中間管理録トネガワはカイジシリーズのスピンオフ作品で、帝愛NO2の利根川幸雄を主人公とした本編とはうってかわってギャグテイストの中間管理職コメディです。トネガワは優秀な男ですが、帝愛というブラックの中間管理職は簡単な業務ではなく何度も失敗を繰り返しながら奮闘しています。そんな失敗談から実生活でも参考に出来そうなトネガワの失敗談を紹介していきたいと思います！
目次
失敗その① 利根川痛恨の失態……！部下からの信頼を失う……！
会長である兵藤から多重債務者のクズどもが人間の醜さを曝け出す命を懸けた破滅と絶望の悪魔的ゲームを企画しろと無茶な要求を課されます。トネガワは早速会議室で黒服たちに意見を募ります。トネガワはその手腕で部下のやる気を引き出させ、次々と役に立つのか立たないのか分からない大量のアイデアを出させることに成功します。
会長、兵藤現る……！
そんなとき、突然会長である兵藤が様子を見に来てしまう……！会長が来てしまった以上、会議を前に進めざるを得ない状況となりますが、気まぐれで容赦のない兵藤に下手なアイデアを提出すれば即制裁もありえる……！そんな状況ではさすがのトネガワといえど冷静になれず、部下たちに横柄な態度をとってしまう。結局、会議はまとまらずトネガワは部下からの信頼を失ってしまいます。上司を目の前にした緊張感の中では誰だって力を発揮できない……！
失敗その② 溜まっていたんだ……！ワシもっ……！
会長に突然、「ワシを満足させうるような映画が見たい」と言われたトネガワは、会長と一緒に映画を見ることになります。会長は選んだ映画は、暴力シーンマシマシの映画でもなく、醜い人間同士の争いでもなく、流行りのアニメでもなく、反フィクションの宇宙開発のドキュメンタリー映画でした。
進むも地獄、引くも地獄……！
ドキュメンタリー映画と言うのは視聴者を楽しませるというよりは、視聴者自身に考えをゆだね、淡々とした素材映像や説明が続く映画であることが多い。つまり、兵藤がおじいちゃんでなくとも眠たくなる映画と言える……！案の定、兵藤は眠ってしまいます。しかし、そうこうしている間にクライマックスが近づきます。気持ちよく寝ている兵藤を起こせば当然怒らせる。しかし、クライマックスで起こさなけばそれはそれで怒らせる。前にも後ろにも進めない状況……！
トネガワ痛恨の居眠り……！
トネガワはそんな状況で『映画を一時停止させて会長が起きるまで待つ』という荒業で解決。しかし、安心したトネガワはそのまま眠ってしまいます。隣で眠っていたトネガワに対して兵藤は怒り、制裁……！日頃から激務のトネガワは疲れが溜まっていた……！痛恨の居眠りで会長を怒らせ、企画書も提出できませんでした。
失敗その③ 世の中には働かせてはいけない人間もいる……！
限定ジャンケンのアイデアに加えて会場の選択でも奇抜なアイデアを出し頭角を現す黒服左衛門……！その活躍を見た同期の海老谷はとにかく焦っていた……！自分も何か結果を出さなければならない、しかしこの海老谷、熱意と行動力は人一倍あるものの勝つための何かが足りない。この海老谷はやることなすこと方向性がズレていたのです。
トネガワ、痛恨のアドバイス……！
トネガワは海老谷を照準のズレた大砲だと評価していました。しかし、一方その熱意と行動力は買っていました。その照準さえ正してやれば大きな力になると感じ、スケールを気にせずに自由にやってみろとアドバイスを送ります。しかし、トネガワは海老谷という男を誤解していました。世の中には、好き勝手行動させたら最後、最悪の結果しかもたらさない人間もいるのです。
海老谷、一発解雇……！トネガワ減俸……！
海老谷はトネガワに言われたとおり、自分で考え自由に行動し突っ走ります。しかし、その結果海老谷は兵藤を怒らせてしまい、一発で解雇……！そしてトネガワも減俸処分を言い渡されてしまいます。自分に酔ったトネガワ、痛恨のアドバイスで最悪の結果……！それっぽいこと言えばいいってもんじゃない……！しかし、この海老谷、後に意外な形で活躍する？
失敗その④ この男に任せてはいけない……！
限定ジャンケンの会場も決まり、いよいよ本番前のリハーサルを行うことになった利根川。新人の黒服たちを使ってリハーサルをしますが、黒服たちは借金を背負っているわけでもなく、新人特有の固さばかりが目立ってしまいます。多重債務者たちが醜く争うリアルを演じるのは土台無理な話……！そんなときカイジの天敵である金貸しヤクザ、遠藤が現れます。
みんなクズになってしまった……
遠藤はリアルを演出するため、クズになるための新人教育を施します。しかし、その教育があまりにも効果的だったため新人たちは全員無気力なクズになってしまいます。働きたくないクズどもはゲーム自体を放棄し、遠藤はさらにかき集めたクズどもを使いバトルロイヤル形式の争うになります。違う……！そうじゃない……！そういう趣旨じゃない……！結局リハーサルは上手くいかず……！
失敗その⑤ トネガワvsハンチョウ
運命のいたずらか作品同志のコラボか、トネガワは帝愛地下から一日外出券を使って外出してきたハンチョウ大槻と出会います。出会った場所はカツ丼を提供する店で、デカ盛りが有名なお店でした。過去にトネガワはデカ盛りであることを知らず注文し、酷い目に遭いながらも見事完食したという経緯がありました。
挑発に乗ってはいけない……！
大槻は何も知らずにデカ盛りメニューを注文し顔を真っ青にします。それをとなりでほくそ笑むトネガワでしたが、トネガワが大盛メニューを制覇したことを知って分け与えようとしてきます。しかし、男なら一人で食べきれ……！と一蹴します。しかし、そんなことを言いながらレディースサイズのカツ丼を頼んだトネガワは大槻に挑発され、大盛りに挑戦する羽目に。流石のトネガワも今回は食べきれずカツ丼に屈することになりました。
中間管理録トネガワの失敗まとめ
トネガワの失敗は中間管理職ならではの失敗もあれば、ギャグマンガならではの失敗もありました。しかし、失敗から学ぶことも多いハズ。ともすれば実生活に活かせる失敗もあるかもしれません。ギャグマンガだけどきっちり中間管理職もやってる作品なので、おススメの作品です！
