週刊ヤングジャンプで連載されているラブコメディ『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』がついにアニメ化されます!この作品がどんな作品かといえば、非公式に『ラブコメ界のボーボボ』と呼ばれています!ボーボボといえば一生人類が追い付かないハジけたギャグ漫画ですが、なぜそのように呼ばれているのか?本作がどんな作品なのかを紹介していきたいと思います!
目次
- 主人公、愛城恋太郎はとにかく彼女が欲しい
- 実は“運命の人”によって結ばれる相手が決まっていた!
- いやダメだろ、彼女がいて他の女性と付き合うなんて
- ヒロインは100人!いくら何でも多すぎ!!
- ヒロイン100人で破綻しか見えない!作者が始めたチキンレース!
- 画角に増え続けるヒロインたち……
- 個性的過ぎるヒロインたち、薬でもやってる?
- 運命の人”設定で変わり果てるヒロインたち
- 一目見た瞬間ビビーンときてこの有様に……
- 恋は盲目ってレベルじゃないくらいに順応するヒロインたち
- 当然の権利のように行われるパロディネタ!
- なんでもありのメタ発言だって当然の権利!
- 人間をやめてハジケリストになっていく主人公!
- 【君のことが大大大大大好きな100人の彼女】作品紹介まとめ
主人公、愛城恋太郎はとにかく彼女が欲しい
主人公の愛城恋太郎は生まれてから100回もの告白をしてきたものの、そのすべてで玉砕していました。顔が悪いわけでも、性格に難があるわけでもなく、努力を怠っているわけでもなく、男女ともに人気のある好青年だったにも関わらず、いざ付き合うとなるとボロクソにフラれるという何とも不思議な男でした。
実は“運命の人”によって結ばれる相手が決まっていた!
実は恋太郎は生まれたときから結ばれる“運命の人”が決まっていました。高校で出会う運命の人は、その数なんと100人も!神様の手違いによって運命の人が100人になってしまった恋太郎はその反動によってモテなくなってしまったのです。運命の人と出会うと、女子は一瞬で男子のことが好きになり、男子は徐々に好きになっていくという仕様でした。
いやダメだろ、彼女がいて他の女性と付き合うなんて
高校入学早々、恋太郎は二人の“運命の人”と出会いますが、あまりにも魅力的なヒロインだったせいでどちらかを選ぶことはできず、さらに神様から運命の人と結ばれなかった女の子は近いうちになんやかんや不幸な目にあって死ぬということも告げられてしまいます。結局、どちらかを選ぶことが出来なかった恋太郎は、二人の前で堂々と二人同時に付き合うことを告げ、合法的に二股を掛けることになります。
ヒロインは100人!いくら何でも多すぎ!!
本作のヒロインは100人と前代未聞のヒロイン数の作品です。『五等分』は5人だし、『7人の魔女』は7人だし、若干似ている設定の『神のみぞ知るセカイ』でも、ヒロインが増えても破綻しない設定がありました。ポンコツ天使の手違いで一日だけ超絶モテキに入ったけど、一日終わると一生モテなくなるから、迫りくる女の子たちを回避して意中の女の子に告白するというストーリーの『ぎゃる☆がん』にかなり似ている設定ですが、『ぎゃる☆がん』は一人だけを選ぶのに対し、『100カノ』は全員を選びます。『ぎゃる☆がん』に出てくる女の子たち全員と付き合うようなストロングスタイルを貫くのがこの『100カノ』なのです。
ヒロイン100人で破綻しか見えない!作者が始めたチキンレース!
100カノのヒロインはタイトルの時点で100人と明言しています。しかも、100人のヒロイン候補の中から最終的に一人を選ぶことで他のヒロインをフェードアウトさせるわけではなく、100人のヒロインを登場させて、その全員を空気化させずきっちり一人のヒロインとして扱うという作品です。そんなことしたら作者の身体がどうにかなっちまうだろ!ストーリー的に作品が破綻する前に、作者の身体が破綻する未来しか見えねぇじゃねぇか!そもそも連載終了までに100人のヒロインをだせるのか?はたまたソードマスターになってしまうのか?作者の命が尽きるのが先か!連載直後にチキンレースを始め、コミックス13巻までで登場したヒロインは21人。ヒロインが増える度に地獄と化していく週刊連載はまだまだ終わる気配がありません。
画角に増え続けるヒロインたち……
ヒロイン全員を平等に愛すると心に決めた作品なので、なるべく1話に全員分出すくらいじゃなければ平等とは言えません。そんな信念が作者にあるからなのか、回を重ねるごとにヒロインは増え続け、同じ画角にヒロインが増え続けています。キスシーン一つにとっても、やると決めたら全員分やらなきゃいけないので1コマに1キスシーンとかやらなきゃいけません。そして、まだまだヒロインは増え続けていくので、今後も画角にヒロインが増え続けることでしょう。
個性的過ぎるヒロインたち、薬でもやってる?
