週刊少年ジャンプ連載中で、いよいよ最終章へ突入しているスポコン漫画『ハイキュー!!』。バレーを題材とした熱いストーリーで、若い女性からも圧倒的な支持を得ています。この記事では、そんな『ハイキュー!!』の主人公・日向翔陽と影山飛雄が通う「烏野高校」の元監督で、現コーチの祖父にあたる烏養一繋について徹底的に紹介していきます。一繋の過去から現在、バレーに対するこだわりまでぜんぶお伝えします!
烏養一繋(うかいいっけい)のプロフィール
一繋は、「烏野高校」の男子バレー部の元監督で、現在の年齢は69歳です。物語で、烏野のコーチを務める烏養繋心(うかいけいしん)の祖父でもあります。一繋は「烏野の烏養」と呼ばれ、名将としてその名を轟かせていました。日向が憧れる「小さな巨人」がいた強豪時代の監督を務めていて、「凶暴な烏を飼っている」とウワサになっていたそう…。
一度は監督を引退したものの、昨年に少しだけ復帰。しかしその後体調を崩し入院してしまったため、現在は監督をしていません。一繋はスパルタで、指導を受けた2・3年生のなかでは退部した人もいるほどです。ちなみにあの影山も、名将烏養が復帰していると聞き烏野に入学を決めました!
烏養一繋のバレーの方針
一繋のバレーの方針は、今の烏野そのもので”常に新しいことを開拓していく”というスタイルです。この考えに対し、個々の強さや「高さ」といったバレーの絶対的な強さを重んじる白鳥沢学園の鷲匠監督は、苦言を呈していました。この2人は、バレーに対する根本的な考えが真逆なのです。
烏野は、それだけでも十分試合で使えたであろう日向・影山の「変人速攻」が止められることがわかると、すぐにそれを捨てて改良を加えました。他にも烏野のメンバー全員がスパイクのセットアップに入る「シンクロ攻撃」など。まさにこれらの攻撃方法は、一繋が好きな”新しいこと”なのです!繋心はしっかり祖父の考えを引き継いでいるのですね。
音駒高校の猫又監督は因縁のライバル!
実は一繋と音駒高校の猫又監督は、中学のときからの因縁のライバルです。猫又監督は中学時代宮城県に住んでいて、一繋とは練習試合や地区予選で対戦する関係でした。あるとき、猫又監督が一繋のところから大量ポイントをあげ、試合後に「君のおかげで俺の評価があがったと思う。ありがとう」といってきたことがありました。このときから一繋は、「いつかこいつを倒す」と心に決めていたのです。
しかしその想いは果たされないまま、中学最後の試合で猫又監督は東京へ転校してしまったのです。その後一繋は高校2年でついに全国大会へ出場。その試合会場で猫又監督を発見するものの、お互い1回戦で敗退してしまい対戦することは叶いませんでした。そしてそのまま2人は、全国大会に出場することはなかったのです。
監督同士で運命の再会を果たす!
そして数年後、一繋と猫又監督はお互いに自分の母校でバレー部のコーチをやっていることを知りました。それから予定が合えば練習試合を組むようになったのです。いつしか「烏野高校」と「音駒高校」の試合は、「烏と猫」なので”ゴミ捨て場の決戦”とよばれるように。しかし公式試合で対戦することは叶わないまま、お互いに引退してしまったのです。
33巻でついに“ゴミ捨て場の決戦”スタート!
一繋と猫又監督の悲願でもあり、共に練習試合や合宿をした選手たちにとっても念願の戦いが全国大会3回戦でついに行われることに!入院している一繋もテレビの前でワクワクした面持ちで試合を観戦していました。
一繋が烏野の監督を務めているわけではありませんが、孫の繋心がコーチとして試合に参加しているので喜びもひとしおだったことでしょう。ネタバレになってしまうので、試合の結果はここには記載しませんが、試合後の整列の際にテレビの前で一繋が握手のポーズをとるシーンがとても印象的です。
烏養一繋まとめ
過去に烏野高校を強豪にまで育てあげた名将・烏養!引退した現在も彼のスタイルは、烏野に受け継がれています。そんな烏野が、中学のときのライバル猫又育史が監督を務める音駒高校と因縁の対決!これは、一繋にとってもかなり見ものだと思います。自分自身では勝つことが叶わなかった猫又監督…。果たして孫の繋心は、一繋の「猫又育史に勝つ!」という積年の想いを叶えることができるのでしょうか?