『スパイ教室』はライトノベルを原作とする作品で、スパイとして召集された少女たちがチームを組んで活躍する物語です。第1期放送時で原作の累計発行部数が100万を超えるヒットとなり、7月には第2クールが放送されることで注目されています。第2期ではいわゆる「選抜組」と呼ばれるキャラクターたちが主に活躍し、原作の3巻に該当する内容になります。今回は放送に先駆けて、3巻のあらすじを紹介したいと思います!原作を知らない人にとってはネタバレになりますので、ネタバレが苦手な人は注意して下さい!
アネットに焦点を当てた物語
原作3巻では選抜組全員が活躍するのですが、その中でも特にアネットに焦点を当てた物語となっています。アネットが3巻の実質的な主人公と言えるかも知れません。アネットは記憶喪失で自分の生い立ちが分からない状態なのですが、ある日自分の過去を知る人物との出会いがあり、その人物との関わり合いがテーマとなっています。具体的なストーリーを、次の章から紹介したいと思います!
母親との再会
屍を捕縛する任務が無事に終わり、選抜組であるモニカ、ティア、アネット、エルナの四人は共和国の南になるリゾート地で束の間の休息を楽しんでいました。そんな中、四人の前に一人の女性が現れます。見た目は30代半ばで、物腰の柔らかい雰囲気でした。その女性は名前をマディルダと言い、なんとアネットの母親でした。記憶喪失で誰が親なのかすら分からないアネットでしたが、遂に自身の母親に会うことが出来たのです。その一方で、マティルダが盗難被害に遭っていることをしったアネットたちは、旅行客を狙っている犯罪者集団が犯人であることを突き止め、盗まれたマティルダの仕事道具の奪還に協力することにします。
マティルダの正体
盗まれた仕事道具を無事に奪還したアネットたちですが、モニカはこの時に、マティルダがガルガド帝国のスパイであることを突き止めます。モニカはマティルダの身柄を陸軍に引き渡すべきだと主張しますが、ティアの説得によりマティルダの逃亡の援助をすることにします。一方その頃、クラウスと非選抜組のメンバーにはティアたちが失踪したことが伝えられ、クラウスはリリィを連れて捜索に向かいます。ティアたちが居た歓楽街では帝国のスパイが潜伏したことが知れ渡っており、陸軍が包囲網を敷いていました。クラウスは捜索を続ける中でスパイである「蛇」の一員のスナイパー「白蜘蛛」と遭遇します。取り逃がしますが、蛇に関する情報を聞き出すことに成功しました。
マティルダの最期
マティルダの本性は残忍なもので、アネットは実の娘ではなく拾った子どもでした。拾った理由は愛情をもって育てるためでは無く、スパイとして利用するためでした。更に、実の親子に見えるようにするために、母親の面影を残すように整形させて片目を潰しました。日常的に虐待を繰り返しており、アネットの記憶が無いのは虐待によるショックからくるものでした。虐待の理由は「気持ち悪いから」であり、血が繋がってないとはいえ、親としてはあり得ないことを繰り返していました。ティアはそんなマティルダの正体を知りながらも、取り逃がしてしまいます。しかし正体を見抜いていたアネットは、マティルダの工具箱に爆弾が仕掛けられていることに気づき、爆弾をすり替えることで、彼女の爆殺に成功します。アネットがマティルダを殺害した理由については、アネットに嘘を付いていたことやアネットを爆殺しようとしていたこと等が、彼女の怒りに触れたからでした。
原作3巻のあらすじまとめ
選抜組が活躍するのは勿論のこと、特にアネットの過去を知ることが出来る興味深いエピソードとなっています。アネットの過去は悲しいものでしたが、彼女にとっては良くも悪くも様々なことを知ることが出来ました。彼女の今後の成長に繋がる物語だったと思います。第2期の放送が今から楽しみですね!それでは今回はここまでです。読んで頂きありがとうございました。