『七つの魔剣が支配する』は日本のライトノベル作品であり、7月にはアニメが放送されます。原作は70万部を突破するヒット作であり、アニメ化が決まったことによって益々注目されています。この作品は魔法をテーマにしており、魔法に関する専門用語が多くあります。そこで今回は、アニメを観る前の予備知識として、作中に登場する専門用語をいくつか紹介したいと思います!この記事を読めば、物語の世界観の理解が深まること間違い無しですよ!
作中の「魔法使い」について
魔法を扱う人間を指します。オリバーを始めとしたメインキャラクターたちは、魔法使いです。「魔法族」と呼ばれることもあり、逆に魔法を扱えない人間は「普通人」「非魔法族」と呼ばれます。魔法使いの両親を持つ子は魔法使いになりますが、普通人の両親を持つ場合においても、魔法使いの子が生まれるケースもあります。通常の人間よりも頑丈であり、頭と心臓さえ無事であれば死ぬ可能性は少ないくらいには丈夫です。
長生き出来るがリスクもある
通常の人間では考えられないくらい長寿です。しかし200年以上生きようとした場合、神が定めた感情的な魔法則により、200歳の誕生日に命刈る者に命を狙われます。200歳の誕生日を超えられずに死亡する者は、約8割いるとされています。仮に200歳の誕生日を無事に生き抜いたとしても油断は出来ません。50年毎に命刈る者に狙われることになり、その数も一体ずつ増加していくのです。作中での魔法使いの比率は、人間全体に対して一定の割合に抑えられるような世界となっており、全てが魔法使いに置き換えられることはありません。普通人も一人の人間として社会を形成する必要があるからです。
「血」を巡る攻防もある
自らの「血」を後世に伝えることが魔法使いにとって重要な責務とされており、それと同時により優れた血を家系に取り入れることも重視されています。才能を持つ魔法使いはその対象になりやすいですが、優れた血統に属する魔法使いにとって、自身の家系が培ってきたものを簡単に漏洩させる訳にはいきません。決して自身の血を決して安売りすることはせず、場合によっては近親婚を繰り返してでも血が漏洩するのを防ごうとします。そうした理由から、名家に属する魔法使いとの間に子供をもうけることは非常に難しいです。そのため、ナナオやピートのような無名の家柄にありながらも卓越した能力や才能を持つ魔法使いは、他の魔法使いたちからアプローチされやすいのです。
「魔に呑まれる」とは何か?
術式が暴走し再起不能になる、呼び出した何かに引きずり込まれ行方不明になる、あるいは発狂して殺戮に及ぼうとした所を殺害されるといった、魔道を探求し過ぎた者の末路言うべき状態です。その全てに共通するのは、「『魔』に何らかの理由で不可逆の形で侵食される」という点です。魔に呑まれるとことは、全ての魔法使いにとって最大の恐怖です。しかし、それだけ魔に近づいたということの証明でもあるので、とても名誉な死に方と考える人もいます。魔のために死ねるなら本望、といった所でしょうか。魔に呑まれた者のもとには、その最後を看取る者が本人の元に向かうという慣習があり、その行いは「お迎え」と呼ばれています。
「呪文」について
作中では魔法を扱うにあたり、魔法使いのイメージと魔法現象を繋ぐ架け橋となる文言のことを「呪文」と言います。であり、その文言によって発動する魔法のことも指します。長いほど強力な魔法となり、長さが一つ違うだけで、魔法の効力には天と地ほどの差が生まれます。ただし、強力な分だけ身体への負担は非常に大きいです。身体が未成熟な一年生の生徒が、二節呪文以上の長い呪文を行使するのは不可能です。行使できるようになるのは、どんなに早くても二年生の後半からというのは一般的な見解です。
専門用語についての解説まとめ
この作品は専門用語が多く、今回は「魔法」に関わりのあるキーワードを紹介しました。物語のタイトルにもなっている「魔剣」と物語の舞台である「キンバリー魔法学校」についてはそれぞれ別の記事で紹介しているので、そちらも是非読んでみて下さい!それでは今回はここまでです。読んで頂きありがとうございました。