今年2022年に放送されることが決定したウルトラマンデッカーですが、本作が一体何作目のウルトラマンシリーズかご存知ですか?ウルトラマンというと1966年から放送されている、テレビ史に残る大ベストセラー作品なのですが、その歴史の深さ故に「もう、何が何だかわからないよ!」という読者の方も多いのではないでしょうか?今回はそんな「ウルトラマンデッカーを視聴するつもりだけれど、ウルトラマンについてはよくわからない」という読者の方に向けてウルトラマンシリーズの歴代タイトルを一挙紹介していきたいと思います!
目次
- ウルトラマン(1966年~1967年):昭和ウルトラマンシリーズ第1作目
- ウルトラセブン(1967年~1968年):昭和ウルトラマンシリーズ
- 帰ってきたウルトラマン(1971年~1972年):昭和ウルトラマンシリーズ
- ウルトラマンA(1972年~1973年):昭和ウルトラマンシリーズ
- ウルトラマンタロウ(1973年~1974年):昭和ウルトラマンシリーズ
- ウルトラマンレオ(1974年~1975年):昭和ウルトラマンシリーズ
- ウルトラマン80(1980年~1981年):昭和ウルトラマンシリーズ
- ウルトラマンティガ(1996年~1997年):平成ウルトラマン3部
- ウルトラマンダイナ(1997年~1998年):平成ウルトラマン3部作
- ウルトラマンガイア(1998年~1999年):平成ウルトラマン3部作
- ウルトラマンコスモス(2001年~2002年):2000年ウルトラマン
- ウルトラマンネクサス(2004年~2005年):2000年ウルトラマン
- ウルトラマンマックス(2005年~2006年):2000年ウルトラマン
- ウルトラマンメビウス(2006年~2007年):2000年ウルトラマン(続昭和ウルトラマン)
- ウルトラマンギンガ(2013年):平成ニュージェネレーション(新ウルトラマン列伝内作品)
- ウルトラマンX(2015年~2016年):平成ニュージェネレーション(新ウルトラマン列伝内作品)
- ウルトラマンオーブ(2016年):平成ニュージェネレーション
- ウルトラマンジード(2017年~2018年):平成ニュージェネレーション(続昭和ウルトラマン)
- ウルトラマンR/B(2018年):平成ニュージェネレーション
- ウルトラマンタイガ(2019年~2020年):令和ウルトラマンシリーズ(続昭和ウルトラマン)
- ウルトラマントリガー(2021年~2022年):令和ウルトラマンシリーズ(平成三部作復刻)
- ウルトラマンデッカー(2022年~):令和ウルトラマンシリーズ(平成三部作復刻)
- まとめ
ウルトラマン(1966年~1967年):昭和ウルトラマンシリーズ第1作目
記念すべきウルトラマンシリーズ大一作です。本作の前に怪獣が主に登場する特撮作品のウルトラQという作品が放送されており、本作はその世界観を引き継ぐ形で放送されました。勧善懲悪ではなく、時には間違いを犯すことのある人類と外星人であるウルトラマンの交流を介して描かれる人類の今後とそれを担う子どもたちへの高いメッセージ性が評価され、国民的な人気を誇る作品へと成長しました。第一話は最高視聴率42.8%を叩き出した、まさにウルトラコンテンツです。
ウルトラセブン(1967年~1968年):昭和ウルトラマンシリーズ
国民的な人気を博したウルトラマンの続編として制作された特撮作品です。本作はウルトラマンセブンではなくウルトラセブンという題名であることや、主人公のモロボシ ダンが元からセブンであることなど、かなり異質な設定が目立つ作品です。それ故、ウルトラセブンを熱狂的に支持するファンも多く、初代ウルトラマン以上にマニア性の高い作品となっています。
帰ってきたウルトラマン(1971年~1972年):昭和ウルトラマンシリーズ
ウルトラセブンの放送後しばらくテレビシリーズが展開されていなかったウルトラマンシリーズなのですが、70年代になって見事復活を果たします。題名がそのまま帰ってきたウルトラマンということで明確にウルトラマンシリーズの復活を宣言した作品となっています。途中までウルトラマンやセブンの世界引き継いでいるとは断言されなかったのですが、視聴率の低迷に伴い全シリーズとの世界観のつながりを説明したり再登場をすることで視聴率を盛り返すことに成功しました。
ウルトラマンA(1972年~1973年):昭和ウルトラマンシリーズ
帰ってきたウルトラマンのテコ入れ戦略で見事に勢いを取り戻した勢いを引き継いで、ウルトラマンサーガとしての作品展開に特化した作品です。これまで登場したウルトラマンが再登場したりとこれまでのウルトラマンシリーズが最新作と深い関わりを持つというスタイルを完成させた作品であるといえます。
ウルトラマンタロウ(1973年~1974年):昭和ウルトラマンシリーズ
歴代ウルトラマンの力を借りつつ更に人気を不動のものとしたウルトラマンAの続編です。本作の主人公はウルトラ兄弟の父であるウルトラの父の息子であるという設定であり、ウルトラマン同士の明確な血縁関係を設定に取り入れた作品です。ウルトラマンタロウの主題歌は耳にしたことのある読者の方も多いのではないでしょうか?
