惑星のさみだれは２０２２年７月から放送される夏アニメの一作で、原作は２００５年から２０１０年から連載されていた漫画で、実に１２年越しにアニメ化することとなりました。全１０巻の作品ですが、心を揺さぶる独特な世界観や人間模様から呼んだあとの満足感はなんとも言えないものがあり、隠れた名作として知られている作品です。そんな惑星のさみだれはどんな作品なのか、また似ている作品はどんな作品があるかを紹介していきたいと思います！
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２０２２年夏アニメ、惑星のさみだれの概要紹介
『ヤングキングアワーズ』（少年画報社）にて２００５年より連載が開始され、２０１０年まで連載されていました。男子大学生の雨宮夕日と女子高生の朝比奈さみだれを中心に、地球を滅ぼそうとする魔法使いと戦いながら、様々な登場人物が戦いや日常を経て交流し、様々な想いを抱いていく群像劇的な作品です。作者の水上悟志先生の出世作にして、その読後感の爽快さから非常に高い評価を得ている作品です。
惑星のさみだれのストーリーあらすじ！
ごく普通の平凡大学生だった雨宮夕日は、ある日現れた喋るトカゲに「地球の危機」を救う協力を依頼される。拒否する間もなく獣の騎士団の一員となった夕日は、指輪の力で超能力・掌握領域が与えられるが、早くも敵に襲われてしまう。絶体絶命のその時、夕日を救ったのはなんとお隣に住む少女・さみだれだった。救世主の降臨と思いきや、実はさみだれは地球征服を企む魔王だった……。そのでたらめな強さと魔王的魅力に惹かれた夕日は彼女の下僕となり、彼女が望む別の思惑に加担する事になる。
惑星のさみだれはどんなジャンルの作品？
惑星のさみだれはジャンルで言えば、非日常系超能力バトルファンタジーとほのぼの系日常群像劇をかけ合わせたジャンルの作品です。主人公たち１２人の騎士たちと守るべき姫の１３人は、地球を破壊する装置、ビスケットハンマーによって地球を崩壊させようとする魔法使いを倒すため、その魔法使いが作り出した泥人魚たちと命がけの戦いをするバトルファンタジーであり、それぞれのキャラクターが思い思いに動き行動し日常を過ごしながら、他の登場人物に影響を与え合うという構図になっています。
主人公はひねくれもので歪んだ性格の大学生
主人公の雨宮夕日は酷い境遇から誰とも関わらない生活を余儀なくされていました。幼少期から受けた虐待のトラウマは、彼の性格を大いに歪めました。しかし、そんな彼もヒロインの朝比奈さみだれやその姉の氷雨、なんだかんだでよき兄貴分となるキャラも現れ、次第にトラウマと向き合い大きく人間として成長していきます。でも、変わるのは雨宮夕日だけではなく、夕日自身が他の登場人物に影響を与えていく、そんな部分が面白いです！
世代間の交流から、お互いに影響しあう群像劇！
本作では１２人の騎士たちが魔法使いの使役する泥人形と戦いを繰り広げます。でもその騎士の選考基準は性別も性格も世代もバラバラです。だから少年少女もいれば、青年もいて、成人した大人もいて、おっさんもいます。おっさんや大人は青年や少年たちを導きリーダーや師匠としての役割を果たし、青年は大人たちに影響されて成長していきます。少年少女たちはそんな青年たちを見て影響されていくそんな群像劇が繰り広げられます。勿論、同世代の登場人物も交流から互いに影響しあっていきます。そんな全ての世代や登場人物の家族たちと関わっていく物語は、壮大さすら感じさせてくれます。
笑いあり！涙あり！熱かったりと感情が忙しい名作！
惑星のさみだれは超能力バトルの作品ですが、戦闘シーンがない場面ではほのぼのした日常から笑えるギャグシーンが多く、笑えるシーンが多いです。でも、突如として訪れる戦闘シーンで緊張感のある場面に移行したりもします。中には悲しくて泣けるシーンもあれば、熱い展開も訪れます。それらのシーンは非常にメリハリがあって、笑える場面ではとことん笑えるし、ほのぼのするシーンではとことんほのぼのし、泣けるシーンではこれでもかというくらい泣かせてくる。それらが何の脈絡もなく訪れることもあり、とても感情が揺さぶられます。
惑星のさみだれに似てる作品は？その① 金色のガッシュ！
惑星のさみだれと類似していると思う作品はいくつか思いつきますが、絵柄に加えてシリアスとギャグのバランスと融合、そして似た雰囲気のバトルファンタジーという意味では、週刊少年サンデーにて連載されていた金色のガッシュ！が思いつきます。雰囲気は似ていますが、中身を読み進めていくとガッシュの方は、ガンガン突き進む熱血バトル的な展開なのに対して、さみだれの方はどこか神秘的で感情を揺さぶってくるような作品で本質的にはかなり別物だと思います。ガワだけはそっくり、中身は実は違うみたいな感じです。
惑星のさみだれに似てる作品は？その② GANTZ
２作目はヤングジャンプで連載されていたGANTZです。能力を与えられたプレイヤーが他のプレイヤーたちと共闘して、命がけの戦いに巻き込まれるという点で類似しています。時間が来ると強制的に戦闘に参加させられるという部分もそれっぽいです。GANTZはバリバリの青年誌連載の作品で、エログロありのド迫力の戦闘シーンや人間の醜さや絶望感などが段違いで、SFとファンタジーの違いもあります。
惑星のさみだれに似てる作品は？その③ 魔法少女まどか☆マギカ
３作目は２０１１年から放送されたアニメ、魔法少女まどか☆マギカです。胡散臭い動物に何でも一つ願い事を叶えてもらえる変わりに、魔法少女として強大な魔女と戦うという構図は惑星のさみだれの設定に酷似していると言えるでしょう。でも、さみだれの方は胡散臭い動物が共闘する相棒なのに対して、まどか☆マギカの方は全くそんなことはありません。惑星のさみだれの方は、願い事の設定が取って付けたようなものでそこまで重視されませんが、まどかの方はかなり重要です。最終的にかなり壮大な展開になることも共通していますが、そのベクトルはまったく別の方向に進んでいきます。実は作者の水上先生もまどかマギカの願い事については言及しておられます。
【惑星のさみだれ】作品紹介、似ている作品まとめ
惑星のさみだれの作品がどんな作品か、また似ている作品についてもまとめてみました！独特な世界観と雰囲気が癖になり、読後感のスゴイ作品なのでアニメ化が非常に楽しみな作品です！アニメ惑星のさみだれは２０２２年７月から放送開始です。
