2020年に放送が予定されていたものの、諸般の都合により放送及び配信を延期されていた「無職転生」。新型コロナの影響で色々なアニメや映画が公開延期され、アニメ化を楽しみにしていたファンの方も心配していたと思いますが、ついに2021年1月にアニメ化される事が公式サイトから発表! そこで今回は主人公のルーデウスが15歳になるまでのあらすじを紹介! ネタバレも多く含みますので、「ネタバレ厳禁! 」という方はご注意ください。
目次
転生する前のルーデウス
まず最初に「無職転生」というタイトルについて、これは「無職に転生する」ではなく、「無職が転生する」という意味であり、決して主人公が無職という訳ではありません。しかし前世の主人公は引きこもりの34歳で家を追い出された住所不定無職の男。絶望していたところ交通事故から人を守り転生という、異世界転生ものの王道コースで転生します(笑)
異世界にルーデウスとして転生した主人公
前世の記憶を持ったまま異世界でルーデウス・グラットレイとして転生した主人公は、前世での失敗を繰り返さないように上手く生きていく事を心に誓います。親の言う事はよく聞き、この世界で当たり前のようにある魔術の特訓をして、父親からは剣術を教わります。両親は自分を大切にしてくれており、ルーデウスは前世と違い幸せな日々を送っていました。そんなルーデウスの機転となったのが3歳の頃。いつも通りこっそり魔術の特訓をしていた際、中級魔術を暴発してしまったことにより魔術の才能があると両親にバレてしまい、家庭教師を呼び本格的に魔術の勉強をする事になります。
この世界における「六面世界」とは?
この異世界は元々6つの世界と、その中心にある「無の世界」と呼ばれる空洞でできており、種族によって別々に暮らしていたのですが、現在は人族の暮らす世界以外は全て無くなっています。その為、全ての種族が共に暮らしており、街を歩いているだけでファンタジーな世界が広がっているようです。
師匠ロキシーとの出会い
家庭教師としてルーデウスの元へやって来たのは14歳ほどの女の子。ルーデウスはこの時3歳ですが、中身は元34歳なので「ロリっ子魔術師キター!!」と心の中で大喜びしていました。なお、ロキシーは魔族なので見た目が幼いだけであり、この時点で実は37歳だったりします。この世界で魔術を使う際は詠唱するのが普通なのですが、ルーデウスは3歳の時点で無詠唱魔法を使う事ができ、それに驚いたロキシーは午前中だけの訓練だけでなく、夜の座学までビシバシとルーデウスを鍛えていきます。
ルーデウス5歳の誕生日とロキシーとの別れ
ロキシーとの特訓の日々はあっという間に過ぎ、ルーデウス5歳の誕生日。随分カットしたように見えるかもしれませんが、原作コミックスでも2話でここまで到達しているので、アニメでもおそらく第1話でここまでは進むと思われます。5歳の誕生日を祝ってもらったルーデウスは、そこでロキシーから弟子の証であるロッドを受け取りました。そしてそれと同時に翌日卒業試験をすると聞かされます。内容は水聖級魔術を使った試験。これをクリアしたルーデウスは「天才」とも言われる水聖級魔術師となり、ロキシーは魔術の腕を磨くため、旅に出る事になります。
シルフィとの出会い
ロキシーが去ってから数日、ルーデウスが村を散策していると子供たちのイジメを目撃してしまいます。前世でイジメられていた過去を思い出したルーデウスはイジメられている子を助けるのですが、かぶっていたフードの中から現れたのは超美少年。これまた最初のように「あっ……」と思った方は多いと思いますが、1年後に美少女だった事が発覚します(笑)彼女の名前はシルフィという混血の少女。この事がきっかけでルーデウスと仲良くなり、ルーデウスはシルフィに魔術を教え、時が経つにつれ2人はお互いに依存するようになっていきます。
突然訪れるシルフィとの別れ
