2021年1月より放送開始のアニメEX-ARMは2030年の近未来を舞台に、オーバーテクノロジーの超兵器を巡るSFバトルアクション、エロ要素ありの作品です。このEX-ARMのあらすじをネタバレつきで紹介したいと思います！今回はコミックス6巻~14巻の内容をまとめてみました！
目次
あらすじその⑩ 上園美波の里帰り
対策課は久しぶりの休暇で、上園美波の里帰りに着いていきました。昔ながらの養殖業を営む美波の祖父と祖母の元で、アキラは美波の過去と両親について話を聞きます。美波の父親は昔から曲がったことが嫌いで喧嘩っ早い性格のエンジニアでした。やがて海外で仕事をすることになって美波の母と出会い結婚し美波が生まれ、美波は海外で破天荒に育っていきました。そんな話を聞いているうちに、若い観光客が大時化の中離島に取り残されていることを知り、父親が昔使っていたエンジンボートを出して救出に向かいます。
上園美波の里帰りその2
大時化の中、果敢に救出に向かった姿はまるで美波の父親を彷彿とされるようなものでした。しかし、美波の両親は派遣されていたプラントをテロリストに襲撃されて殺害されてしまったのです。父親も母親も弟も全員がその手に掛かり、助かったのは学校に通っていて難を逃れた美波だけでした。両親は死亡し、弟の蒼真も行方不明。それでも美波は警察官という職業を選びました。そんな一面を見たアキラは出来る限り美波を守ると決意を固めます。そして対策課に新しい任務が与えられます。
あらすじその⑪ オークショニア編開幕
対策課の新しい任務は、お台場に作られた大型のカジノで行われる催しに、公安との合同捜査で潜入することでした。とある組織、日本の右翼組織として経済界に太いパイプを持つ『仁國社』の要人警護とカジノにやってきた犯罪組織を一網打尽にする作戦でした。犯罪組織の目的はオークションで出品されるEX-ARM。その中には2020年に東京を壊滅状態に追い込んだEX-ARM“No.11”も出品されるというのです。そして、アキラはその背後に潜むもう一人の自分も必ず出てくると予感していました。
ポーカーゲーム
オークショニアは出品した3つのEX-ARMの入札に参加できるのは3名のみ制限をかけます。それは組織同士の潰し合いを意味していました。そして、早速仕掛けてきたのがファルコーネ一家のダリオ・ゴルドーニでした。そしてこちらの代表には何故か美波がたつことになり、ブラックジャックによる勝負が始まります。美波はアキラの支援を受けて、カウンティング（場のカードを全部覚えるブラックジャック特有の戦術）により勝負をすすめようとしますが、ダリオの所持していた5枚目のカードの存在からEX-ARMによるイカサマを仕掛けていることに気が付きます。
決着
ダリオは“No.23”複製のEX-ARMを使い、ニセのカードを作り出すイカサマをしていました。しかし美波は土壇場での勝負強さを見せ、ダリオのイカサマを封じ運否天賦の勝負に持ち込みます。そして、ダリオを破り勝利した仁國社はファルコーネ一家と共闘することになりますが、その夜ダリオは何者かに襲撃されて行方を暗ましてしまいます。
あらすじその⑫ 抗争勃発
アルマは“砂漠の鷹”と呼ばれるアラブの富豪アル・ジャードについて探りを入れ、美波はアル・ジャードと共に行動する少年ソーマと出会います。美波はソーマを見て死に別れた自分の弟の事を思い出します。そうしている間に状況は動きます。有力候補のウインター財団が脱落し、ハノイ・ファームとスピリタ・コーカサスが手を組み、仁國社の一同は襲撃されます。謎の覆面男の介入もあり、アキラとアルマは美波たちを逃がすため自爆覚悟の攻撃を仕掛け、そのまま意識を失います。アキラの目が覚めたとき、そこには見知らぬ男性が座っていました。そして、その男こそが今回のオークションを企てた人物オークショニアだと名乗ります。
オークショニアの謎
オークショニアはアキラのことを知っていました。そして、警察と手を切り我々に協力し、仁國社と手を切ればアキラを警察の手から救い出せると提案します。アキラは当然要求を跳ね除けるのですが、オークショニアは「警察も仁國社も守るに値しない、バーディーン共和国の“浄水プラントテロ事件”について調べてみろ」と意味深な言葉を残してアキラの接続が切れます。アキラのコントロールは対策課の本体に戻り、アキラはその事件について調べてくれとアリサに頼みます。
