「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の第1クールが終わりましたが沢山のモビルスーツが登場しました。今回の作品は後半にはいるまで学園が舞台で決闘でしかモビルスーツ同士の戦闘シーンはありませんでした。それでもスレッタの乗るエアリアルをはじめ魅力的なモビルスーツが登場しています。今回はそのモビルスーツ達をご紹介していきたいと思います。
目次
XVX-016 ガンダム・エアリアル
主人公スレッタ・マーキュリーが乗る愛機(スレッタは家族と呼んでいます)で水星から一緒に学園にやってきます。シン・セー開発公社製のモビルスーツで、ガンダムとは明かさずアスティカシア高等専門学園に持ち込みました。スレッタ本人もガンダムとは聞かされていなかったので、第7話でスレッタがプロスペラにガンダムじゃないよねと聞いた時「いいえガンダムよ、ごめんねとうとうばれちゃった、エアリアルはガンダムなの」と言われて唖然としてましたね。
エアリアルの武装は?
ガンダムではおなじみのビームライフル、ビームサーベル、頭部バルカンは装備されています。特筆すべき武器としては「エスカッシャン」です。GUNDフォーマットを使って動かす群体遠隔操作兵器でガンビットのビットステイヴ11基で構成された攻防一体のシステムで最初の決闘で炸裂しました。
人機一体のエアリアル
エアリアルの特筆すべきはガンダムでありながらGUNDフォーマットの一番の欠点データストームが発生しない点です。データストームが発生しないという事はパイロットに負担がかからないという事です。という事はエアリアルのシステムが量産できれば誰でもガンダムを操縦できる様になるのです。
謎の多いガンダム・エアリアル
エアリアルが自我を持っている事は「星のゆりかご」で分かるかと思います。決闘でスレッタがピンチになった時エアリアルはどんどん進化していきシャディクとの決闘ではスレッタとエアリアルが会話しながら戦闘しているようでした。エランとの決闘ではガンダム・ファラクトをビットステイヴで囲んだ時光の少女が現れ分離する様な描写がありました。それが何を意味するのか現時点では分かりませんが、エアリアルは今までのガンダムと違う謎に満ちた機体だと思います。
XVX-016RN ガンダム・エアリアル(改修型)
シャディク・ゼネリとの決闘で損傷したエアリアルはプラント・クエタで修理という名の補強改修が行われました。改修前のエアリアルは「Gのレコンギスタ」のG-セルフに似た丸みを帯びた機体でした。回収後の姿は一変しガンダムエクシペリアとガンダムストライクフリーダムを合わせたような重厚な機体になりました。
改修後のエアリアルは!?
翼型のバーニアが装備された事で飛行性能が格段に向上し、装甲の強化も行われコクピット付近の防御力が大幅に上昇しています。装備に関してはビームライフルが強化され大型ビームライフルになり、ガンビットと合体する事で高出力の大型ビーム兵器になります。ただ、その性能は第1クールでは全て発揮されておらずエアリアル自体の性能も現段階では底を見せていないと思います。
MD-0031 ディランザ
ジェターク社の汎用モビルスーツです。高いパワーを誇り重装甲による機動力低下をホバーユニットにより高機動化が実現されています。汎用機らしく仕様変更が可能で搭乗者に合わせたカスタマイズや実戦用に仕様変更した機体があります。装備はビームアックス、ビームライフル、ビームトーチ、胸部ビームバルカンです。
MD-0032G ディランザ グエル専用機
グエル・ジェタークの特性と本人の意向を反映されチューニングされた専用機です。特徴はやはり頭部の羽飾り付きアンテナとマゼンタ色に塗られた機体の色でしょうか。装備としてはビームパルチザン、ビームライフル、ビームトーチ、胸部ビームバルカンとなっています。
MD-0031L ディランザ ラウダ専用機
ラウダ・ニールの操縦特性に合わせた専用機です。見た目としてはディランザと殆ど変わりませんが東部アンテナがU字状になっている事と両肩に専用円形シールドが装備されています。装備もディランザと基本変わりませんが特殊装備として刃の部分を盾にも使用可能な大型ヒートアックスを装備しています。本編ではグエルがエラン・ケレスとの決闘に勝手に持ち出し善戦するものの敗北してしまいます。
MD-0064 ダリルバルデ
ジェターク社が次世代ドローン兵器の運用を前提として開発した第5世代の実証機です。グエルとスレッタの再決闘で勝利する為にヴィム・ジェタークが用意しました。GUNDフォーマットに替わる意思拡張AIを用いており手足自体をドローン兵器にする事ができ、複数の攻撃用ドローンを搭載しています。
武装が豊富な次世代機
ダリル・バリデの武装は豊富で、ビームジャベリン(ビームアンカー×1+ビームクナイ×1)、イーシュヴァラAタイプ、イーシュヴァラBタイプ(ビーム砲 / ビームサーベル×1)、アンビカー、シャクルクロウ、ビームバルカン、ペレットマインが装備されています。イーシュヴァラとアンビカーは攻撃用ドローンで戦闘データを用いて自動行動が出来る様にプログラムする事ができます。
まだ未完成のモビルスーツ
特徴である意思拡張AIによるドローンの自動行動ですが、まだ未完成で陽動などにつられるなど弱点も存在します。スレッタとの決闘ではグエルの意思を無視してヴィムが自動操縦にした事でグエルのプライドを傷つけてしまいます。最終的にはグエルは意思拡張AIを壊し手動操縦に切り替え自分の意思で戦いました。
FP/A-77 ガンダム・ファラクト
ペイル社製のモビルスーツでGUND-ARM(ガンダムタイプのモビルスーツ)のうちの一体です。可動式の大型スラスター「ブラストブースター」を搭載しており後方への移動可能で、GUNDフォーマットでの姿勢制御により重力下でも宇宙と変わらない動きができるなど強力な機動性脳を実現しています。
ガンダム・ファラクトの武装は?
