女子高生のゆる~い日常とゆる~いアウトドア活動を描いた人気作「ゆるキャン△」、このアニメにも美しい景色を再現した作画のシーンや個性的なキャラクターが織りなす名シーンが多数ありました。今回はそんな名シーンをランキング形式で10個挙げてみたいと思います。
目次
第10位 キャンプ場で迎える初めての朝
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
第3話でなでしこはキャンプ場で初めて夜を明かします。朝早く起きたなでしこは、日の出の富士山を見ます。1話でなでしこが見た夜の幻想的な富士山とは違い、荘厳などこか偉大さを感じる富士山に寝ぼけ眼ながら心を奪われたようで、なでしこは富士山が大好きになります。また、これを機にますますキャンプにのめり込むようになります。なでしこ初めての(ちゃんとした)キャンプとしても印象深いシーンです。
第9位 絶景の中の温泉
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
ゆるキャン△は入浴シーンが意外と多いです。ありがたいですね(笑)。その中でも5話の野クル3人で入った温泉のシーンは特に印象に残りました。絶景の中、露天風呂に浸かる...なんとも羨ましい限りです。冬の温泉というのもまた最高のシチュエーションですね。こんな温泉地にぜひとも行きたいものです。
第8位 ちくわ現る
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
みんな大好き(犬の)ちくわ、このちくわがうさ耳コスプレをしてクリスマスキャンプに現れたときはなでしことリン同様、視聴者も癒やされたことでしょう。二人のもとへ一目散…と思いきや鳥羽先生の寝ているブランケットへ飛び込むという不意打ちを見せたのも可愛らしいですね。その後みんなと一緒に遊ぶ姿にも癒やされました。
第7位 シブいキャンパー登場!その正体は…
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
6話にてキャンプ場の下見をしていた千明が出会った老齢のシブい男性キャンパー、非常に絵になっていました。焚き火を前にスキレットで肉を焼く姿…、女子高生のわいわいしたキャンプとは違いワイルドですね。千明に気づいた男性は「喰うかい?」とさりげなく肉を勧めます。歳をとるならこういう風にとりたいぜ…と思わせてくれました。このシーンはアニメオリジナルですが、どうやらこの男性、リンの祖父であるようです。クールでかっこいいですね。ちなみに声優は天の声ことナレーションの大塚明夫氏です。これまたシブい…。
第6位 犬タックル!
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
2話でリンは麓キャンプ場を散策中犬二頭を見つけます。そのうちの一頭に猛ダッシュでタックルされて「ぐふっ」となりました。一頭目がリンに届かなかったので油断していたところにこのタックルです。犬のタックルって意外に利きますよね(笑)。でもその後「犬どもに昼メシにされそうになった」と恵那にメッセージを送るあたり、楽しんでいるようです。
第5位 新しいキャンプギアを手に入れたリンちゃん
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
コンパクト焚き火グリルを購入したリンは間違って学校に持ってきたため、学校で組み立てました。完成した焚き火グリルを手にして、普段クールなリンの顔がゆるっとほころびます。漫画版では丸っこい顔になりデフォルメされていましたが、アニメでもそれがうまく再現されていました。クールなリンちゃんの可愛らしい一面が分かるシーンです。
第4位 なでしことりんの絆
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
クリスマスキャンプの夜、他の4人が寝静まった中なでしことリンは夜空を見上げながらおしゃべりします。偶然の出会いから始まった二人の関係ですが、同じ学校に通い一緒にキャンプをするまでの仲になりました。全く違うタイプの二人ですがだからこそお互いにないものを持ちそれを分け合う仲になったのでしょう。グループでキャンプすることを好まないリンもグループでするキャンプの楽しさに気づいたのか「来年もキャンプしようね」というなでしこに「そうだな」とうなずいています。アニメでのリンちゃん最後の”デレ”のシーンで、ほっこりするシーンです。これからも二人は楽しいキャンプをたくさんするのでしょうね。
第3位 みんなで迎える朝
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
クリスマスキャンプでみんなで語り合い、映画を見て楽しく過ごした夜とは打って変わって、朝はのんびりとした時間が過ぎていきます。なでしことリンが朝食を用意し、4人がそれぞれ起きてきておしゃべりを始めます。まるで昨日のキャンプの余韻に浸るかのようにのんびりと過ぎていくこのシーンは、視聴者にも全12話の余韻に浸らせるかのような演出です。終わって欲しくないと思っても時間は過ぎていく、でもきっときれいな朝がやってくるというメッセージが込められたかのようなシーンで最終話にふさわしい美しいシーンでした。
第2位 初めて間近で見た富士山
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
第1話よりなでしこが初めて見た夜の富士山のシーンが2位にランクインです。なでしこはこれまで遠目にしか富士山を見たことがなく、山梨への引っ越しを機に富士山を近くで見に行くことにします。そこで迷子になってしまいますが、偶然であったリンに助けられついに富士山を見ることになります。月に照らされた幻想的な夜の富士山を見たなでしこは感動し言葉を失ってしまいます。このシーンは、描写も美しく音楽も印象的でした。なでしこがキャンプにはまるきっかけになりました。また普段アニメを見ないような層の人もこのシーンを見てゆるキャン△に興味を持った人もいます。広く受け入れられるアニメになったシーンとも言えます。
第1位 二人の、二つの夜空
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
1位は、第5話よりなでしことリンが夜空の写真を送り合うシーンです。なでしこは山梨のイーストウッドキャンプ場からの、リンは長野の高ボッチ高原からの夜空を撮りました。別のキャンプ場の夜景を見てお互いに「きれいだね」とこぼします。このアニメの「きっと、そらでつながっている」というテーマの象徴、離れた場所でも絆はつながっていると言うことを表しているシーンです。
隠れたテーマは絆?
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
ここまで、薬と笑える面白いシーンから美しい景色のシーンなどを紹介しました。名シーンが様々ある中でも、このアニメによく見られるのは「絆」ではないでしょうか。なでしことリン、野クルのメンバー、生徒と教師…。偶然の出会いから始まった関係ですが、それは途切れることなく、同じ時間を同じ空の下で過ごすうちに結びつきは強くなっていく…そんな絆を描いているのかもしれません。それはこのアニメの「きっと、そらでつながっている」というキャッチコピーにも表われているのかもしれません。みなさんもそんなことを思いながらこのアニメを見てみるとまた違った景色が見られるかもしれません。