あらすじその⑬ アル・ジャードとプラントテロ事件
プラントテロ事件については謎が多く殆どの情報はありませんでしたが、その事件は美波に大きく関わっている事件でした。しかし、アル・ジャードがその事件に関与している可能性が高いことを知り、美波は単身アル・ジャードの元に向かいます。そのころアル・ジャードはバトハラの戦闘員たちから襲撃されていました。アル・ジャードを襲撃していたバトハラの戦闘員イーヴォはEX-ARMのホルダーで音を消すEX-ARM“No.28”ノイズキャンセリングのホルダーでした。
例の事件の真相1
暗闇の中、音を消して襲撃するイーヴォを相手にアル・ジャードは砂漠の民特有の鋭い嗅覚で位置を把握し撃破。そこで美波とアキラはバーディーン共和国のテロの真相を聞きます。仁國社のトップである葉山雅邦はバーディーン共和国のプラント建造において、海外企業の参入を阻んでいたアル・ジャードの叔父を間接的に暗殺し、日本企業による中抜きの末に建造されたプラントは要求されるスペックを遥かに下回るものでした。しかし、そんな状況で義憤に駆られた人物がプラント建造に関わる日本側のエンジニアにいました。それが美波の父親の上園一真でした。
例の事件の真相2
上園一真は仲間のエンジニアと共にアル・ジャードと連絡を取り、内部告発の準備をしていました。しかし、内部告発に至る前に作戦の内容が外部に漏れてしまいます。その結果、テロに見せかけた工作でエンジニアたちは皆殺し。唯一助かったのが弟の蒼真でした。蒼真は全身をサイバネ化して生き延び、アル・ジャードに保護されていました。そしてその人物こそがアル・ジャードと行動を共にしていたソーマだったのです。
あらすじその⑭ 抗争も佳境
組織同士の抗争も佳境に入り、バトハラの勢力が脱落します。ただ、仁國社は何者かに居場所をリークされたうえにアルマのプログラムが書き換えられアル・ジャードの味方になってしまいます。絶体絶命の状況で助太刀にきたのがアンドロイドのボディを手に入れたユグドラシルでした。そして、別の現場ではスピリタ・コーカサスのジーナとアリスタリフが覆面の男と戦闘に入っていました。
覆面男 VS スピリタ・コーカサス
アリスタリフはEX-ARM“金属融解”のホルダーで、インセクトドローンを操るジーナとのコンビネーションで戦うも、覆面を男の使う未知のEX-ARMとダリオから奪っていた複製のEX-ARMに対処できず止めを刺されそうになります。しかし、そこに対策課が乱入し、ジーナは間一髪難を逃れて覆面男のEX-ARMが空気を固体に変えるEX-ARMであることを見破り、どうにかして逃げ切ることに成功します。これによってスピリタ・コーカサスもこの件から手を引きます。
あらすじその⑮ ついに現れた黒幕
別の現場ではアル・ジャードとアルマ、ソーマの前に立ちはだかったレアン＝ヴァリウスとの戦いが始まっていました。お互い一歩も引かない戦いの中、ついに事件の背後で暗躍していた黒幕が現れます。その名も“β”。オークショニアが追い続けてきた黒幕であり、アキラのとっても宿命の相手でした。オークショニアが最後に出した条件は、このβの引き渡しでした。そして、このβこそがかつてオリンピックテロを引き起こした張本人でした。
βとは一体？
葉山雅邦がβに刺され瀕死の重傷を負ったため、雅邦たちが閉じ込められたセキュリティを破り、βをネットワーク上から追い詰めるためにネットワーク上から侵入を図ります。そしてついにβと対峙したアキラはその正体と因縁について知ることになります。βとはアキラと同じ能力を持ったEX-ARMであり、アキラは過去にオリンピックテロを止めるためオーガに乗ってβと戦っていました。それがアキラの失われた過去の一部だったのです。ネットワーク上でβと戦い、隙をついて雅邦と翠里が捕らわれている部屋のセキュリティを解除しますが、現実世界では公安の宮部が翠里を守るために殺害されてしまいます。
あらすじその⑯ 復興委員会介入
