2016年に錚々たるスタッフが集結し、見事に大人気アニメとなったのが「甲鉄城のカバネリ」です。不死の怪物カバネとの戦いと、人々の苦悩や思いを描いたSFアニメです。今回はそんな「甲鉄城のカバネリ」に登場する6つの駅について、詳しく解説していきますね。それぞれの特徴や出来事を中心にお伝えします。これさえ読めばあなたも甲鉄城マニアです!
駅とは?
砦
「甲鉄城のカバネリ」での駅とは、城壁に囲まれた対カバネ仕様の駅です。甲鉄城を始め、さまざまな駿城(はやじろ)が行きかう場所で、ここで物資やガソリンを入れたりして生活が保たれています。また、駅の周りには集落があり、沢山の人間が生活しています。1つの駅には1人惣領がおり、その駅と周辺を治めています。1つの国のように考えると分かりやすいかもしれません。
ロンドンの駅
駅に入ると、そこは精密に作られた広い空間が広がっています。イメージにされた駅がロンドンの駅です。半円の形をしたているところなんかとても似ていますよね。そこに少し手を加えて、「甲鉄城のカバネリ」らしく少し冷たい感じに仕上がっています。駅に着くと検問があり、カバネがいないかの確認と、カバネの疑いのある人物はウイルスが回りカバネ化する3日間の間独房のようなところへ入れられます。1人でもカバネが入ると、駅は壊滅するのです。
6つの駅紹介① 顕金駅
始まりの駅
まずは顕金駅(あらがねえき)です。主人公である生駒(いこま)が住む駅で、初めてヒロインの無名(むめい)と出会う、始まりの駅と言ってもいいでしょう。ここから「甲鉄城のカバネリ」が始まりました。城壁の周りには深い湖に囲まれた、とても賑やかな駅であり集落でした。お城も見えますね!
カバネ襲来
カバネに襲われ乗組員全員がカバネ化した、駿城である扶桑城(ふそうじょう)が、スピードを下げずに顕金駅に突っ込みます。ここからカバネが顕金駅に流入し、一気に廃駅となりました。しかしその事件があったからこそ無名に出会えたのかもしれません。因みに扶桑城は甲鉄城の後に、最終目的地である金剛郭(こんごうかく)に着く予定でした。
四方川家
顕金駅は四方川家(よもかわけ)が治めていた駅でした。当主・四方川堅将(よもかわ けんしょう)が逃げる際にカバネ化し、甲鉄城にひき殺されることになります。その後を継いだのが、17歳の娘である四方川菖蒲(よもかわ あやめ)です。急死した父への悲しみを堪えて、甲鉄城のリーダーとして今後奮起することになります。因みに堅将はカバネが襲来した際に、顕金駅を放棄することを決め、誰よりも先に逃げようとしたんですよね。悲痛な運命でもあります。
6つの駅紹介② 八代駅
廃駅
こちらが八代駅(やしろえき)です。甲鉄城が到着した際にはすでに廃駅となっており、警笛を鳴らしても反応がありませんでした。しかし、狼煙(のろし)が上がっていることから、生存者がいると判断します。そこで救助に行こうと提案した菖蒲の命により、再びカバネに挑むことになります。カバネの威力が分かるシーンですね。
生存者
生存者を見事救出した甲鉄城の一行でしたが、生存者の中には榎久(えのく)という、元狩方衆(かりかたしゅう)の男がいました。と、いうことは対カバネの精鋭部隊ということです。勿論無名の昔馴染みでありますが、ここで榎久が「昔より弱くなった」と無名に言ったことでまた大惨事になるんです。次から次へと事件は起きますね。
何故襲われた?