ウルトラマンレオ(1974年~1975年):昭和ウルトラマンシリーズ
1970年代最後のウルトラマンです。レオの他にアストロという弟のウルトラマンが登場したりと、これまでの常識に挑んだ作品となっております。作中で怪獣が街を壊滅状態に追い込み、多くの死者が出る描写が描かれるなど、昭和ウルトラマンでは最もショッキングな作品であると言えるでしょう。
ウルトラマン80(1980年~1981年):昭和ウルトラマンシリーズ
昭和ウルトラマン最後の作品です。当時は金八先生など熱血教育もののドラマが流行っており、その流れを受けて主人公が中学校の教師であるという少し変わった作風となっています。生徒との交流とウルトラマンとしての活躍と、その二つの良さをうまくミックスした作品となっています。
ウルトラマンティガ(1996年~1997年):平成ウルトラマン3部
ウルトラマン80を最後にテレビシリーズの放送は滞っていたのですが、1996年に平成ウルトラマンの大一作としてウルトラマンティガが放送されました。これまでのM78星雲からやってきた宇宙人という設定を採用しないなど、平成に合わせた新しいウルトラマンの解釈を描きました。
ウルトラマンダイナ(1997年~1998年):平成ウルトラマン3部作
ウルトラマンティガの人気を受けて続編として作られた作品です。これまでのウルトラマンシリーズと異なり、宇宙での戦闘が描かれていたりと近未来でのダイナミックなアクションに定評があります。今年放送されるウルトラマンデッカーのオマージュ元となった作品です。
ウルトラマンガイア(1998年~1999年):平成ウルトラマン3部作
ウルトラマンティガから本作ガイアまでは時系列的につながっており、これらの作品は平成ウルトラマン3部作と呼ばれています。そんな3部作最後の作品となっている本作ウルトラマンガイアですが、これまでの3部作のいいところをうまくまとめた作品となっています。OP曲の人気も高いですよね。
ウルトラマンコスモス(2001年~2002年):2000年ウルトラマン
21世紀最初のウルトラマンです。平成ウルトラマン3部作とはまた異なる時系列の地球を舞台とした作品です。怪獣との共存をテーマにした作品でウルトラマンが怪獣を倒すために戦うのではなく、怪獣を助けて保護することを目的にした新しいウルトラマンです。本作の独特の世界観が一番好きだというファンの方もいいですよね。
ウルトラマンネクサス(2004年~2005年):2000年ウルトラマン
ウルトラマンコスモスから1年空けて放送されたシリーズです。本作は怪獣ではなくイメージとしてはエイリアンに近いような不気味な敵と戦うウルトラマンです。怪獣よりも恐ろしい存在として描かれている敵の描写に恐怖した視聴者も多いのではないでしょうか?ウルトラマンのデザインもこれまでのウルトラマンとは異なり、かなり挑戦的なシリーズであるといえます。
ウルトラマンマックス(2005年~2006年):2000年ウルトラマン
これまでの挑戦的なウルトラマンシリーズから少し距離をとって「原点回帰」を目標にしたウルトラマンです。これまでの怪獣の復刻のみでなく初代ウルトラマンに出演した俳優を重要キャラクターとして積極的に起用したりと、お父さん世代も楽しめるウルトラマンとして制作されました。左利きの唯一のウルトラマンというのもポイントです。
ウルトラマンメビウス(2006年~2007年):2000年ウルトラマン(続昭和ウルトラマン)
昭和ウルトラマンの時系列のニューヒーローウルトラマンメビウスを描いた作品です。これまでの平成ウルトラマンシリーズは昭和ウルトラマンとの時系列的なつながりはありませんでしたが、ウルトラマンメビウスでは明確に昭和ウルトラマンの時系列で描かれています。これまでの昭和ウルトラマン達が登場して活躍するなど、昭和ウルトラマンシリーズの続編としての色合いが濃い作品です。
ウルトラマンギンガ(2013年):平成ニュージェネレーション(新ウルトラマン列伝内作品)
