2013年から『週刊少年ジャンプ』にて連載が始まったバトルアクション作品で、作者は葦原大介さんです。2019年からは『ジャンプスクエア』にて連載となっています。アニメ第一期(全73話)が2014年10月~2016年4月まで放送されており、2020年に第二期が放送予定となっています。ネイバー(近界民)から地球を守る組織「ボーダー」。そこに所属する主人公の三雲修はゲートの外から来たネイバーの空閑遊真と出会います。学校に襲来したネイバーと戦う三雲でしたが、力及ばず苦戦しているところに空閑が「トリガー」を使い助けに入ります。ボーダーの三雲とネイバーの空閑、本来敵対するはずの二人が力を合わせて戦うことになるのでした。今回は第4巻~第6巻までのあらすじをご紹介していきたいと思います。ネタバレを含む内容のため、まだ見てない方は注意してくださいね!!
第26話~第34話(単行本4巻)
第4巻では、迅・嵐山隊VS太刀川率いる精鋭部隊と戦いがメインで描かれています。またユーマと千佳のボーダー正式入隊もありますね。後輩を陰で支える迅さんカッコ良すぎます!!
第26話「嵐山隊②」
ボーダーのトリガーについての説明を受けるオサムたち。ホルダーには攻撃用や防御用など合計8種類のトリガーをセットでき、状況に応じて使い分けて戦います。一方で、迅たちと交戦中の精鋭部隊は総攻撃で迅を討つ太刀川の部隊と、嵐山隊を足止めする出水の部隊に分かれる作戦に出るのでした。
第27話「太刀川 慶」
迅が「風刃」を使わず、攻めに消極的なことが気がかりな太刀川たち。迅の狙いはトリオンを切れさせ撤退させることでした。それを見抜いた太刀川たちは強引にユーマのいる玉狛に向かおうとします。迅はそれを阻止するために「風刃」を使い、あっという間に菊地原をペイルアウトさせるのでした。
第28話「迅 悠一④」
「風刃」とは迅が使う黒トリガーの能力で、物体に斬撃を伝播させ、目の届く範囲どこにでも攻撃ができるというものでした。ブレードから出ている光の帯の数が残弾で、それがなくなるとリロードしなくてはならず隙が生まれます。太刀川たちはその隙を突いて迅を倒そうと仕掛けます。連携の取れた攻撃で迅を追い詰めた太刀川たちですが、その展開を迅は先読みしていました。サイドエフェクトと「風刃」の相性は抜群だったのです。
第29話「嵐山隊③」
迅の攻撃で嵐山隊も勢い付きます。建物内で戦う木虎と米屋。逃げ回っているかのように見えた木虎でしたが、ワイヤーに腕が引っ掛かり動きが止まった米屋の胸を突きます。しかし、米屋は木虎を道連れにして建物外へと飛び降り、そこに精鋭部隊の一斉射撃が入ります。間一髪で時枝が助けに入り、木虎は助かりますが、時枝はペイルアウトし、3対2と形成逆転されてしまう嵐山隊でした。
第30話「嵐山隊④」
嵐山と木虎は自分たちを誘い出す為の罠だと分かった上で、三輪たちを追いかけます。嵐山を囮として木虎が奇襲をかける作戦。ここまでは予想していた三輪たちでしたが、木虎がスコーピオンを足がわりに使っていることは予測出来ませんでした。見事な奇襲で当真をペイルアウトさせた嵐山隊。その直後、三輪に作戦終了の知らせが入るのでした。
第31話「迅 悠一⑤」
迅が太刀川たちを倒したことで事態は収束しました。ユーマの黒トリガー強奪に反対する忍田本部長は、これ以上刺客を送るなら自分が相手になると激怒します。しかし、さらなる刺客を送ろうとする城戸司令。二人の正面衝突かと思った矢先、迅が本部に交渉をしに来ました。迅の要求はユーマのボーダー入隊を認めること。その代わりとしてなんと「風刃」を差し出すと言い出したのでした。
第32話「迅 悠一⑥」
迅はボーダーの主導権争いなどには興味なく、ハードな人生を送ってきたユーマに楽しい時間を与えてやりたいと思っていました。自分がライバルたちと切磋琢磨してきた楽しい時間をユーマにも味わってほしかったのです。迅が守った後輩たちは、それぞれの戦闘スタイルを見つけ出しボーダー隊員正式入隊日を迎えるのでした。
第33話「空閑 遊真⑤」
ボーダーに正式入隊したユーマと千佳は、まずはC級からB級を目指すことになります。訓練で満点を取って、ランク戦に勝ち続ければ良いと木虎からアドバイスを貰ったユーマは張り切って訓練に臨みます。仮想のネイバーを倒すタイムで競う訓練では、1分弱でまあまあの成績。木虎は9秒、緑川は4秒というとんでもない成績を収めていました。そんな中ユーマの出したタイムは0.6秒?!!
