週刊少年ジャンプで大人気連載中のバレー漫画『ハイキュー!!』。運動神経は群を抜くものの試合経験はほぼゼロの主人公・日向翔陽(ひなたしょうよう)と、バレーの天才にも関わらず性格に難ありセッター・影山飛雄(かげやまとびお)の2人を中心としたストーリーです。この記事では、そんな影山飛雄が参加することになった「全日本ユース強化合宿」が、彼に与えた影響についてくわしくお伝えしていきます!
全日本ユース強化合宿とは?
「全日本ユース強化合宿」とは、19歳以下の日本代表=「全日本ユース」のメンバーを選出するために候補者を集めた合宿です。つまり日本全国の15・16歳のなかで、最も強いであろう選手が選ばれているのです!そしてこのなかから、2、3年後に日本の代表として世界の選手と戦うメンバーを決定します。会場は現役のオリンピック選手もトレーニングしている東京の「味の素ナショナルトレーニングセンター」!いよいよ影山がすごい選手になっていくっていう感じがしますね!
ユース選抜メンバーを簡単にご紹介!
それでは、そんなすごい合宿に召集された選手を簡単にご紹介していきます!アニメ4期で登場してくると思いますので、要チェックです。
烏野高校 影山飛雄(かげやまとびお)
■身長:181.9センチ ■体重:66.3キロ ■ポジション:S(セッター)
いわずと知れた『ハイキュー!!』のもう1人の主人公・影山飛雄。天才的なバレーのセンスと向上心を持ちながら、他人とのコミュニケーション能力が皆無のため、「天才」といわれつつ、高校まで花開くことはありませんでした。しかしバレーに関しては、超ハイスペックでとても緻密なトスの打ち分けや、スパイクも完璧にこなします。
井闥山(いたちやま)高校 佐久早聖臣(さくさきよおみ)
■ポジション:WS(ウィングスパイカー)
佐久早は、「日本で3本の指にはいるスパイカー」の1人で唯一の2年生です。「関東のサクサ」とよばれていて、その名は全国に轟いています。試合の詳細が物語になっていないためプレースタイルは謎。おでこにある並んだ2つのホクロが特徴で、常にマスクを着用しています。合宿の際の発言から潔癖症のよう。
井闥山高校 古森元也(こもりもとや)
■ポジション:リベロ
古森は「高校No.1リベロ」といわれるほどの実力者です。ユース合宿でもその守備のうまさと、周囲への配慮に影山も舌を巻いていました。クセの強い佐久早が影山に絡んでいるところにすかさずフォローを入れていたことから、お人よし度合いがうかがえます。マロ眉が特徴。
鴎台(かもめだい)高校 星海光来(ほしうみこうらい)
■身長:169.2センチ ■体重:61.7キロ ■ポジション:WS(ウィングスパイカー)
星海は、身長が低いというハンデを技術で補うオールラウンダーで、まさに現代の「小さな巨人」です。影山も合宿で日向より跳んでいると驚いていました。「小さいことはバレーに不利な要因でも、不能の要因ではない」と名言を残しています。
稲荷崎(いなりざき)高校 宮侑(みやあつむ)
■身長:183.6センチ ■体重:73.3キロ ■ボジション:S(セッター)
「高校No.1セッター」ともいわれる宮侑。彼は実は宮治(みやおさむ)というWSの双子の兄弟がいて、「宮ツインズ」といわれています。双子ならではの息の合った攻撃や、侑を抑えても治がフォローするなど対戦相手にとっては厄介極まりないコンビなのです。
森然高校 千鹿谷栄吉(ちがやえいきち)
■身長:193.2センチ ■体重:78.5キロ ■ポジション:MB(ミドルブロッカー)
千鹿谷は、対応力がとても高い左利きのブロッカーです。烏野が春高予選前に参加していた森然高校での合宿でも、初見の変人速攻に後半はついてきていました。ユース合宿で影山と行動を共にします。影山いわく、「ブロッコリー2号」。
影山はクセの強いユースメンバーに絡まれてしまう…。
残念ながら頭の悪い影山は、顧問の武田先生に会場までの行き方の詳細をメモに書いてもらい無事たどり着きました。しかしそこには、クセの強いメンバーたちが待っていたのです…。と、いっても影山も十分「クセ者」なので、はた目には怖いクセ者同士の日常をご紹介します。
井闥山の佐久早から絡まれる…。
佐久早は自分と同じく「全国三大エース」とされる牛島若利を高く評価しているため、彼を破って全国大会に駒を進めた烏野のことが気になっていました。そして夕食の時、「おい。白鳥沢は何で負けたの?若利くんは不調だったわけ?」と突然影山に突っかかりました。そのまま「じゃあ何で負けた?どんな手を使った?」など影山を質問攻めにします。その場は、同じ学校の古森が止めに入って治まりました。
しかし影山はそれに少しも動揺せずに「佐久早さんはまだ本気出してませんよね?イメージより普通だなーと思ったんで」といいました。古森はこれに吹き出して笑っていましたが、影山の横で食事をしていた千鹿谷の心中は穏やかではなかったようです。
「小さな巨人」星海から「驚け!」と謎の指摘を受ける。
影山がユース合宿の練習が終わりストレッチをしていると、突然後ろから「おい、お前俺を見たことあんのか?」と星海に声をかけられました。影山が「無いっす」と答えると、「じゃあもっとビビれよ!驚けよ!初見からずっと”ヘェー”みたいな顔しやがって!」と謎の指摘を受けます。「ビビってます。でも参考になります」と返した影山に、星海は言葉を失いました。そしてまたしても影山の横にいた千鹿谷は、「なんかコッチの人もめんどくさい人だ」と心の中でつぶやいていました…。
影山が悩む要因となった宮侑の「プレーは大分、“おりこうさん”よな」発言
影山が星海に絡まれた直後、割って入ってきたのが宮侑でした。「ちなみに飛雄君は、なかなか刺々しい第一印象やったけど、プレーは大分”おりこうさん”よな」といいました。影山はこの言葉にカチンときつつも、のちのちまで引っ掛かっていて彼に影響を与えるセリフに。
影山がこの合宿で学んだ2つのこと
影山は全日本ユース強化合宿で、試合形式の練習やポジションをシャッフルしての練習を行いました。そこでうまい選手のレベルの高いプレーを見て、大きく2つ学んだことがありました。ここではその2つをご紹介します。
次の動きを考えたレシーブ
まずは古森が行っていた「攻撃の邪魔にならないレシーブ」です。高校No.1リベロをいわれているだけあり、古森のレシーブにはまったく無駄な動きがありません。しかもそれだけでなくレシーブ直後に、スパイカーの助走を妨げないように動いていたのです!影山はすぐにそこに気づき、烏野に帰ってからリベロの西谷に共有していました。
真のジャンプの仕方
次に星海のジャンプの仕方です。彼はスパイクの時に、すごい力で踏み切って跳んでいました。それは言葉で言い表すのは難しいですが、影山はいつも見ている日向のジャンプとは全然違うと感じたのです。それを帰ってから、「すげぇジャンプは”ドン”だ」という残念な擬音で日向に伝えました。
全日本ユース強化合宿と影山
ユース合宿でレベルの高いメンバーと共に過ごし多くの刺激を受けた影山。彼は烏野に帰った直後は、「レベルの違い」にイライラすることになってしまいます。しかしそれを乗り越えて挑む全国大会で、影山がどれだけ活躍するのかは要チェックですね!