もののがたりはウルトラジャンプで連載されている作品が原作となり、2023年1月からアニメ化して放送されたオカルトバトルファンタジーです。そんなもののがたりですが、2023年7月からは第二章が放送されることになっています。第1期では主人公とヒロインとの出会いや、その境遇が描かれる内容でしたが、2期ではさらに物語が大きく動いていきます。というわけで今回は、もののがたりの第1期の内容を振り返っていきたいと思います！
目次
第1話 #01兵馬 付喪神を憎む問題児な主人公！
本作は別世界の霊的存在が現世の古びた器物に憑りつき受肉する存在が存在しています。それらは“付喪神”と呼ばれており、その性質も様々です。彼らは別世界からやってきた存在で、その性質もピンからキリまで。いきなり現世にやってきて戸惑うものもいれば、帰りたいと願うものや現世に順応しようとするものもいます。ただ、中には憑りついた器物の性質に引っ張られ暴走するものや、悪行に走る付喪神も存在しています。
第１話②
そんな“付喪神”の調停役として、時には付喪神を導き、時には力で封印したりする存在が『塞眼』と呼ばれる一族です。塞眼の仕事は基本的に対話によって付喪神を調停するのですが、塞眼の御三家が一つ、岐家の次期党首である岐兵馬は付喪神を見つけては有無を言わさず襲い掛かり力づくで封印しようとするとんでもない問題児でした。
第１話③
兵馬にはかつて尊敬する姉と兄を付喪神に殺害されたことから、付喪神への憎悪を隠そうともしません。そんな問題行動を繰り返す兵馬に対し、彼の祖父で岐家現当主の岐造兵は荒療治として兵馬を“付喪神”と人が共生し共同生活を営むとある一家に居候することとなります。その一家は、長月ぼたんという大学生の少女を主とする“婚礼調度”たちの一家でした。
第2話 #02汀線 長月ぼたんと婚礼調度
長月家を尋ねた兵馬は、長月ぼたんと婚礼調度の付喪神たちがまるで本物の家族のように接しているのを目の当たりにします。しかし、兵馬は付喪神と人間が根っこの部分で相容れることはないと思っており、付喪神が人間の少女を主として振舞うなど絶対にあり得ない事でした。兵馬はぼたんが付喪神に誑かされていると思い込み、目を覚ますように言いますが……。
第２話②
ぼたんと婚礼調度には強い信頼関係がありました。当然、ぼたんは兵馬に強く反発し、居候の条件として３日間の間に婚礼調度たちとの歩み寄りを言い渡され、条件を満たさなければ即刻出ていくように言われてしまいます。そんなことになれば造兵との約束で兵馬は岐家から追放されてしまいます。
第２話③
婚礼調度たちは同族狩り及び塞眼代行となることで特例的に自由を得ていました。兵馬は婚礼調度の一つ、“薙”とともに同族狩りの仕事をこなし、“鏡”と“硯”とともに友好的な付喪神“薬研”を特例として認める最終審査を手伝ったりする中で兵馬は何故彼らが長月ぼたんに付き従い、人の振りをしているのかを理解していきます。
第3話 #03溢流 ツンツン付喪神
前回、婚礼調度の仕事を手伝ったことで居候のための署名を“薙”、“鏡”、“硯”の三名から貰うことが出来た兵馬ですが、婚礼調度の中にはとびっきりぼたんに過保護で兵馬に対して風当たりが強い“結”からどう署名を貰うのかが問題でした。事実、結はぼたんを泣かせた兵馬に強い敵意を向けており、取り付く島もない状態でした。
第3話②
結と同行し塞眼代行としての業務を行っていた最中、突如として適性付喪神が兵馬と結を襲撃します。その気配を察知した薙たちも結たちと合流するのですが、結はついうっかり兵馬を結い上げて拘束してしまったのです。その敵性付喪神たちは長月の付喪神たちに敵意を向け、人を殺めたこともある危険な存在でした。
第3話③
人を殺した付喪神であることを知った兵馬は結の強固な拘束を自力で打ち破り、4人の付喪神を秒殺します。そのときの兵馬は付喪神への憎悪を露にし、付喪神を壊し殺すことを楽しんでいるようでした。兵馬の付喪神に対する憎悪は根深いものでしたが、それでも長月家との交流で変化の兆しが見え始めてもいました。そして、それはぼたんをも救うことに繋がる可能性を秘めていました。