第34話「雨取 千佳③」
スナイパーの訓練を受ける千佳は、狙撃ポイントがバレないように撃ったら走るとレイジから教えられていました。しかし、そんなことはB級に上がってから習うことであり、C級の子たちからは馬鹿にされてしまいます。しかし、いざ千佳が狙撃するとあまりの威力に建物内に大きな穴が・・・。訓練生たちは完全に言葉を失っていました。
第35話~第43話(単行本5巻)
第5巻では、オサムVS風間、ユーマVS緑川の戦いが見られます。また、ネイバー知られざる実態も明らかになります。ネイバーの大規模侵攻・・・。一体どこの国がどのようにして攻めてくるのでしょうか・・・。
第35話「三雲 修④」
突如A級3位の風間がオサムに模擬戦を申し入れます。勝てる勝負ではないことを承知で、経験を積むために引き受けるオサム。風間はネイバーであるユーマを手懐け、迅の後輩であるオサムの実力を試そうとしていました。圧倒的な実力差で模擬戦は終了しますが、迅が黒トリガーを手放したことを聞き、オサムは風間にもう一度挑むのでした。
第36話「三雲 修⑤」
迅の話を聞き、何としても風間に一発当てたいオサムは、烏丸に教わったシューターの特徴を活かし風間の動きを封じます。動きを制限して大玉で仕留めるかと思われましたが、オサムはシールド突撃で風間を一気に壁まで追いやります。そこから間髪入れずにゼロ距離射撃!!オサムは完全に風間を捉えたのでした。
第37話「三雲 修⑥」
風間に勝利したかに見えたオサムでしたが、伝達系切断によりオサムはダウンしてしまいます。しかし、トリオン露出過多で風間もダウンとなったため、最後の一戦は引き分けに終わりました。B級で戦闘経験も少ないオサムがA級隊長の風間に引き分けたのはかなりの功績と言えるでしょう。オサムが実力不足だと言う風間でしたが、自分の弱さを良く知り、頭を使って戦うオサムのスタイルを評価していました。ユーマと千佳もド派手に入隊試験に合格し、玉狛新チームの3人は新たなスタートを切るのでした。
第38話「空閑 遊真⑥」
訓練で満点を取り続けるユーマですが、昇給するための4000ポイントにはなかなか届きません。そこで時枝に教えてもらいランク戦に挑むユーマ。圧倒的な実力で一気にポイントを掻っ攫うのでした。一方、本部では迅や風間、各支部長などが集まり会議を始めていました。議題は近く起こると予想される、ネイバーの大規模侵攻。
第39話「空閑 遊真⑦」
風間に一回引き分けたオサムでしたが、引き分けたという部分だけが強調されて広まっていました。その噂を聞いた緑川はオサムにランク戦を挑みます。緑川は仮想ネイバーを4秒で倒す程の実力で、オサムは到底かないませんでした。ギャラリーをわざわざ集め、オサムを晒し者にした緑川に怒ったユーマは、ポイントを全部掛けて勝負を挑みます。勝てば隊長であるオサムを「先輩」と呼ぶという条件をつけて。
第40話「空閑 遊真⑧」
ユーマVS緑川のランク外対戦10本勝負。緑川があっという間に2本先取し、A級の実力を見せつけます。しかし、緑川をボコボコにしたいユーマはわざと2本取らせ、そこから10連勝。圧倒的な経験の差を見せつけるのでした。
第41話「レプリカ」
迅の熱烈なファンである緑川は、迅の誘いで玉狛に入ったことに嫉妬していたのでした。しかし、ユーマに負けたことでオサムを先輩と呼び、素直な一面を見せます。経験の差を見せるユーマを見て自分も精進しようと思うオサムなのでした。迅に呼び出されたオサムたちは、城戸司令たちのいる本部に向かいます。本部ではネイバーの大規模侵攻に備えた会議を行っており、レプリカがネイバーについて語り出すのでした。
第42話「レプリカ②」
ユーマの父有吾が調べた惑星国家の軌道地図をボーダーの配置図に加えるレプリカ。地球に接近してきている国家は雪原大国「キオン」か神の国「アフトクラトル」のどちらかの可能性が高く、その国が黒トリガーを所持しているかが重要でした。キオンには6本、アフトクラトルには13本の黒トリガーが存在していましたが、希少なため基本的には守りに使われることが多いとレプリカは言います。ボーダー本部はユーマ、レプリカの情報を元にネイバーを迎え撃つ準備を始めるのでした。
第43話「迅 悠一⑦」
大規模侵攻の中でオサムがピンチになると予知した迅は、三輪にオサムを助けるようにお願いします。自分で始末をつけさせろと断る三輪でしたが、迅のサイドエフェクトは三輪が助けてくれると予知しているのでした。
第44話~第52話(単行本6巻)
第6巻では、ネイバーの大規模侵攻戦を軸に物語が侵攻していきます。オサムや千佳、木虎の成長が見られるシーンも見どころですね!
