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この世界は不完全すぎる

【この世界は不完全すぎる】人権皆無デバッグオンライン!『この世界は不完全すぎる』の世界観紹介!

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タイトル

2024年4月から放送されるアニメ『この世界は不完全すぎる』は講談社が運営するWEBコミックサイト『コミックDAYS』で連載されている作品です。フルダイブ型のオープンワールドRPGに閉じ込められログアウトできなくなるタイプの作品ですが、その中でも異質な存在の作品で、主人公らは会社の命令で開発途中のゲームのデバッグのためにログインし、そのままログアウト出来なくなってしまうという仮想空間のリアルなファンタジーではなく、あくまでもゲームであることとより実感させられるタイプの作品です。今回はそんな『この世界は不完全すぎる』の世界観について紹介していきたいと思います。

物語の導入部分を紹介!この男は一体何をやっているのだ?

タイトル

とある辺鄙な村に住む下働きの少女二コラは毎日平穏な毎日を繰り返していました。しかし、そんなある日村が巨大なドラゴンに襲撃されてしまいます。二コラはそこで妙な言動を繰り返す謎の男、ハガに助けられます。ドラゴンが村を襲うファンタジーな世界で、ハガはドラゴンの挙動など、様々なことを調べていました。そこで再び例のドラゴンが村を襲撃します。ハガは無謀にも一人で立ち向かうのですが、その戦いは樽型の爆弾でドラゴンを怯ませて、弓矢でちまちま削ることを繰り返しパターンにはめるというという何とも地味で奇妙なものでした。

この世界は不完全なゲームの世界!

負けイベント

ハガがドラゴンを倒した方法は現実味がなく、まるでRPGの低レベルクリアなんかで使われる『行動パターンを分析して完封する』というタイプの倒し方でした。村人と協力してドラゴンを倒して村は救われたはずですが、何故か二コラや村人たちは何もないところから火に包まれて死亡しています。消え行く二コラにハガは泣きながら「負けイベントは何をやっても覆せない」と告げ、「本当の仕事はゲーム内の不具合をチェックするデバッガーなんです」と告白します。この世界は未完成のゲームで、ニコラ達の死は負けイベントであって、無理矢理クリアしても勝った際のシナリオが用意されていないため結局村は全滅することは避けられなかったのです。

人権皆無デバッグオンラインに閉じ込められたデバッガーたち

ログアウトできない?

本作は『ソードアートオンライン』などの代表されるフルダイブ型のオープンワールドRPGを題材とした作品です。ただし、そのゲームは未完成でゲームの中はバグだらけでした。ハガはそんな未完成の完全体感型VRゲーム『キングス・シーカー・オンライン』のデバッガーで、実際にゲームをこなしながら不完全な世界のバグを洗い出す仕事をしていました。しかも、案の定ログアウト機能は実装されていないのか、もしくは意図的に排除しているのか不明ですがログアウトができず、ハガはゲームに閉じ込められて1年間、外から何の音沙汰もないままクソ真面目にデバッグを続けていました。

各地に散らばるデバッガーたち、でもその生き方は様々…

酒井と隅田

デバッガーとして参加しているのはハガだけではありません。他の企業からデバッガーとして参加し、そしてそのままこのRPGに閉じ込められてしまったものも少なからず存在しました。ただ、1年間ゲームの中に閉じ込められたデバッガーたちの殆どはすでにデバッグ作業をやめており、その後の生き方も様々です。デバッガーとして与えられた能力で好き勝手やったり、そのままゲームのキャラクターとして生きていくことにしたり、クリアを目指して先に進む者も存在します。1年間ゲームに閉じ込められてしまったストレスから、自ら事実上の死を選ぶなんてことも……。

禁断の技、デバッグモード!ご利用は計画的に……

デバッグモードは使わない

デバッガーたちはデバッグという仕事をする際にデバッグモードという権利を与えられています。言うなれば、デバッガーたちがバグ修正のために使える裏技で、ゲーム内の数値をいじったり、特定のコードを走らせて様々なイベントを起こせるチート機能です。ただし、不完全なゲーム内でデバッグモードを使ったら、様々な不具合を起こす危険性がありました。フリーズ、画面めり込み、すり抜け、空中に浮き続けるなど、ログアウトなど強制終了と再起動が使えない現状では行動不能に陥ったら最後、二度と復帰できない事実上の死を迎えてしまうことも考えられるため、主人公のハガはデバッグモードを封印しています。

この世界のNPCは一期一会の存在!?

