「無職転生」は2012年からWEB版での連載が始まり現在原作の小説は23巻。コミックスも13巻まで刊行されている「なろう系作品」の中でもかなり長寿の作品です。ここまで長く続くと名言や名シーンは山ほどあるのですが、今回はアニメ化される可能性の高いコミックスから、「ここは絶対にアニメ化して欲しい!」という個人的にも気になった名言や名シーンを紹介していきます!
目次
ルーデウスの才能に驚愕するロキシー
「いつもは無詠唱なんですけど 先生はできないんですか?」ルーデウスにはその気はないのですが、初対面のお手並み拝見で思いっきりロキシーを煽るようなセリフを口にしてしまったルーデウス。この言葉には当時水聖魔術師だったロキシーも驚愕。ロキシーが驚愕しているのを見て、無詠唱魔法ってそんなに凄い才能だったの?と読者も驚き。ロキシーは「自分なんてすぐに超える才能がある」と思ってしまうほどの衝撃だったようです。
ルーデウスが初めて家の敷地内から出るシーン
ルーデウスは前世で家を無理やり追い出された事や交通事故にあって死んだこと、さらに学校でのイジメもあって転生してからも家の敷地から出た事がありませんでした。敷地内から出ると前世の映像がフラッシュバックしてしまい、足がすくんでしまっていたのです。そんなルーデウスを敷地内から出したのがロキシー。魔術の卒業試験を受けさせるため聖級魔法を放てる広場へ向かうのですが、敷地内から出ないルーデウスを「馬を怖がっている」と勘違いし、ロキシーはルーデウスを担いでそのまま馬へ乗せてしまいます。勘違いと強引なやり方であっさりと前世の殻を破る事ができたルーデウスは、ロキシーと別れ際に魔術を教えてくれた事以上に外へ連れ出してくれたことに感謝していました。
2人の女性を同時に妊娠させるパウロ
「パウロ、お前何しでかしてんだ……」と驚愕してしまったこのシーン。ゼニスが妊娠して幸せな時間が続くのかと思った矢先、突然のリーリャ妊娠宣言。いきなり妊娠を告白したリーリャにも驚きましたが、直後にすぐ手を上げて涙を浮かべながら白状したパウロにも驚きました。これが衝撃的過ぎたせいか、「無職転生 パウロ」と検索すると「パウロ クズ」など酷い言葉が予測で出てきてしまう始末(笑)色々と問題を起こすパウロですが、正真正銘「クズ」と言われても仕方ない一番の理由はこれに間違いありません。
ギレーヌのかっこよすぎるシーン
個人的にコミックス全13巻で一番好きだった戦闘シーンがギレーヌの剣技!ルーデウスとエリスのピンチに駆けつけると、遠距離から居合いのような攻撃で斬撃を飛ばし敵の首を飛ばしてしまいます。この技自体ももちろんカッコいいのですが、コミック版での構えや動きが最高にかっこいい!原作でもこのシーンの1枚絵はありますが、個人的にはコミックス版の方が好みです。攻撃すると尻尾の先がぴくっと動いていたり、戦闘が終わるとフリフリ尻尾を振っていたり、細かいところまで見どころがある戦闘シーンでした。
エリスの礼儀正しいお礼の仕方
初登場でいきなりルーデウスを殴り飛ばしたシーンもなかなかの衝撃シーンでしたが、それ以上に驚かされたのはエリスが真面目にお願いをするシーン。ボレアス家では護衛のギレーヌを始め獣人をメイドとして数多く雇っているのですが、これはボレアス家の一族が獣耳大好きだからだったりします。髪の毛を両手でツインテールのようにするこのポーズは犬のタレ耳を意識しており、語尾はニャン。お尻を振りながら笑顔でお願いするのですが、エリスの表情はまったく笑っておらず恐怖を与えるのみ。しかしこれを見た祖父は満足気でその様子を眺めていました。ちなみにこの「礼儀」は祖父から父へ、そして父からエリスへ受け継がれてきたようです。
ロキシーがルーデウスの生存を確認して安心するシーン
