約束のネバーランド、現在この記事を書いているのは、135話の捜索を読み終えた時。「あの方」といよいよ七つの壁を超えて、対面を果たそうとしているエマとレイ。では、6つの塔に描かれた天井絵を復習しつつ、残りの絵の考察に移っていきましょう。
今わかっている天井絵
今現在わかっている天井の絵は5枚。昼と夜、金の水と月、そしてヴィダ。そしてそれぞれには鬼のようなものが描かれていますが、これは鬼ではなく、おそらくあの方と同族でしょう。そして5つ目の天井絵は真っ黒。この5つの扉絵を掛け合わせて、エマとレイはあの方がいるとされる入口にたどり着いたのでした。
今わかっているあの方について
現在わかっているあの方は全ての鬼の頂点に立つ存在であるということ。そして、しきりにエマたちと遊ぼうと言っています。
ソンジュは神と言っている
原初信仰者であるソンジュ。一緒に行動しているムジカは人間を食べる必要がない鬼とわかっていますが、ソンジュについてはまだ不明。脱走したエマたちと別れた後に、天然物の人間の命のことをソンジュは神が作り出した命と表現しています。そして、神=あの方と考えられます。(理由はこの後)
この世界は人間と獣を逆転させて描いている
人間の養殖、無理やり育てて人間を食べる鬼たち。鬼たちの間では権力争いがつきませんし、裏切りや、信仰の弱体化も描かれています。これは、鬼は今の社会の人間を描いたものであり、養殖されている人間は私たちが普段口にしているような獣を描いたものではないでしょうか?
6つの塔に描かれているであろう天井絵
天地創造がモチーフでは?
この6つの塔は、あの方(神)を祀ったもの。この6つの塔の天井絵は、天地創造がモチーフになっているのではないでしょうか。天地創造(てんちそうぞう)とは、ユダヤ教のヘブライ語聖書、キリスト教の旧約聖書『創世記』における世界の創造のこと。つまり、世界を神が作った方法とされるものです。
2日目 神は空(天)をつくられた。
3日目 神は大地を作り、海が生まれ、地に植物をはえさせられた。
4日目 神は太陽と月と星をつくられた。
5日目 神は魚と鳥をつくられた。
6日目 神は獣と家畜をつくり、神に似せた人をつくられた。
7日目 神はお休みになった。
システィーナ礼拝堂の天井画
この天井絵のモデルは実際に存在している、システィーナ礼拝堂の天井画ではないでしょうか?実際のシスティーナ礼拝堂の天井絵は、天地創造以外も描いており、9枚により構成されています。以下、システィーナ礼拝堂の天地創造に関する絵の引用です。
それでは、一つずつ見ていきましょう。まず、一つ目の昼と夜は、神が行った1日目の行い。そして、ヴィダは3日目の行い。そして、金の水は2日目。4日目の行いを月で表し、5日目は描かれていないので真っ黒としたのでは?
残りの天井絵は何を示している?
6日目 神は獣と家畜をつくり、神に似せた人をつくられた。
7日目 神はお休みになった。
5日目には魚と鳥が、そして、6日目には家畜と神に似せた人を作ったとする、天地創造。そして、7日目に神は休んでいます。
しきりに遊ぼうというあの方
会うたびに遊ぼうというあの方。この遊ぼうというのは、7日目の休日を表しているのではないでしょうか?そのために、6つの塔の最後に描かれているのは、6日目の行いか、礼拝堂でも描かれていない真っ黒かと考えられます。
最後の絵はあの方と鬼と人間
ですが、真っ黒だと意味なく終わってしまいます。そこで、おそらく6 日目の行いが描かれるのではないで消化。この世界では鬼と人間は現実世界とは逆転して描かれていること。そして、あの方に出会ったエマは、小さな鬼?と感じています。つまり、神は6日目に神に似せた鬼を作ったのです。そしてこの鬼の世界では、人間は獣と家畜。そしてそれを使用したあの方の一族。どれも6日目の行いに入っているので、描かれる可能性はありますが、やはりあの方の一族が鬼を作っている箇所が描かれるのではないでしょうか?
最後に
今回の記事は、動画でも作成しております!まだまだ物語は進んでいき、どのような結末になるかもわかりません。ですが、これだけはいえます!めちゃくちゃ面白い!