第4話 #04 密契 岐造兵と婚礼調度の密約
“薙”、“鏡”、“硯”、“結”、“羽織”、“匣”の署名を集め終え、晴れて居候を認められることとなった兵馬。兵馬は長月の付喪神たちについての認識を改め始めていましたが、まだ信用するには早いとも感じていました。これからの1年間で信が置けるのかを見極めようとしていましたが、実は付喪神たちの方にもこの一年間で見極めようとしていたものがありました。
第4話②
長月家と岐造兵との間にはとある密約が交わされていました。それは、長月家も兵馬のことを一年間の間に値踏みし、ぼたんの旦那様に足りうる人物であるかどうかを見極めることにありました。彼ら婚礼調度の本懐は、主であるほたんに良き縁を与えることだったのです。そのことを打ち明け、兵馬を旦那候補と認めたことで、顔を真っ赤にするぼたんを尻目に兵馬は至って冷静でした。こちらもまた長月を値踏みしている段階では首を縦に振ることはできないが、祖父の面目を潰すのもよくない。そのため、保留とする判断を下します。しかし、内心ではこれ以上ないほどに取り乱していました。
第4話③
再び兵馬と顔を合わせたぼたんは強引なお見合いなど迷惑をかけたことを謝罪しますが、それに対して兵馬は「とんだ迷惑だ」と答えてしまいます。その一方で薙たちは適性付喪神の火掻らの残党を追っていましたが、それらはぼたんを一人にするためのブラフで、本命の付喪神はぼたんを襲撃していました。
第5話 #05疑惑 長月ぼたんの秘密
ぼたんが付喪神に襲撃され、それを助けた兵馬は対抗策として強力な結界札を屋敷と近隣に張って回ります。しかし、屋敷は匣の強力な結界で守られていたため迷惑行為でしかありませんでした。兵馬は結界札を回収しに回ります。一方、岐造兵、羽織、匣の3人は京都三大付喪神が一つ、大具足“挂 ”と接触していました。
第5話②
結界札を剥がして回る兵馬の前に突如二人の付喪神が現れます。その二人は内部調査や諜報活動を生業とする特例付喪神の“煽”と“袿”でした。二人は長月に接触した岐家を警戒し、その目的を力づくで吐かせようとします。一触即発の状況でしたが、結の介入と何も知らない素振りを見せる兵馬を見てその場を去ります。
第5話③
煽らの襲撃や、ぼたんに対する防衛の薄さから長月ぼたんには何らかの秘密があることを悟ります。長月ぼたんには人間と付喪神の両方の立場からとある不文律が存在しました。煽たちが動いた理由も“長月ぼたんを用いるな”という不文律を破ったことにありました。
第6話 #06牡丹 長月ぼたんを用いてはいけない
自分の中の疑惑を確かなものにするため、兵馬はぼたんに「付き合ってほしい」と強く迫ります。兵馬の誤解を招く言動に困惑したぼたんは逃げるようにその場を去ってしまい、偶然その場に居合わせた羽織と鏡にその真意を話します。それは煽が言っていた憑坐という言葉の真意でした。
第6話②
ぼたんが狙われる理由を知りたい兵馬に対し、羽織は何故か兵馬にデートを持ちかけます。実際はデートではなく、ぼたんの尾行でしたが、そこで兵馬はぼたんに向けられる夥しい数の視線を目の当たりにします。それらはぼたんに手を出すことはなく、ただ見ているだけですが、それがぼたんにとっての日常でした。
第6話③
ぼたんのは本来物にしか憑りつかないハズのマレビトが存在している。神を降ろした現人神になりえる可能性を持っていてその恩恵にあずかろうとするものは人間の側にも、付喪神の側にも存在し、それは抗争の火種に成りかねないものでした。だからこそ、人間、付喪神の双方に“長月ぼたんを用いるな”という不文律が定着したことを兵馬は知ることとなります。
【もののがたり 第二幕】1期振り返り前半まとめ
もののがたりの第1期の内容をまとめてみました！今回は1～6話までの内容をまとめてあり、これ以降の内容もまとめてあります。第1期は主人公やヒロインとの出会いから、その境遇が描かれる内容ですが、2期からはさらに物語が動いていきます！！バトルとほのぼの日常が中心だった1期とは違い、今まで貼られていた伏線にも触れていく内容で面白くなっていくと思います！1期を見ていない人は是非、2期を見る前に見て欲しいです！