NPCは一期一会

本作のNPCは現実の人間と同じように意思を持って生活しています。その様子は非常にリアルで一見ではそれがNPCであることが分からないほどです。NPCは自動生成し、一期一会の存在で、そのキャラクターに関してのサブクエストも自動生成されるシステムのようです。そして、そんなNPCたちの死は現実と同様で、一度死ねば完全にロストしてしまうというまるで現実のようなキビシイシステムとなっています。一連のクエストであればデバッガーがクエストをやり直すことで生き返りますが、死ぬ運命は基本的に何をやっても変わらないようです。

このゲームのAIは3つある!?

テスラ登場

本作のゲーム内のAIには3つの種類があり、キャラクターごとに設定された「キャラクターAI」、地形データなどの管理を行う「ナビゲーションAI」、ゲーム全体の統括を行う「メタAI」の三種類が存在します。メタAIは全世界各国に5名存在し運営を行っていますが、各メタAI同士で意思統一が行われているわけではなく、それぞれのAIによってルールは異なっており、その思想も5人でバラバラなため積極的にゲームにかかわるAIもあれば、積極的に関わらないAIも存在します。

リスポーンは存在するのか?

死んだらどうなる?

このゲームにおいてデバッガー=プレイヤーが死んだらどうなるかは明かされていません。勿論ゲーム的にはリスポーンが存在していてもおかしくありませんが、バグだらけのゲームであることやリスポーンというシステムが実装されていない可能性もあるため、死んでしまったプレイヤーがどうなるのかは現時点で確認されていません。バグで動けなくなり事実上の死を迎えてしまったプレイヤーがどのような状況なのかも基本的には明かされていませんが、下手すれば意識があるままずっとそのままの可能性もあります。バグなどで動けるけど進行不可能(詰み)になったプレイヤーは存在し、そのままの体感時間を味わっています。

食事はリアル!味覚による刺激は存在する

料理はリアル

このゲームでは味覚を感じることが可能で、調理次第でより美味しく作ることもできるようです。食事が必須の行動かどうかは明確にされていませんが、料理スキルが存在していることから何らかの役割はある様子。外のメニューの味を再現することも可能なようですが、現実の食材とは異なる部分もあるため試行錯誤が必要のようです。

現実世界がどうなっているのかは明かされず……

出られる方法は不明

ゲーム内に閉じ込められ、1年間の体感時間が流れた時点でゲームではない現実世界がどうなっているのかはわかっていません。さらにいえば事実上の死を迎えたプレイヤーがどうなってしまったのかも不明。ただし、ゲーム内でのデバッグ報告は受け付けられて修正されていることからフィードバッグは働いていることになります。

考えられる可能性は?

10巻表紙

普通に考えれば、末端の社員をデバッグの名目でログインさせたあとログアウトさせないという鬼畜の所業を行っているわけですが、そうなれば当然親族は怪しむし大問題に発展しているはず。そう考えれば、①大問題になってるけどログアウトさせられない。②体感時間と経過時間に齟齬がある(現実世界ではそこまで時間が経過していない)。③そもそもデバッガーたちは入力された情報であり、プレイヤーの行動パターンを模したNPCである。等が考えられると思います。ただ、現時点では分からないことが多いです。

【この世界は不完全すぎる】世界観情報まとめ

2024年4月からアニメ化される『この世界は不完全すぎる』の世界観・設定についてまとめてみました。ログアウト不可能なフルダイブ型RPGが題材ですが、それがバグだらけで下手すれば進行不可能に陥るという現実感と、これはあくまでもゲームであることをより深く意識させられる内容となっています。クリアすれば外に出られる担保もなく、一歩間違えば不具合による事実上の死という、別の意味でかなり絶望的な世界感で、それがとても面白い作品なので是非見て欲しいです!

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augustten114514

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