『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』はジョジョの奇妙な冒険シリーズの第6部にあたる作品です。第3部の主人公だった空条承太郎の娘である空条徐倫が主人公であり、シリーズ初の女性の主人公ということで話題になりました。2022年の秋には第2クールが放送されることで注目されています。この記事では、主人公である空条徐倫について、様々な観点から解説していきたいと思います！
はじめに：どんな物語？
舞台は2011年のアメリカです。無実の罪を着せられた空条徐倫は、刑務所に収監されることになりました。父である承太郎からの差し入れでもらったペンダントに矢の破片が入っており、徐倫はスタンドの力に目覚めました。徐倫は承太郎から収監が仕組まれた陰謀であることを告げられ、脱獄することを促されます。しかし徐倫がいる刑務所の中は危険な犯罪者だけでなく、スタンド使いも集まっている場所なのでした。
空条 徐倫のプロフィール
今作の主人公です。空条承太郎の娘で、ジョジョシリーズ初の女性主人公です。19歳で身長は174cmで体重は57kgです。お団子ヘアに三つ編みの髪型が特徴的で、父の承太郎は母と離婚しており、母子家庭で育ちました。作中では様々な災難に巻き込まれますが、持ち前の明るさで乗り越えていき、精神的に大きく成長していきます。作者である荒木飛呂彦氏は、最初は女性が殴られたりするシーンを描くことは難しいと感じていましたが、時代が進むにつれてそのような描写があっても良いんだと感じるようになり、空条徐倫を主人公にすることに決めたようです。
どうして捕まったのか？
徐倫は当時の恋人で会ったロメオとドライブしていましたが、彼が人を跳ねる交通事故を起こしてしまいます。ロメオの説得により、遺体を車に乗せて遺棄します。ちなみに、徐倫は遺棄をしていることを認識していませんでした。しかし、徐倫だけがひき逃げと死体遺棄の容疑で捕まってしまい、留置所に送られることになってしまいました。
留置所から刑務所へ
裁判を受け、無実であったにも関わらず、担当の弁護士から「罪を認めれば無罪」と唆されて司法取引に応じたことで、懲役15年の刑に服すことになってしまいます。しかしこれは、承太郎をおびき寄せるためのホワイトスネイクの罠だったのでした。
スタンド：ストーン・フリー
徐倫のスタンドは「ストーン・フリー」です。端的に言うと糸をテーマにしたスタンドで、糸は徐倫自身の身体を解いた物であり、解きすぎると生命に関わることもあります。糸は体の一部のように自由に動かせることができ、音を通す性質もあるので、遠くの音を聞くことも出来ます。糸を編んで防弾チョッキのようにしたり、怪我を縫うことも可能です。自身を解くことが出来るので、狭い所に入り込んだり、自分自身に「メビウスの輪」を作ることも出来ます。本体同化型のスタンドではありますが、スタンド使い以外には感知されないという珍しいタイプのスタンドです。
スタンド名の由来とは？
一説によると、スタンド名の由来としては、石（ストーン）はジョースターとDIOの因縁の元凶である石仮面を指しているのではないか言われています。そして、そのジョースターの血という運命から解放される、つまり自由（フリー）にさせるという意味が込められているのではないかと言われています。あくまで一説に過ぎないのですが、とても説得力がある考察なので、作者もそのような想いを込めていたのではないかと思われます。
空条徐倫についての解説まとめ
空条徐倫はシリーズ初の女性主人公ですが、それまでのジョジョシリーズの男性主人公に負けないくらいの戦闘力や精神的な強さを持っています。女性ならではの視点や苦悩も多く、過去のジョジョシリーズの良さは残しつつも、新しい魅力を読者や視聴者に提供していると思います。もう少しで第2クールがスタートしますが、おさらいとして是非とも第1クールを振り返ってみることをオススメします！それでは今回はここまでです。読んで頂きありがとうございました。
