惑星のさみだれは2005年~2010年にかけてヤングキングアワーズにて連載されていた作品で、連載終了から12年後の2022年よりアニメ化が決定した作品です!知名度的には知る人ぞ知る名作といった感じの本作ですが、その世界観や人間模様、壮大でありながら身近さも感じる物語は高い評価を得ています。そんな惑星のさみだれの作者である水上悟志先生について紹介していきたいと思います!
目次
水上悟志先生の来歴を紹介!
(ご報告)
「惑星のさみだれ」
2022年夏・アニメ化決定!
詳細は公式HPにて順次。#惑星のさみだれhttps://t.co/YNogJdqj01 pic.twitter.com/ie0rbqtFuK— 水上悟志 (@nekogaeru) January 24, 2022
1980年2月20日生まれ、大阪府出身。2002年に第2回ヤングキングアワーズ新人賞受賞作の『弥一郎』が掲載されデビュー。同年に『散人左道』で連載デビュー。その後、2005年~2010年まで『惑星のさみだれ』を連載し高い評価を得ます。その後は月刊コミックブレイドにて『戦国妖狐』を連載、2018年にはアニメ『プラネット・ウィズ』の原作、シリーズ構成および同作の漫画版の連載を開始し、現在も連載中です。
水上悟志先生の作品ってどんな作風?
独特な設定と世界観、緩く笑えてほのぼのする日常パートからシリアスで緊張感・躍動感のある非日常への移り変わりを表現した作風が特徴的。シリアスなシーンに唐突なギャグシーンを盛り込んだりといろんな意味で躍動感に溢れています。登場人物は老若男女を含め、宇宙人や意思疎通の出来る動物たちなど、様々な境遇や性格を持ったキャラクターが群像劇で表現されるのも特徴です。家族や別世代のキャラクターの交流や衝突など、それぞれのキャラクターが自分で考え行動する過程で、泣けたり笑えたり、熱くなれたりするシーンも多く、魂のこもった名言も多いです!
妖怪とかロボットとかカエルとか好きな水上悟志先生
作中で意思疎通の出来る動物たちがよく登場するうえ、自身のツイッターのアバターもカエルです。惑星のさみだれでは主人公たちのパートナーとなる指輪の騎士たちはみんな動物です。戦国妖狐では妖怪の類が登場し、『プラネット・ウィズ』ではロボットに乗り込みます。総じて人間のみならず、動物や無機物なども物語の中に登場し、作品を盛り上げてくれます。
絵がへたくそと言われがちだった水上先生、現在は?
壮大な設定や世界観、心温まる物語だったり、メンタルブレイクするような人間模様を描き出す水上先生ですが、画力が追いついていないと言われがちな作家でもありました。というかインタビューでは自分自身で絵がへたくそだとネタにしているほどです。惑星のさみだれも一巻の時点では確かに画力が足りていないと言われても否定は出来ませんが、連載後期では画力も向上し、次回作以降では目を見張るほど画力が上がっており、壮大な物語にふさわしいものとなっています。
アニメ『プラネット・ウィズ』では原作、シリーズ構成などを担当!
2018年に放送されたアニメ、『プラネット・ウィズ』では原作、シリーズ構成を担当しており、その原案は1074ページにも及ぶネームだったそうです。また、同作の漫画も連載しており、現在もヤングキングアワーズにて連載中です。また、7月から放送される『惑星のさみだれ』でもシリーズ構成を担当しています。
注意!水上悟志先生はボーダー隊員の水上敏志ではない!
おれがエゴサすると、ワールドトリガーの水上敏志の活躍がなんとなく伝わってくる…誤字勢ツイートからだけなので完全にはわからんが…がんばれ…いっぱい暴れてくれ…
— 水上悟志 (@nekogaeru) April 4, 2022
みずかみさとしの名前で検索すると、惑星のさみだれの水上悟志先生の他に、水上敏志という名前が出てきます。これは現在、ジャンプSQで連載されアニメも絶好調の漫画『ワールドトリガー』に登場するキャラクターです。そのことを水上先生自身がツイッターで言及しています。
ワールドトリガーに登場する『水上敏志』
ワールドトリガーに登場する組織、ボーダーのB級4位生駒隊の隊員。ポジションはシューターで出身は大阪府。他のメンバーと同様に関西弁で喋り、天然なところのある生駒のツッコミ役となっています。隊長の生駒が前線でバリバリに動いて活躍するタイプであることから、隊の実質的な指揮官として活躍し、その活躍を評価されています。そういえば、さみだれの作者の水上悟志先生も大阪府出身で、惑星のさみだれにもワールドトリガーのような連携して戦うシーンが結構あります。もしかすると、名前の由来はそうなのかもしれませんが、実際のところは分かりません。
水上悟志先生の代表作を紹介!その① 散人左道
水上先生のデビュー作。うさん臭い仙人のフブキが主人公のバトルありのコメディ作品。全2巻でいわゆる打ち切り漫画ですが、作者の独特な作風や嗜好はこの作品からも見て取れます。
散人左道のあらすじ
銀髪黒眉毛のちょっぴりうさん臭い仙人フブキは、左動黒月真君の名を継いだばかり。師匠のことづてで霊穴めぐりをしながら精霊や化生等の「隣人」「障り」から人々を助け、修行の旅を続けていたが………!?
水上悟志先生の代表作を紹介!その② 戦国妖狐
戦国時代を舞台に、妖狐のたまと人間の迅火が妖怪退治の旅をするというバトル作品。2008年から2016年まで連載され、全17巻。
戦国妖狐のあらすじ
永禄7年、人が闇を狩り、闇が人を襲う中で、手を取り合う人間と闇(かたわら)がいた…。武者修行中の武芸者・兵頭真介は世直し姉弟を名乗る妖狐・たまと仙道・山戸迅火に出会う。そんな折、闇と呼ばれる妖異が現れ、『精霊転化』という力を持つ迅火が戦いを始め…。妖狐・たまと仙道・迅火、二人の旅の先にあるものとは…!?
水上悟志先生の代表作を紹介!その③ プラネット・ウィズ
2018年に水上先生が原作、シリーズ構成を務めたロボットアニメ、および漫画。様々なキャラクターと独特の空気感がまさに作者のそれ。漫画版は現在7巻まで刊行されています。
プラネット・ウィズのあらすじ
「おれは、おれが味方したい人達の味方だ。そんだけだ!」過去の記憶を失いながらも、平穏に暮らしていた高校生・黒井宗矢。だがある日、世界は謎の巨大兵器「ネビュラウェポン」に突如襲われる。猫のような姿をした「先生」とゴスロリ姿の銀子と共に、宗矢は戦いに巻き込まれることになったが、なんと相手は人類を護る7人のヒーローの方だった!宗矢の記憶に隠された戦う理由とは?
【惑星のさみだれ】作者についてまとめ
惑星のさみだれの作者である水上悟志先生についてまとめてみました!惑星のさみだれは名作と言われながらも、知名度の高い作品ではありませんでした。しかし、その熱血とコメディ、そしてバトルを通した人間模様を独特に描いた本作はまぎれもなく名作で、読み終えたら心地よい満足感を覚える作品です!なので、アニメで動く本作は期待しかありません!作者様自身がアニメにも携わっているので、夏アニメ期待の一作品となりそうですね!