メビウスからはテレビシリーズとしてではなくウルトラマンゼロが活躍する劇場版作品として展開されていたウルトラマンシリーズですが、2013年にウルトラマンギンガとしてテレビシリーズに戻ってきました。ウルトラマンギンガだけでなく歴代のウルトラマンにも変身することができるというハチャメチャな作品展開が話題となりました。
ウルトラマンX(2015年~2016年):平成ニュージェネレーション(新ウルトラマン列伝内作品)
ウルトラマンギンガの続編として制作されたウルトラマンシリーズです。ウルトラマン銀河の雰囲気とは打って変わって本格的なSF描写を取り入れたりと、大人でも思わず見入ってしまうようなクオリティの高さが売りのウルトラマンシリーズです。ギンガに引き続き歴代ウルトラマンも活躍するてんこ盛りの作品となっています。
ウルトラマンオーブ(2016年):平成ニュージェネレーション
これまでのウルトラマンシリーズとは打って変わり、これまで登場したウルトラマンの合成によって新しい姿に変化するフィージョンアップという能力が売りのウルトラマンです。これまでのウルトラマンと異なり、歴代ウルトラマンがただ再登場するのではなく、合成されて新しいウルトラマンになるという非常に斬新な試みをした作品であるといえます。
ウルトラマンジード(2017年~2018年):平成ニュージェネレーション(続昭和ウルトラマン)
ウルトラマンゼロの宿敵であるウルトラマンベリアルの息子のウルトラマンジードが主人公の作品です。昭和ウルトラマンシリーズの完結版とも呼べる作品で、ウルトラの星でのウルトラマンたちの活躍や、ウルトラの星で起こる事件にフューチャーされた作品です。昭和ウルトラマンティと明確に時系列がつながっているのはわかりやすいですよね。
ウルトラマンR/B(2018年):平成ニュージェネレーション
主人公である兄弟二人がそれぞれ別のウルトラマンとして変身し、活躍する作品です。ウルトラマンR/Bとしての本来の力を解放するには二人が合体する必要があります。平成ニュージェネレージョンウルトラマンシリーズの完結編とも言える作品で、平成ニュージェネレーションウルトラマンも数多く登場します。
ウルトラマンタイガ(2019年~2020年):令和ウルトラマンシリーズ(続昭和ウルトラマン)
令和初のウルトラマンシリーズです。主人公のウルトラマンタイガは1973年に放送された、ウルトラの父の息子であるウルトラマンタロウの息子です。ウルトラの父からすると孫にあたります。まだまだ若いウルトラマンで、未熟なところも多く描かれており、ウルトラ戦士としてのタイガの成長を見届ける作品展開となっています。
ウルトラマントリガー(2021年~2022年):令和ウルトラマンシリーズ(平成三部作復刻)
令和ウルトラマンの第2作目です。平成ウルトラマンの第1作であり、絶大な人気を誇るウルトラマンティガを元に令和の価値観を加えて、現代風に作り直した作品です。これまでの作品のように時系列的な続編を作るのではなく、オマージュして新しく作り直すという新しいチャレンジを行いました。
ウルトラマンデッカー(2022年~):令和ウルトラマンシリーズ(平成三部作復刻)
ウルトラマンティガをオマージュしたウルトラマントリガーに引き続き、今度はウルトラマンダイナを令和の時代にあった形に作り直した作品です。今年2022年に放送されるウルトラマンで、絶大な人気を誇るウルトラマンダイナをどのように現代風にアレンジするのか今から気になりますね。
まとめ
いかがでしたか?今回は歴代ウルトラマンシリーズをまとめていきました。日本のサブカルチャーの中でもここまで膨大なシリーズ展開がなされている作品はウルトマンシリーズのみなのではないでしょうか?初代ウルトラマンなんて、おじいちゃんの世代のコンテンツですから、その歴史の長さに驚きますよね。そんなウルトラマンシリーズの最新作であるウルトラマンデッカーをより楽しむためにも、本作デッカーがどのようなウルトラマンシリーズの歴史の中での立ち位置なのか把握しておきましょう!歴史を知ればさらにウルトラマンを深く楽しむことができますよ!