ガンダム・ファラクトの装備ですがGUNDフォーマットとの知覚リンク機能を有した専用のライフル、ビームアルケビュースの他ビームサーベル、ビークフット(ビーム砲)、コラキ×8(一対4組)などを搭載しています。
ファラクトの「コラキ」
ガンダム・ファラクトの特徴的な装備としては「コラキ」があります。両肩の装甲内に装備されており射出すると2基に分離し行動し、直接の攻撃能力はありませんが電磁ビームを照射し当たった部分の機能を停止させます。実戦では網目状に電磁ビームを照射させ相手モビルスーツを行動不能にしたところを狙撃し破壊します。
進化していないガンダム
エアリアルとは違いファラクトはデータストームを発生します。その為データストームに耐えうるエラン・ケレスの様な強化人士が必要なのです。エランが「脳に手を突っ込まれるようなざらついた感覚」と言っていた様にパイロットに影響を及ぼす21年前と何ら進化していないGUNDフォーマットを使っているガンダムがファラクトなのです。
CFK-029 ミカエリス
グラスレー社製のモビルスーツで同社の「CFライン」で製造された機体です。地球寮との決闘の際にサリウス・ゼネリがシャディク・ゼネリの為に用意したモビルスーツです。右腕の戦術複合装備「ビームブレイサー」に装備を集約する事で機動性・攻撃力を高めており、アンチドートデバイスなどでの妨害なども行う事ができます。
対ガンダム用に造られた機体
右腕の戦術複合装備「ビームブレイサー」には充実した装備が搭載されています。ビームサーベル、ビームキャノン、ビームマシンガンビームサーベル、ビームブレイサーを飛ばす有線ワイヤーなどの他、対GUND-ARM用の無線ドローン妨害システム「アンチドート」の発展型を装備しています。
EDM-GA-01 ガンダム・ルブリス・ウル
「ファルドの夜明け」が使用しているGUND-ARMのモビルスーツです。「PROLOGUE」で登場したオックス・アース・コーポレーションが開発したガンダム・ルブリス量産試作モデルの派生機です。GUNDフォーマットは旧式のままなのでパーメットスコアが発生し、パイロットへの負担がかかります。
近接~中距離が得意な機体
近接から中距離までが得意の仕様となっています。僚機のガンダム・ルブリス・ソーンとの相性を考えられての事だと思います。主武器のガトリングガンで弾幕をはりつつ接近戦に持ち込む戦い方が得意で、他の武装はビームサーベル、シールド、大型ビーム切断ユニットなどです。
EDM-GA-02 ガンダム・ルブリス・ソーン
ガンダム・ルブリス・ウルと同じく「ファルドの夜明け」が使用しているGUND-ARMのモビルスーツです。やはりガンダム・ルブリス量産試作モデルの派生機で、脚部が小さく大きさも14m級と登場モビルスーツの中では小型な機体です。そのぶん軽量化されており宇宙空間での起動性能は高くなっています。
中距離~遠距離が得意の機体
ガンダム・ルブリス・ウルとは逆に中距離~遠距離を得意としており、装備もビームライフル、シールド、大型ビーム切断ユニットとビームサーベルは搭載しておらず中・遠距離に特化した機体になっています。
第1クール登場MSについてのまとめです
「機動戦士ガンダム 水星の魔女」は第1クールの殆どが学園での展開だった為、モビルスーツでの戦闘シーンは多くありませんでしたが、御三家といわれる会社の個性的なモビルスーツが登場しましたので様々な戦闘シーンが見られました。最後には地球のガンダムも登場し、第2クールではどんな機体が登場するか非常に楽しみです。第2クールで登場するモビルスースの情報も出てきていますので気になる方は「ガンダムシュバルゼッテ」で検索してみて下さい。最後まで読んで頂きありがとうございました。