですが、作者の作品には基本的に胸の無い子供っぽいキャラが多く、本作のヒロインたちも例のごとく「平たい胸」が目立つのですが、マキは珍しく巨乳キャラとなっています。
香川 凛（かがわ りん）
中学時代の歩の後輩で剣道少女。かつて剣道で圧倒的な強さを誇っていた歩に憧れ、高校でも当然剣道部に入部していると思っていたのですが、将棋部に入部した事を知って激怒。自分が勝てば剣道部に戻るという事を条件に、歩の進退をかけて剣道で決闘を申し込みます。結果は負けてしまい、凜のルールにより自分も将棋部へ入部する事に。子供の頃に将棋を習っていた事もあり、将棋の腕前は歩以上です。非常に上下関係に厳しい性格で、目上の先輩に対しては絶対服従がモットー。中学時代は歩たちのパシリを買ってい出ていました。しかしその反面自分より弱い相手は見下すところもあり、将棋で勝利した田中先輩と角竜先輩に対して「田中さん」「角竜さん」と格下げしています。逆に将棋で敗北したうるしに対しては尊敬し、「八乙女先輩」から「部長」に格上げしています。
店長
うるしがむかしから通っているお好み焼き屋の店長で、名前は特になし。うるしのおじいちゃんとは腐れ縁の仲だったようです。うるし曰く「人相と口が悪いだけ」で良い人。将棋をしようとするうるしを見て、「店を将棋のたまり場にされてたまったもんじゃない」と愚痴を言っており、「食ったらすぐ帰れ」と言いだす始末。しかし「食べている間は将棋を打ってもいい」と言いながら、超巨大なお好み焼きを置いていくツンデレっぷりを披露しています。ちなみに凜も店を訪れた事があり、その際も「邪魔だから食ったらすぐ帰れ」と言うのですが、出された超巨大お好み焼きを凜がすぐに食べきってしまい、本当に「邪魔になるから」と帰って行った際には、「いや、別にあれは……」と困った表情を浮かべていました。
「それでも歩は寄せてくる」登場人物まとめ
ここまで本作に登場するキャラを紹介してきましたがいかがだったでしょうか？うるしも可愛いのですが、個人的にお気に入りなのは桜子のエピソード。みなさんはどのキャラのどのエピソードが好きでしたか？
