サシャは進撃の巨人に登場するキャラクターの一人で、エレンたちと同じ第104期訓練兵団の一人です。サシャといえば芋!というほど食いしん坊のイメージがありますよね。なぜ芋女と呼ばれるようになったのか、どのぐらい食い意地が張っているのか。また、そんなサシャですが意外な一面を見せたことも。そんなサシャの魅力について紹介していきたいと思います。
サシャはどんな人物?
出典: 進撃の巨人 ©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
ウォール・ローゼ南区ダウパー村出身であり、13歳で訓練兵団に入りました。黒髪をポニーテールに束ねており、黙っていれば結構かわいい顔をしている女の子です。常に敬語で話すという特徴を持っています。出身一族は狩猟をしており、野性的な面も見られます。第104期訓練兵団を9番で卒業するという実力を持っています。サシャはただの食いしん坊女というだけではなく、きちんと実力も伴っているということですね!それでも基本は食いしん坊のギャグ要員であり、進撃の巨人の中でも、癒しキャラだと言えます。
芋女の由来は?
出典: 進撃の巨人 ©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
今となってはサシャ=芋というイメージが出来上がっていますが、どうしてサシャは芋女と呼ばれるようになったのでしょうか?
盗んだ芋を食うサシャ
出典: 進撃の巨人 ©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
それは、入団式の真っ最中に調理場から芋を盗んできて食べていたからです。キース教官に「なぜ芋を食べているのか」と聞かれても、悪びれる様子もなく、「冷めてしまっては元も子もないので今食べるべきだと判断しました!」と言いながら芋を食べ続けます。入団式の真っ最中にとんだ度胸の持ち主ですよね。呆れるキース教官ですが、言い方を変えて「なぜ貴様は芋を食べた?」と聞くと、「何故人は芋を食べるのか?という話でしょうか?」と、まったく話が噛み合っていません。芋のことをしつこく聞いてくるキース教官に対してサシャは教官も芋が欲しいのかと思って半分に割って渡します。実際は半分とは言えないほど大きさに差があり、小さいほうを渡していました。
罰よりメシ
出典: 進撃の巨人 ©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
その後、サシャは罰としてキース教官に死ぬ寸前まで走らされました。そして、晩飯も抜き!その一部始終を見ていたコニーが言うには、「死ぬまで走れ」と言われたときよりも「メシ抜き」と言われたときのほうが、悲壮な顔をしていたんだとか。その晩、サシャはクリスタにパンを恵んでもらい、仲良くなりました。友達ができるきっかけも食べ物だったんですね。パンを恵んでくれたクリスタを神と崇めるほど。この出来事をきっかけに、サシャは芋女と呼ばれるようになりました。
肉も盗む!
出典: 進撃の巨人 ©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
サシャは芋だけでなく肉も盗みます。上官にしか配給されていない肉を、忍び込んで盗みとっても嬉しそうな顔をして見せてくれます。芋を盗んだことをまったく反省していない様子!サシャにとってはそんなことよりも、目の前の食べ物!という感じなんでしょうね。しかも肉だし。
サシャの食い意地は昔から!
出典: 進撃の巨人 ©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
サシャの食い意地は調査兵団に入団してからというわけではありません。故郷の村にいたころから、備蓄していた燻製肉を父親の制止を聞かず食べ続けるというエピソードも明かされています。サシャの食い意地は、狩猟を生業にしていた故郷の村の「食えるときに食っておけ」という信念を貫いたものであるといえますが、父親までもが驚愕のこの食欲。恐ろしいですよね。
サシャの意外な一面とは!?
出典: 進撃の巨人 ©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
サシャは主にギャグ要員として活躍してきますが、そんなサシャにも意外な一面が。ウォール・ローゼ内にて巨人が出現した時、巨人に襲われた村には一人置き去りにされていた子供がいました。その子供を巨人から守るために、装備も何もつけず、弓矢のみで巨人に立ち向かいました。サシャは逃げようとしない子供に、「走らんかい!」と言いながら巨人に弓矢を向けます。このシーンはサシャ史上最強にカッコイイシーンであるといえるでしょう。そして、サシャは弓矢で巨人の目を潰し、見事巨人から逃げ切ることができたのです。
まとめ
サシャは異常なほど食い意地が張っている女の子ですが、一人の女の子を守るというかっこいい一面もあるんです。芋女というレッテルを張られたサシャは、その後もいろんなところで何かを食べているシーンが多いです。サシャが出てくると、殺伐とした進撃の巨人の世界の中に少し癒しの瞬間が現れますよね。サシャの食い意地の強さも捨てたものじゃありませんね!