4月から5期が放送されるヒロアカこと「僕のヒーローアカデミア」は、連載の方でも様々な事実が明らかになってきています。特に、今まで謎の多かった個性『ワン・フォー・オール』についても色んな事が分かってきました。今回は主人公の緑谷出久がオールマイトから受け継いだ物語のキーワード『ワン・フォー・オール』について紹介していきたいと思います!
目次
オールマイトの個性『ワン・フォー・オール』
ワン・フォー・オールは作中で長い間最強のヒーローとして君臨していたオールマイトの個性です。オールマイトが使う個性は肉体のブースト能力です。言ってしまえば応用の効かない究極の脳筋個性なのですが、その出力は桁違いです。あまりにも桁違いの出力で肉体を強化しているので、拳一つで天候を変えたりするほど。存在自体が犯罪の抑止力になると言われるほどの最強ヒーローで“平和の象徴”として君臨し続けていました。
オールマイトこと八木俊典の消耗
長い間最強のヒーローとして君臨し続けた『オールマイト』こと八木俊典は、物語が始まる5年前に宿敵である『オール・フォー・ワン』との戦いで内臓や呼吸器官に深刻なダメージを負い、後遺症により能力の使用を大きく制限されてしまい痩せこけた病人のような姿になってしまいます。その際にオール・フォー・ワンは倒されたはずでしたが、オール・フォー・ワンもまた大きな後遺症を残しながらも生きながらえていました。
八木俊典から緑谷出久に受け継がれる『ワン・フォー・オール』
究極の脳筋とも言えるオールマイトの個性ですが、その本質は『力をストックし、別の誰かに譲渡する』能力です。初代ワン・フォー・オールの能力者から受け継がれた能力は脈々と受け継がれてきました。さらに、受け継がれるたびに強くなっていくという性質も併せ持っており、継承を重ねるうちにその強さを増していく個性でした。ロマサガ2の皇帝のように世代を超えて強力になっていく個性だったのです。そして、ワン・フォー・オールは8代目のオールマイトから緑谷出久へと継承されます。
身を滅ぼすかもしれない『ワン・フォー・オール』
ワン・フォー・オールはそれまで継承してきた人々の想いの蓄積であり、能力の強度も継承者たちの蓄積です。それゆえに身体に強いる負担も非常に大きく、生半可な身体で100%の『ワン・フォー・オール』を扱おうとすれば身体そのものが壊れてしまいます。初期の出久もそのせいで幾度となく大怪我を負います。現在はその力をセーブすることで、ある程度ワン・フォー・オールを操ることができています。
教えてやれよオールマイト
出久は雄英の入学試験で能力を発動し、案の定大怪我を負ってしまいます。これは未熟な身体で能力を使おうとしたからであり、以後出久はその力をセーブすることで解決しようとします。ただ、そのことをオールマイトも知っていたハズですが、何故か教えてくれませんでした。命に関わることなので危険性や操り方を教えてもいいようなものですが教えてくれませんでした。考えられるのは、痛くなければ覚えないからorオールマイトは身体が出来上がった状態で受け継いだのでそういう経験をしなかったorオールマイトの継承した分だけ予想以上に能力の強度が上がっていたからだと考えられます。
ワン・フォー・オールのルーツはオール・フォー・ワン!?
ワン・フォー・オールのルーツは初代ワン・フォー・オール継承者ですが、その人物はヒロアカにおける最悪の敵にして元凶・黒幕とも言えるオール・フォー・ワンの弟です。オール・フォー・ワンは人類が個性を発現し始めた混乱の時代で『個性を奪って分け与える』能力を使い、敵対したものの個性を奪い望む者に個性を与えることで悪のカリスマとして君臨します。結果として人々は秩序を取り戻すも、それは裏社会を牛耳るオール・フォー・ワンの支配に他なりませんでした。
大河ドラマ『ワン・フォー・オール』
その支配に真っ向から立ち向かったのがオール・フォー・ワンの実の弟でした。個性も持たず虚弱体質だったオール・フォー・ワンは弟を思う兄によって無理矢理『力をストックする個性』を与えられます。しかし、彼には元々『個性を与える能力』を持っていたのです。単体では意味のないこの個性は前述の個性と混じり合い『力をストックし誰かに託す能力』へと変化します。その能力こそが彼の能力でした。その力は継承者たちに受け継がれ、長い時を経て力をストックし、オールマイトの時代についに一度はオール・フォーワンを倒すことに成功します。
『ワン・フォー・オール』は複数の個性を扱える能力!?