100カノには100人のヒロインたちがいる予定で、ヒロインたちの個性が薄ければたちまち誰だっけ?となってしまいます。ヒロインが多すぎてまともなやつから空気になりかねないため、ヒロインたちは皆個性的……というか薬でもやってるんじゃないかってヒロインがちらほらいます。実際ヤバい薬を作るヒロインが存在し、その薬で世界を滅ぼしかけたり、世界を救ったりしています。ヒロイン全員空気にしないためには常識外れた超展開が必要であり、度々薬によってトラブルが巻き起こっています。
運命の人”設定で変わり果てるヒロインたち
主人公が合計100股する作品なので、それを受け入れるヒロインたちもちょっとヘンな性格をしているのですが、最初からそうだったわけではありません。運命の人の設定は一目見た瞬間、死ぬほど好きになるというもので、主人公を一目見る前まではまともなのです。例えば、このキャラクターはあるヒロインの母親なのですが、彼女は娘がその時点で5股をかけていた最低な彼氏と付き合っていることを知り、無理矢理に引きはがそうとしていました。過保護で厳しい性格ながらも、娘の事を心配していた良き母親だったのです。
一目見た瞬間ビビーンときてこの有様に……
しかし、その母親も実は主人公の運命の人でした。そして、一目見てビビーンと来てしまった瞬間、それまで確固たる品格と威厳をまとい、時に娘を優しく育てた尊敬すべきお母様はすっかり変わり果てた姿になってしまいました。しかも、その後は母を名乗る不審者として作中でもトップクラスのハジケリストになってしまいました。最初はまともだったんです、最初は!
恋は盲目ってレベルじゃないくらいに順応するヒロインたち
殆どのヒロインは最初はまともですが、ビビーンときておかしくなってしまいます。そして、彼女になった後はその異常な環境に順応していくようになっていきます。主人公の恋太郎はたまに愛が爆発して、普通ならドン引きするハジけた行動をとることがあるのですが、そんな恋太郎を見て彼女たちが抱く感想はかっこいい……(キュン)とか、そんな感じです。恋は盲目ってレベルじゃねーぞ!
当然の権利のように行われるパロディネタ!
本作ではさも当然の権利のようにパロディや同誌のヤンジャンネタ、週刊少年ジャンプはもちろんのこと、それ以外でもネタも容赦なくパロディネタをぶっこんできます。それでも彼女と100股する予定でヒロイン全てを等しく扱うというおかしな世界観だから許されています。
なんでもありのメタ発言だって当然の権利!
パロディネタが当然のように行われているので、第4の壁を越えたメタ発言も当然のように行われています。作中では作品の裏事情を暴露したり、主人公が直接作画担当の元に足を運んだり、出版業界の大いなる意思に触れたりもしています。本作は完結が先か打ち切りが先か、作者が倒れるのが先かのチキンレースをやってる作品でもありますが、編集者とのチキンレースもやっているみたいです。
人間をやめてハジケリストになっていく主人公!
空気で無個性なヒロインは今のところ一人もいない本作ですが、主人公も無個性であるはずがなく、彼女たちの愛ゆえに何でもやるし、何でもできるハジケリストと化していきます。最近は愛ゆえに人間をやめたモンスターと化してきており、本作を象徴する存在となっています。
【君のことが大大大大大好きな100人の彼女】作品紹介まとめ
2023年秋に放送されるアニメ『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』がどんな内容なのかを紹介してみました!ヒロイン100人を登場させて、その100人全員と彼女になりその100人を平等に扱うという愛に溢れすぎて破綻が見えているという超ハジけた作品で見ていると頭がおかしくなりそうな作品です!ですが、ラブコメのボーボボと言われるあたり話題になることはまず間違いない作品なので、興味があれば是非見て欲しいです!