その頃、日本において最大の権力を持つ復興委員会が動き、対策課や仁國社を切り捨ててβとNo.11を回収すべく戦力を投入し、その場にいる全員を焼きはらおうとします。権力に押しつぶされそうになる対策課らの窮地を救ったのは士牙課長でした。士牙や総理大臣は復興委員会の圧力を跳ね除けるため、米軍と手を組みその暴走を抑えようとします。しかし、復興委員会はバックアップ担当の千景やアリスの元に戦力を送り、対策課の頭をおさえようとします。その窮地に現れたのが強化外骨格を装備した米軍及び、対策課のキムラでした。
アルマ奪還
政治上の問題をクリアできたことから対策課は切り札となるオーガを投入しようとします。しかし、オーガの起動にはアルマの存在が不可欠でした。美波とユグドラシルはプログラムを書き換えられたアルマを奪還すべく、アル・ジャードたちを待ち伏せます。そして美波はアルマを、ユグドラシルはアル・ジャードを抑えるために戦闘を開始。美波はアルマの癖を見抜いて無力化に成功し、アルマも一時的に洗脳が解除されますが、安全装置が作動しシャットダウンしてしまいます。アル・ジャードは正しい手順を踏まなければ洗脳は解けないと明かし、その解除コードは自分しか持っていないと言います。
アル・ジャードの最期
美波とユグドラシルは怒りに任せて戦うアル・ジャードとの最後の闘いが始まります。アル・ジャードは美波の姿にかつての親友のイメージを重ねていました。戦いの中、アキラが作り出した葉山翠里のホログラムに気を取られたアル・ジャードは怒りで判断を誤り、美波に制圧されてしまいます。しかし、そのとき復興委員会の二脚戦車と戦っていたソーマと覆面の男が現れ、二脚戦車の標的が美波に向けられます。アル・ジャードはかつての親友の娘を庇い、解除コードを託して散ります。
あらすじその⑰ オーガ到着
アル・ジャードが死んでもなお、蒼真の復讐は止まりませんでした。覆面男は蒼真が操っていた外骨格スーツでした。蒼真は外骨格スーツとドッキングし、復讐を果たそうとします。そこに登場したのが洗脳が解かれたアルマでした。アルマとユグドラシルは二人掛りで蒼真を止めようとしますが、そこに介入してきたのが復興委員会の二脚戦車の全てをハッキングして乗っ取ったβでした。さらにこの事件を通してβの本体がどこにいたのかも判明します。βの正体は公安の宮部でした。事件が起こる以前よりβは宮部を殺害し、その身体を乗っ取っていたのです。
オーガ VS β
βの正体はアキラと同時に作られたEX-ARM“No.00”のもう一つの個体でした。そして、βが掌握した二脚戦車に対抗するため、ミサイルに乗せて射出されたオーガがアキラの元にたどり着きます。βは自身の機械融合能力を使い、周囲の機械を飲み込み肥大化していきます。そして長らく謎だったオークショニアの正体も判明します。オークショニアは夏目柊一のクローンでした。そして、その目的はβの殲滅とアキラに三つのEX-ARMを託すことでした。別の現場ではアルマと蒼真が最後の闘いを繰り広げ、蒼真の自爆覚悟の特攻をかいくぐりアルマは蒼真に止めを刺します。
あらすじその⑱ 最終決戦
機械融合能力でオークショニアの持っているEX-ARMを飲み込んだβでしたが、能力のEX-ARM“No.16”時間停止を使い、βを出し抜き三つのEX-ARMをアキラに託します。そして、その三つのEX-ARMとオークショニアの捨て身の行動でアキラはβの本体を特定し破壊します。これですべてが終わったかに見えましたが、そのとき社会全体に異変が起こっていました。
ラストミッション
ネットワークに入り込んだβの残滓が人類の争いや悪意の歴史と結びつくことで、意思もなく破壊と増殖を繰り返す最悪のコンピュータウイルスが全世界にハッキングを仕掛け、社会は大混乱に陥ります。全世界のサーバが汚染されつつある状況で、各国の無人兵器が街を焼いていきます。アキラは最後の手段として、コンピュータウイルスを東京都内に押しとどめた状況で核ミサイルを東京上空で爆破させ、降り注いだ電磁パルスで電子機器もろともウイルスのデータ全てを破壊しようとします。それはオリンピックテロ以上の災厄を引き起こすことに他なりませんでした。
【EX-ARM】ネタバレあらすじ後編まとめ
EX-ARMの第一部は最悪のコンピュータを消滅させるために、東京に大規模な電磁パルスを巻き起こしたところで終了します。そして、その後の物語はEX-ARM EXAにて連載中です。第二部は始まったばかりなので、アニメは第一部の物語になると思います。また、前編のあらすじもまとめてあるので、良ければそちらもどうぞ。
