2023年春から放送されるクライムサスペンス、マイホームヒーローは家族を守るためにやむなく殺人を犯してしまった一般サラリーマンが、マジヤバな半グレたちとギリギリの心理戦を繰り広げながら犯した罪を隠し通すというストーリーです。ストーリーの中では敵味方含めてマジヤバな登場人物がたくさん登場します。今回はそのマジヤバなキャラクターをピックアップし、その所業をまとめてみました！
マジヤバなキャラその① 鳥栖 哲雄
本作の主人公でおもちゃメーカーに勤務するごく一般的なサラリーマン。妻と大学生の娘を持ち、ごく当たり前に幸せな生活を送っていましたが、娘に彼氏が出来たこととその彼氏にDVを受けていることを知ってから、彼の人生が大きく変わってしまいます。そのDV彼氏が妻の実家の財産を狙う半グレだったことや、娘に危害を加えようとしていたことを知ってしまったことから衝動的に殺人を犯してしまいます。
ここがマジヤバ！
ミステリが趣味で自分で執筆もするほどに殺人のトリックに精通しています。本人は至って善良な性格で、娘の彼氏を殺害しようとしたときは自首することも考えていました。でも、このキャラがヤバいのは、『普通は思いついても実行はできないことを実行に移せてしまう】ところにあります。自首を選ばなかったのは、自首したとしても家族が半グレに目を付けられておることは変わらず、間違いなく報復されるという状況だからでした。それからは娘の彼氏をお風呂で煮込んでからバラバラにしてトイレに流したり、一人では太刀打ちできないカルト教団と半グレ集団という二つの敵を争わせて共倒れにされる工作なども実行しています。
マジヤバなキャラその② 鳥栖 歌仙
優しくて頼れる哲雄の妻。哲雄が娘の彼氏を殺害する現場に偶然居合わせたことから、その死体を隠し通すために夫婦で協力体制をとることとなります。哲雄のように知識があるわけではないので、計画は哲雄が立てていますが、第１部では哲雄が身動きのとれない状況も多く、彼女が計画を実行することが多いです。勘が鋭く、機転が利く性格で幾度となく哲雄を救っています。
ここがマジヤバ！
彼女は哲雄の立てた計画を忠実に実行する立場ですが、そもそも実行できる時点でマジヤバな夫妻です。演技力や行動力も異常なまでに高い何気に異常なですが、それは彼女がカルト教団のトップの娘だったという過去が少なからず関係しています。哲雄との出会いや大学への進学から彼女自身は宗教的なマインドコントロールを受けてはいませんが、その宗教的なしがらみはまだ残っています。
マジヤバなキャラその③ 麻取 延人
鳥栖零花の彼氏。しかし、実のところは妻の実家の財産を狙う半グレ集団のメンバーでした。キレたら何をするか分からない人物で、彼女である零花に対しても暴力を振るうなどしていました。心配になった哲雄が娘のマンションにて、半グレのメンバーであり妻の実家の遺産を狙っていること、またこれまでに彼女を二人も衝動的に殺害しているにもかかわらず逮捕されていないことを喋ってしまったことで哲雄に殺害されてしまいました。
ここがマジヤバ！
頭が悪く、酒癖も悪く、金遣いも悪く、女癖も悪く、能力もなく、頭に血が上りやすい人間のクズの中のクズといっても差支えない人物。過去には彼女だった女性を二人も殺害しているにも関わらず、警察に追われてすらいないのはひとえに父親と組織の力でした。彼の父親は勉強以外してこなかった人物で他人との接し方が分からない父親でした。そんな歪な父親に過保護に育てられた彼は、悪いことをしても叱られることもなく、社会から咎められることもなくやりたい放題の人生を歩んできたモンスターでした。
マジヤバなキャラその④ 志野
暴力団間野組に出入りするヤクザで、麻取義辰や窪をスカウトして半グレ組織を作り出した組織のトップ。オレオレ詐欺や殺人まで手広くやっており、歌仙の実家の和服店をターゲットにしたのも彼。さらには警察組織内のも彼の内通者がおり、彼の手によって志野にとって最大の脅威となった警察官、安元浩司を殺害することにも成功しています。つまりはこの作品における全ての元凶も彼。鳥栖一家の人生を大きく狂わせてしまったのも彼だと言えるでしょう。
ここがマジヤバ！
傭兵だった窪をスカウトし、さらには天才的な詐欺の才能を持っていた麻取義辰をスカウトしたのも彼。人を見る目は非常に優秀。さらにマジヤバなのは和服店に従業員として部下を入社させたり、警察組織内の人間をも金銭で買収し、最大の脅威を排除したりととんでもない人脈とカリスマ、そして人を見る目を持っていると言えるでしょう。現在まであまり目立った動きはないのですが、本作のラスボスの一人です。
マジヤバなキャラその⑤ 窪
志野にスカウトされてから半グレ組織のリーダーとなった人物。元々傭兵であり、殺人の技術や知識に長け、冷酷とも言える判断力も持っています。組織を危険に晒した人間は部下であっても容赦なく切り捨て、徹底的なリスク管理を行っていることから、警察も彼の尻尾を掴めてはいません。第１部でのその片鱗は見せていましたが、そのマジヤバな本性が明かされるのは第２部からであり、本作のラスボスの一人です。
ここがマジヤバ！
下手をやらかした部下をあっさりと殺害するほどの冷酷さと戦闘技術を持つ窪ですが、戦闘狂であると同時に快楽殺人者でもあります。第２部では哲雄の計略によってカルト教団とぶつかることになっていまいます。部下を全員殺され一人になった窪は、なんと教団の用心棒を全員殺害しただけでなく、村にいた１５０人以上の村人を直接的・間接的に殺害しており、その後警察に捕まることなく逃亡生活を続けています。やったことの過激さを考えれば彼こそが作中で最もヤバいヤツだと言えると思います。
【マイホームヒーロー】ヤバい奴まとめ
マイホームヒーローに登場するとくにヤバいキャラクターたちをまとめてみました！基本的にはまともじゃない敵側の半グレたちがヤバい連中で、そのヤバい連中を一般人代表みたいな普通の夫妻がギリギリの極限状態で立ち回るというストーリーですが、主人公とその妻も十分にヤバい奴です！でもそんなところが面白い！そんな作品だと思います！