仲良く過ごしていた2人ですが、時間が経つにつれルーデウスに対するシルフィの依存が大きくなってしまい、結果として2人の成長を妨げる事となっていました。シルフィと出会って2年が経過した頃、手紙でロキシーが水王級魔術師となった事を知り、自分も成長するためロキシーの教え通り村を出て魔法大学へ行く事を決意します。しかしルーデウスしか友達のいないシルフィはルーデウスが村を出る事に大反対。大泣きしてルーデウスを引き止めてしまいました。そこでルーデウスはシルフィと一緒に魔法大学へ行く事をパウロに相談するのですが……
パウロとの決闘。そして親戚の元へ
シルフィと一緒に魔法大学へ行く事を相談すると、ルーデウスはそのままパウロに連れられ庭へ。するといきなりパウロが木剣で襲い掛かる形でそのまま戦闘に入り、ルーデウスも魔術を使い応戦しますがパウロにはかなわず気絶させられてしまいます。このままシルフィと依存しあう関係を続けるのは良くないと考えたパウロは戦友のギレーヌにルーデウスに任せて、5年間親戚の元へ預ける事になります。家への帰宅と手紙のやり取りも禁止され、ルーデウスとシルフィはこの後再会するまで約8年間離ればなれになります。
ボレアス家でエリスとの出会い
かなり強引なやり方でしたがボレアス家へとやってきたルーデウスは、居候する代わりにエリスとギレーヌの家庭教師をする事になります。フィットア領の領主の孫娘であり、可愛がられて育ってきたエリスはまさに狂犬・暴君。出会って早々ルーデウスをぶん殴り、年下に教わるなんてお断りだと言い出してしまいます。しかしその後、誘拐事件で助けてもらった事などもあり、ルーデウスの実力を認めて家庭教師として認める事に。でも、ルーデウスはその上から目線の態度が気に入らない様子で……
可愛いはずのポーズで威圧するエリス
エリスの命令という形で家庭教師になるというのは良くないと思ったルーデウスは、領主のサウロスにその旨を伝えると、エリスは家の教え通り「エリスに魔術を教えてくださいニャん☆」と、髪をポニーテールのように手で結び、ウインクをしながら舌をペロッと出します。本来ならこのあざとかわいいはずのポーズ。しかしこの時エリスの表情は怒り8割、屈辱2割、照れ0割。目は血走り血管は浮き出て、ぴくぴくと震えていて可愛いからは程遠い表情をしていました。
エリス初めてのデレから婚約へ!?
ツンデレキャラに必要不可欠なデレ要素。一度デレてからは結構デレてくれるツンデレキャラですが、初めのデレが気になるところ。エリスが初めてデレたシーンは10歳の誕生日に行われたダンスパーティー。ダンスの最中ルーデウスに腰を抱き寄せられ、この時初めて照れて顔を真っ赤にする描写がありました。その後ルーデウスの10歳の誕生日にはエリスの母から結婚する様に言われる事態に。その夜ルーデウスは自分の部屋で待っていたエリスに「10歳らしからぬ事」をしかけ、エリスにそういうのはまだ早いと怒られるのですが、エリスはその後に「あと5年してルーデウスが成人したら」と、確約ともとれる発言をして部屋を去っていきました。
謎の光とフィットア領転移事件
ここまでが物語のプロローグとなり、長く続く旅の始まり。ある日、エリスとギレーヌに水聖級魔法を見せるため出かけたルーデウスたちは、突然上空で起こった白い光の爆発のようなものに巻き込まれてしまいます。後にこの事件は「フィットア領転移事件」と呼ばれ、フィットア領のすべてが消え去ってしまいました。消えた人たちは世界中のいろんな場所へ飛ばされてしまい、その時触れ合っていた人達以外はバラバラの場所へ。上空へ転移した者は地面に落ちてしまったり、海中に転移してしまった者はそのまま溺れてしまったり……この事件で多くの命が失われてしまいました。
転移事件によりルーデウスとエリスは魔大陸へ
ルーデウスが目覚めると、目の前にはエメラルドグリーンの髪と額に赤い宝石をつけた人物が1人。一目でそれがスペルド族だと気づきます。幼少期にロキシーから「スペルド族は危険だから絶対に近づくな」と教えられていたルーデウスはその場で死を覚悟するのですが、どうやら周りの状況的に自分たちを魔物から守ってくれていた様子……ルイジェルドと名乗るスペルド族と実際に会話をしてみると悪人という訳でもなく、聞いていた話と違う印象に最初は戸惑ってしまいましたが、誤解が解けた後は隣に座って会話をするなど打ち解けていきます。