八代駅は甲鉄城が到着する3日前までは廃駅になっていませんでした。3日前に「黒煙り」という、無数のカバネが合体し融合群体となった巨大なカバネに襲われたのです。人やカバネを問わずどんどん吸収していき巨人化し、八代駅の城壁を壊して侵入してきたというのが理由なんです。滅多に起きる現象ではないので、最早運でしかないんです。生存者がいることが一番びっくりですよね。
6つの駅紹介③ 倭文駅
休息
倭文(しとり)駅は、倭文が治める駅です。倭文駅が登場の回では、休息として日常回になりましたね。丁度七夕という設定で、花火を上げたり、短冊を書いたりと、和やかムードでした。集落もにぎわっていて、物凄く平和な駅です。田んぼもあってのどかですね。
カバネ襲来
ちょっと休憩したら、早速大量のカバネが襲来してきました(笑)実はこのカバネ達は倭文駅に誘導されて、わざとおそわせる目的で来たのです。こんなことが出来るんですね。理由は、狩方衆の長である、天鳥美馬(あまとり びば)の暗殺です。カバネより人のほうが怖いですよね。このカバネ達は狩方衆の精鋭部隊にあっさり全滅させられます。狩方衆の技術と能力は見ただけで戦闘不能になります。
6つの駅紹介④ 磐戸駅
フラグ駅
こちらが磐戸(いわと)駅の当主である、前田です。めっちゃ優しくて登場した時から物凄く死亡フラグが出ていました(笑)狩方衆、甲鉄城、共に前田と会談をして今後のことなどを話し合います。因みに狩方衆は警戒されて駅に入ることが出来ませんでした。この駅から今度は美馬の野望が始まります。
大惨事
無名が美馬に騙され磐戸駅を開門します。それと同時に大量のカバネを引き連れて狩方衆が襲ってくるのです。もう最悪ですよ!すべては美馬の計画通りで、美馬の側近である滅火(ほろび)は人工的に黒煙化し、磐戸駅の城壁を崩壊させます。もうここからはシッチャカメッチャカで、侍たちや甲鉄城メンバーも戦います。しかし黒煙もいる中で敗戦は確定。甲鉄城と磐戸駅は狩方衆によって占拠されるのです。美馬は何がしたいのか!?
美馬の狙い
かなり技術が発展しているのが分かりますね。こちらは磐戸駅の外観です。駿城の上にいるのが美馬です。美馬は12歳の時父親により、カバネの大群の中に孤立させられました。それをキッカケに、美馬は父親殺しを目的にここまで来たのです。磐戸駅も災難です。そして最終駅である金剛郭(こんごうかく)へ向かいます.。美馬を止めることが出来るのか!?
6つの駅紹介⑤ 金剛郭
近代的
こちらが最終目的地である金剛郭です。一番近代的で、一番広く大きいです。何重もの城壁で囲まれ、当主の城を中心に集落が広がっていきます。この当主が美馬の父親である、天鳥興匡(あまとり こうきょう)です。自身の保身の為に、実の息子をカバネの群れの中に放置した張本人です。自身の野心のためなら何でもするんですよ。一番怖いかもしれません。
鵺
美馬に薬で意識が無い無名は、青白い薬をさらに投与され、カバネリが人工的に黒煙化する鵺(ぬえ)となりました。無名の鵺の形は馬で翼が生えているように見えますね。その姿で今度は金剛郭を破壊していきます。美馬に利用され、自身も砲弾を浴び苦しみながら手助けをさせられているのです。これは惨いですね。
最終話
最終的に美馬は無名に殺されることになります。無名と呼ぶ美馬に対して、「私は穂積(ほずみ)だよ」と伝えます。穂積は無名の本名です。これで無名は美馬から解放され、自由に生きることが出来るんです。生駒達とカバネを倒し、沢山のお米を作って食べることが夢です。お米は貴重なんですね。
6つの駅紹介⑥ 海門城
番外編
番外編のようになるのですが、劇中編アニメの「甲鉄城のカバネリ 海門城編」をご存知でしょうか。こちらも是非見ていただきたいのですが、甲鉄城が着いた時には上記の画像のように荒れ果てて、大量のカバネで囲まれていました。そして城の上層階に見える青白い光は、黒煙化した人の心臓です。つまり、城は黒煙の体と一体化していたんです!
悲劇
当主は景行(かげゆき)という侍でした。娘を殺され黒煙化し、自身もカバネリとなり娘を守るようにして生きてきたのです。狂ってしまった父親なんです。しかし彼も被害者であるんですが、それは是非本編を見てくださいね。八代駅とは比べ物にならないくらい脅威に満ちているんです!
どの駅も魅力的
いかがでしたでしょうか。【甲鉄城のカバネリ】意外と知らない?どんな駅があるの?をご紹介しました。駅によって特色が変わり、それにつれてストーリーが進んでいきます。八代駅は残念でしたが、元々は物凄い迫力のある駅だったんです。美馬の策略により、翻弄されてきた甲鉄城のメンバーも、目標を見つけさらに前へ進みます。カバネが居なくなる世界はくるのでしょうか!