フィットア領上空で何やら異変を感じ取っていたロカリーは、心配になり転移事件を知らずにフィットア領へと訪れます。そこで見たのは一面が平地となってしまったフィットア領。思わず座り込んで呆然とし、その惨状を見てルーデウスも無事じゃないのでは?と考え込みます。そんな中、死亡者と行方不明者の名前が張り出されている掲示板の存在を知って大慌てでその場所へ向かうロカリー。そこで「死亡者」ではなく「行方不明者」と明記されたルーデウスたち家族の名前を見つけ、ロキシーは大きく息を吐いて一先ず安堵の表情を浮かべました。この時の安堵している表情に心底心配していた様子が表れていて、ロキシーの弟子想いなところがよくわかるシーンになっています。
ゼニスとの共通点?料理を教わりたいエリス
パウロの元戦友のギースと一緒に旅をしていたデッドエンドの3人。その旅の途中でルーデウスはギースの作った料理を絶賛して、冗談で「ホレちゃいそう!」と言っていました。その言葉を聞いていたのがツンデレのエリスでした。ギースの元へ薪を持ってくると、服をちんまりとつまみ料理の作り方を教わろうとします。実はこのやり取りはギースの過去の思い出にもあり、その時はゼニスがパウロの為に料理を教しえて欲しいと言ってきたというものでした。全く似ていない2人ですが、ギースはエリスのその姿を見て過去のことを思い出します。
ルーデウスとパウロが和解するシーン
ルーデウスとパウロの再会ではいくつか記憶に残るシーンがありました。まずは4年ぶりに親子が再会するシーン。ここでは変わり果てたパウロが登場します。そして大喧嘩するシーン。すべてを水に流してパウロに飛びつくシーン。どれも印象深いシーンだったのですが、一番印象に残ったのは和解して抱き合った後に、これまでの事を本音で語り合って泣きながらパウロがルーデウスに謝るシーンでした。ルーデウスも関係を修復できた事を喜び涙を流し、親子2人でしばらく大泣きしながら謝り続けます。最後に壊れた家族の写真がテープで貼り付けられ修復されていたのも印象深かったです。
ルーデウスとシルフィ(フィッツ)の再会
最初出会った時は美少年と勘違いし、その後お風呂で裸を見て美少女だと気づき、8年後に会った際は髪の色が変わり男のふりをしていたとはいえ気付かずにまた男と勘違いし……シルフィが女の子と知った幼少期、シルフィの為に「鈍感系になる」と言っていたルーデウスですが、さすがにここまで鈍感にならなくても……と思ったシーンでした(笑)結構いろんな特徴が残っていたり、声も女の子っぽい声で、仕草や匂いまで色っぽいと思いながらもシルフィである事どころか女の子とすら気付かないルーデウス。ある意味昔から変わっていなくて安心したシーンでもあります。
エリスの口説き文句「私 ルーデウスの子猫が欲しいニャん」
エリスにこんなこと言われてしまったらもう仕方ないね……禁止されているのもうなずける破壊力抜群の口説き文句。13歳の子供が何をやっているんだ!……と言いたくなりますが、この後2人は初めての夜を迎え、エリスは生娘ではなくなってしまいました。一気に大人の階段を上った2人でしたが、このあと精神的にも大人になって旅立ったエリスに対し、ルーデウスは童貞卒業と共に捨てられたショックで男性機能が死んでしまうという悲惨な階段を上ってしまいます。
最後に紹介するのはロキシーのこのシーン
個人的な名シーン第1位はコミックス1巻のこのシーン。カッコいいシーンや衝撃的なシーンは沢山ありましたが、なんだかんだで読み終わった後に一番印象に残っていたのは、ロキシーがパウロとゼニスの夜の営みをハァハァ言いながらのぞいているシーンでした(笑)ルーデウスではありませんが、本当に「いいもの見た……」という気分になります……ちなみに7年後にロキシーの父から44歳だと知らされるので、この頃のロキシーは37歳。子供がのぞいていたわけではないのでご了承を。いったい何をどこまで見たのかは不明ですが、それがまた男性読者の妄想力を掻き立てたのではないでしょうか。
「無職転生」名言・名シーンまとめ
ここまで無職転生に登場する名言や名シーンを紹介してきましたがいかがだったでしょうか?もちろん今回紹介したのはほんの一部で、まだまだ無職転生には名言や名シーンが沢山あります。ロキシーのパンツネタも紹介したかったのですが……とにかく今は今回紹介したところがアニメ化される事を祈りつつ、放送が開始される2021年の1月を待ちたいと思います。