ソウナンですか?のアニメ1話が公開されました。今回のシリーズは女の子がソウなんしてしまいながらも、いろいろなサバイバル知識を教えてくれるというお話。ショートということもあり楽しく見ることができました。今回は、感想を交えつつアニメで紹介されたサバイバル術を捕捉しながら詳しく解説していければなと思います。
アニメ1話 脱水症
今回のお話は脱水症について。ほまれがかなり詳しく水分量を教えてくれていました。タメになる。そもそも脱水症とは、水分と塩分からなる体液の不足のこと。成人ではおよそ60%がこの体液であり、酸素や栄養素を運ぶ役割、尿や汗などで老廃物を外に出す働き、発汗による体温調整をする役割を担っています。日本人の成人に必要な推奨水分摂取量はおよそ1.2-1.5Lとされています。
アニメ1話 海水は飲んではいけない
ほまれが教えてくれた、遭難時において海水を摂取してはいけない。これは、体内における塩分濃度の調整機能が働くからです。海水の塩分濃度は約3.5%と、人間の体液の塩分濃度0.9%より高いため、海水を飲むと体液のナトリウム濃度が上昇してしまい、体は塩分濃度を一定に保つために、喉が渇いたという指令を出します。また、腎臓では、尿を外に出してしまっては、さらに塩分濃度が高くなってしまう!!ということで、尿を出さない指令を出してしまいます。そうなると、腎臓の排泄機能がなくなってしまい、老廃物が溜まってしまいます。また、塩分濃度のバランスが崩れてしまうと、細胞さんたちの中でも異変が起きて、痙攣や神経以上を引き起こしてしまいます。
アニメ1話 初キスの味はトノサマバッタ
むつに唾液をキスで差し出したほまれ。彼女の口には先ほど食べたトノサマバッタの足。トノサマバッタって食べれるの?ええ。食べれます。アフリカや中東では、普通に食用とされているようです。日本でもイナゴを食べる地域があるように、アフリカではトノサマバッタを食べます。理由は害虫だから。一気に発生して農作物を荒らすので、それを防ぐ+いっぱい取れる+栄養があるというのがいい塩梅だったのでしょう。イナゴも日本では古来、大量に発生しては農家を苦しめた害虫でした。
アニメ1話 サメのロレンチーニ器官
携帯のバッテリーを使用して、無事にイタチザメから逃れたほまれ。彼女のいう、ロレンチーニ器官とは?これは、サメの鼻先に空いている無数の穴。これを使用して、非常に小さな電位差から獲物の場所を特定します。そのために、電位差が大きくなるバッテリーに驚いてしまうという話だと思います。このロレンチーニ器官は、電位差を感じる最も優れた器官であり、サメの第六感と言われます。しかし、範囲は狭く、サメは血の匂いで真っ先に獲物の箇所を知ることができるのです。
アニメ1話 最後に
ショートで見やすいアニメのそうなんですか?次回も楽しみですね。