第44話「大規模侵攻」
分散して市街地を目指すトリオン兵に対応するため、現場の部隊を3つに分けるボーダー本部。西と北西ががら空きになる作戦ですが、ここには、迅と天羽がすでに向かっていました。戦力分散して攻めてきたトリオン兵の狙いとは一体何なのか?!
第45話「大規模侵攻②」
今までに見た事のない新型トリオン兵に動揺するボーダー隊員たち。この新型は「ラービット」と呼ばれるタイプでトリガー使いを捕獲するためのトリオン兵でした。思わぬ強敵にA級の風間が立ち上がります。
第46話「大規模侵攻③」
新型の妨害によりトリオン兵の進行を止められないボーダー。部隊を回すように要請されますが、戦力が劣った状態では新型の餌食となると考えた忍田本部長は部隊の合流を優先します。これを城戸司令も支持しますが、新型を止められない場合はどうするのかを尋ねます。最悪の事態ではあるが、その場合は自分が出ると言う忍田本部長でした。
第47話「大規模侵攻④」
トリオン兵とボーダーの戦いを上空から見るネイバーたちは余裕そうな表情を浮かべていました。しかし、ラービットが堕とされたことで、次の手を打つことに。オサムたちと合流した嵐山隊は新型を堕とし、次の目標に向かおうとしますが、突如爆撃用のイルガーが本部に接近してくるのでした。
第48話「大規模侵攻⑤」
三体のイルガーと交戦するボーダー本部。装甲を強化していた本部は1体までは耐えれると言います。集中砲撃で残り1体を確実に仕留めるように指示を出す忍田本部長。3体いるのに残り1体と言う忍田本部長でしたが・・・そこにはイルガーを一刀両断する太刀川の姿がありました。
第49話「大規模侵攻⑥」
新型を倒した風間隊でしたが、中にはキューブがあるだけで、諏訪の姿はなかったため本部でキューブの解析をしてもらうことに。一方、オサムと木虎に同行しているレプリカは、敵が膨大なトリオンを注ぎ込んでいる割には、本格的に攻めてこないことに、真の目的が隠されているのではないかと危惧していました。
第50話「三雲 修⑦」
色違いの新型と対峙したオサムと木虎。さらにそこにモールモッドも現れます。木虎は新型を一人で相手にし、モールモッドをオサムに任せます。自分の力でみんなを助ける為に訓練をしてきたオサムは、一人でモールモッドに挑むのでした。
第51話「木虎 藍④」
一人で新型と善戦する木虎でしたが、新型は木虎以外の住民に対して無差別攻撃を始めます。自分の足を犠牲にしてなんとか新型を倒した木虎でしたが、そこに追い打ちをかけるように新型が3匹登場するのでした。
第52話「雨取 千佳④」
突如現れた新型にやられた木虎はペイルアウトが間に合わず食われてしまいます。新型の狙いであるC級隊員たちはパニックで逃げ出し、千佳が新型に狙われます。千佳を守ろうとする出穂でしたが、捕らえられピンチに。自分で戦えるようになるためにボーダーで戦闘員になった千佳は、自らの意志で新型を攻撃するのでした。
原作4巻~6巻までのあらすじを紹介(ネタバレ注意!!)まとめ
いかがだったでしょうか?
遂にボーダーに入隊したユーマと千佳。オサム達3人はここからA級に向けて走り出すのですが、そこに突如ネイバーの大侵攻が・・・。まずはこの危機をどう乗り越えるのかに注目ですね!!