初めてのスペルド族にエリスはギャン泣き
いつものクールなツンデレはどこへやら……目が覚めて目の前にスペルド族がいる事に気付いたエリスは、鼻水を垂らしながら大声で泣き叫んで助けを求め始めます。この様子にはルーデウスも驚愕の表情を浮かべ、ドン引きしている様子。その後もルーデウスから悪い人ではないと言われるのですが、挨拶する際にはガタガタと震えていたり恐怖心はなかなか消えていない様でした。それでもしばらく話すとすっかり慣れた様子で、3人はデッドエンドと名乗り旅を始める事になります。
ルイジェルド、驚愕のイメチェン
エリスを故郷へ帰すため、そしてスペルド族の悪評を消すために旅を続けていた3人。ルイジェルドはスペルド族の特徴である髪を染めて変装し、普通の冒険者として過ごしていました。しかし、ルーデウスのピンチにルイジェルドは正体を明かして周りの敵を威嚇。敵となっていた冒険者たちはルイジェルドの正体を知るとその場から逃げ出し、腰を抜かして動けなかった者も命乞いを始めます。これによりその場は乗り切ったルーデウスたちでしたが、スペルド族の悪評は再び高まる事に……それでもルーデウスがルイジェルドと共に旅を続け悪評を消す約束をすると、ルイジェルドは翌日スペルド族の特徴である髪の毛を全て剃り、スキンヘッドとなっていました。
魔界大帝との出会いと魔眼
旅の途中で出会った1人の少女キシリカ・キシリス(推定7000歳以上)。ルーデウスは最初自らを魔界大帝と呼ぶ痛い子だと思っていましたが、話を合わせていくうちに褒美として魔眼を貰う事に。この渡し方がまた衝撃的で、キシリカはいきなりルーデウスの右目を指で突き潰してしまいます。大慌てで目を押さえるルーデウスでしたが、その目は「予見眼」という少し先の未来を予知する魔眼に変わっており、この力によりルーデウスの能力は数段アップ。PVでもルーデウスがオッドアイになっている描写がありましたが、あれは魔眼によるものだと思われます。
変わり果てた父と再会。親子喧嘩勃発
ルーデウスが4年ぶりに出会った家族であるパウロ。転移事件もあり感動の再会になるかと思いきや、パウロは髭を生やし完全に酔っ払いのダメ人間に……そこでルーデウスはパウロからフィットア領にいた全員が行方不明になったと聞かされ、事の重大さを初めて知ります。ルーデウスに期待していたパウロはその様子を見て失望し、そのまま殴り合いの親子喧嘩に。その場は妹のノルンが止めた事によって収まるのですが、2人の間には深い溝ができてしまいます。
前世の記憶を活かし関係修復をするルーデウス
喧嘩別れとなりそうな2人でしたが、パウロは元戦友にルーデウスがどの様にして生きてきたかなどを聞かされ謝罪する事にしました。しかしいざ顔を合わせると気まずい空気が流れなかなか上手くいかない2人。ルーデウスはパウロの顔を見ただけで恐怖から吐き気がするほどでした。しかしパウロが前世の自分と同じようなボロボロの精神状態になっている事に気付いたルーデウスは、先日起こった全てを水に流す事を提案。改めて再会をやり直し、前世のように家族との縁を断ち切らずに関係を修復する事に成功し安堵の涙を流しました。 その後の2人はしばらく妹やエリスが嫉妬するほど仲良くなっていました(笑)
「無職転生」あらすじまとめ
ここまで無職転生のあらすじを紹介してきましたがいかがだったでしょうか?ここまでで丁度コミックス7巻までになります。どこまでアニメ化するかは分かりませんが、転移事件から先がメインになっている感じで、ルーデウスが魔眼を持っているシーンもあったのでこの辺りまでは確実にやると思います。この先は場面がフィッツの物語になったりするので、いったいどのようにアニメ化されるのか分かりませんが、今からアニメ化されるのか楽しみです!