9代目の継承で『ワン・フォー・オール』は複数の個性を扱える能力だと判明します。その能力は過去の継承者たちが扱っていた個性で、実質出久は複数の個性を扱えるヒーローとなります。やっぱりロマサガ2じゃないか。しかし、それでも一筋縄ではいかず初めてその個性が発動した際には暴走して自分では制御できませんでした。何故その特性がオールマイトの時代ではなく、出久の時代に発動したのかは不明ですが、少なくともオールマイトにその素質が無かったからという訳ではなく、来るべき時が来たのが偶然出久のときだったと考えられます。一応、そのような描写があります。
俺の屍を越えてゆけ!ハイリスクな『ワン・フォー・オール』
出久が過去の継承者の個性を発動させたことや、出久が見た継承者たちのビジョンから色んな情報が分かってきています。元々、能力の強度が凄まじすぎて使用者の身体もぶっ壊してしまうワン・フォー・オールでしたが、その継承者たちには一部を除いてある特徴がありました。それはオールマイト以外が全員短命であることです。中には戦いの中志半ばで倒れたヒーローも存在しますが、それだけが短命の理由ではないことが判明します。
短命の呪い?
ワン・フォー・オールの継承者はオールマイトを除き、極めて短命であることが判明しています。4代目のオール・フォーワンの継承者である四ノ森避影はオールマイトに次いで長生きでしたが40歳の若さで亡くなっています。しかも、その原因は老衰。ワン・フォー・オールは極めて強力な個性ですが、元々個性を持った人物がそのワン・フォー・オールを使うと身体が耐え切れずに命を削り続ける個性だったのです。無個性のオールマイトや出久は図らずもその条件をクリアしていました。ワン・フォー・オールは無個性専用の個性だったのです。
現在判明している歴代ワン・フォー・オール継承者を紹介!
初代継承者
名前は不明ですが、オール・フォー・ワンの弟でありワン・フォー・オールの始祖となった人物。元々の個性は『個性を譲渡する力』でしたが、オール・フォー・ワンによって『個性をストックする力』を与えられたことにより『個性をストックし譲渡する力』に変わります。ロマサガ2の伝承法がイメージしやすいです。
二代目継承者
現時点では未登場。
三代目継承者
現時点では未登場。
四代目継承者・四ノ森避影
個性は危機感知。ワン・フォー・オールを受け継いだものの、オール・フォー・ワンは強くてまだ勝てないと感じた4代目継承者四ノ森避影は未来へ希望を託すために技を磨き続けていました。しかし、40歳という若さでこの世を去ります。
五代目継承者・万縄大悟郎(ラリアット)
スキンヘッドとゴーグルが特徴的な筋骨隆々の男性。個性は黒鞭。合同戦闘訓練時に暴走する形で発現します。心操の洗脳によって暴走はとまり、その後の精神世界にて出久と邂逅しアドバイスを送ります。
六代目継承者・煙
首が隠れるほどのコートを着込んだ黒髪の少年で、名前は煙。五代目の後輩らしい。
七代目継承者・志村菜奈
オールマイトの師であり、オール・フォー・ワンの後継者の志村天弧の祖母にあたる人物。明るく豪放磊落な性格の女性で、常に笑顔を絶やさない人物ですが、オール・フォー・ワンとの戦いで命を落とし、その意志をオールマイトへ継承します。個性は浮遊。人格者でヒーローの鑑とも言える人物でしたが、それゆえに危険な環境から息子を遠ざけます。そのことは後に最悪の結果を招くことになってしまいます。
八代目継承者・八木俊典(オールマイト)
ワン・フォー・オールを受け継ぎ、存在自体が抑止力となる平和の象徴と呼ばれるまでに上り詰めた最強のNO1ヒーロー。その力で一度はオール・フォー・ワンを倒すという悲願を達成するも実は止めは刺せていませんでした。しかし、その戦いで両者は深い後遺症を残すことになり、未来を後進に託すことになります。無個性。
九代目継承者・緑谷出久(デク)
ヒロアカの主人公。オールマイトや爆豪勝己のようなヒーローに強い憧れを持っていたものの、個性を持っていなかったがためにスタートラインにすら立てなかった少年。しかし、無個性でありながら強大な敵と立ち向かう勇気をオールマイトに見いだされたこと、先の戦いで消耗したオールマイトが後継者を探していたこともあり、ワン・フォー・オールの後継者となります。
【僕のヒーローアカデミア】ワン・フォー・オールまとめ
ヒロアカ主人公のデクの個性であり、謎の多かったワン・フォー・オールという個性ですが、最近になってその謎がだんだんと紐解かれてきました!しかし、まだまだ謎の多いキーワードですが、今後ストーリーに間違いなく絡んでくると思うので非常に楽しみですね!