原作漫画作品の連載から40年以上経った現在でも根強い人気を有する本作『うる星やつら』ですが、最近小学館の創立100周年を記念して再アニメ化されていることをご存知でしょうか？一部の人気エピソードを抜粋という形での放送となっていますが、長い年月をかけて圧倒的な人気を保ち続ける本作が、現在の美しい作画技術で蘇るというのは非常に楽しみですよね。原作ファンが熱狂的なだけに新作画に否定的な意見が目立つことが予想されましたが、蓋を開けてみればあまり批判がなかったというのは、新アニメシリーズが制作スタッフの努力もあり、原作を忠実に再現しながらも原作では描けなかった本作の魅力を余すことなく描くことができたからと言えますね。そこで、今回はハードルの高すぎる本作の再アニメ化を見事に成し遂げた、制作スタッフ、キャストについて紹介をしていきたいと思います。どの方も業界の最前線にいる超一流の方々ですので、是非ともチェックしておきましょう。
原作 高橋留美子
本作の原作者は現在でも圧倒的な人気を誇る作品を数々残した高橋留美子先生です。本作『うる星やつら』の他にも『犬夜叉』『めぞん一刻』『らんま1/2』などの超人気作を世に送り出してきた方です。他の作品には見られないような可愛らしい女性キャラクターを描くことで有名で、現在でも高橋作品の女性キャラは高い人気を有しています。
現在も現役
高橋先生は現在でも漫画家として活躍をされており、現在は『週刊サンデー』にて陰陽師を題材にした『MAO』を連載しているなど、精力的に活躍をされています。
旧アニメ版は何かと揉めたが、、
そんな世界に誇る高橋先生の代表作とも言える本作『うる星やつら』ですが、旧アニメではやや高橋先生の望み通りにはならなかったようです。当初のアニメ作品は良かったものの、その後の劇場版作品では高橋先生の意向が反映されないことが多く、高橋先生自身が激怒したという逸話も残っているほどです。今回のアニメ作品ではそのような原作の改変やオリジナル展開はないと思いますので、ファンとしても安心して高橋ワールドを楽しめますよね。
アニメ制作 david production（デイビットプロダクション）
アニメーション制作はdavid productionが担当します。david productionはフジテレビの子会社としてアニメ制作を行なっている会社でこれまでの制作作品でも原作ファンから熱狂的な支持を得ているなど、原作作品に忠実にアニメ化しながらもアニメならではの表現を追求する姿勢に特徴のあるアニメ制作会社となっています。
『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズや『はたらく細胞』で有名
特に『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズや『はたらく細胞』で知られており、はたらく細胞では可愛らしい動きのキャラクターたちを広く登場させSNS上で話題になりました。魅力的なキャラクターが登場する作品で大いに成功しいますので、本作でも同じように魅力的な高橋ワールドのキャラクターたちを描いてくれるのではないでしょうか？
監督 髙橋秀弥、木村泰大
本作の監督は髙橋秀弥さんと木村泰大さんが務めるようです。特に木村さんは自身のXアカウントにて「中学生のころに熱中して読んでいた想い出深い作品です！」と語っており、非常に本作に対して造詣が深いことがわかりますね。高橋さんも含めて本作に対して非常に愛のある監督がいるというのは、非常に期待できる要素ですね。
『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』を共同で監督
髙橋秀弥さんと木村泰大さんですが、『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』において共同で監督をされています。『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』はdavid productionが制作をしている作品ですので、david production、髙橋秀弥、木村泰大の3組の制作作品の再来であると言えますね。『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』も非常に評価の高い作品ですので、本作の雰囲気を先に味わいたいという方は視聴してみるといいかもしれませんね。
声優
ここからは本作に登場する数々のキャラクターの声を担当される声優さんたちについて紹介をしていきたいと思います。本作は特にキャラクターのバリエーションが多く、多種多様なキャラクターを楽しめるのが魅力となっている作品となっています。そのため、本作に登場するキャラクターたちの魅力を決定づける声優さんたちは非常に重要な立ち位置となっていますので、是非ともチェックしましょう。
神谷浩史(諸星あたる)
本作の主人公である諸星あたるの声を担当するのは声優の神谷浩史さんです。神谷さんは『物語シリーズ』の阿良々木暦や『進撃の巨人』のリヴァイなどの声を担当されていることで有名ですよね。結構男らしい声で有名な声優さんですので、おちゃらけたイメージのあるあたるに合うかなと思ったファンの方もいると思いますが、アニメ1期ではバッチリでしたので、引き継ぎ期待が持てそうです！
上坂すみれ（ラム）
本作のヒロインであるラムの声を担当するのが声優の上坂すみれさんです。上坂さんは『中二病でも恋がしたい!』の凸守早苗や『イジらないで長瀞さん』の長瀞さんで知られている声優さんですよね。ルックスも可愛らしくアイドルのような人気のある声優さんですので、本作のラムを演じることでさらに人気に火がつきそうですよね。
内田真礼（しのぶ）
あたるの幼なじみであるしのぶの声を担当するのが声優の内田真礼さんです。内田さんは『ご注文はうさぎですか？』のシャロや『約束のネバーランド』のノーマンなどで知られている声優さんですよね。上坂さんと同じく、そのルックスでも人気の声優さんとなっていますので、本作をきっかけにさらに人気を獲得しそうな声優さんとなっています。
宮野真守（面堂終太郎）
財閥のお金持ちである面堂終太郎の声を担当するのが声優の宮野真守さんです。宮野さんは『DEATH NOTE』の矢神月などの声で人気の声優さんとなっています
高木渉（錯乱坊）
桜坊の声を担当されるのは声優の高木渉さんです。高木さんは声優としても知られている方ですが 実は俳優としての側面も持ち合わせています。俳優としては大河ドラマの『真田丸』 で小山田誠を演じたことが知られていますよね。舞台を問わず様々なシチュエーションで活躍されている方ですので是非とも注目しましょう。
沢城みゆき（サクラ）
サクラの声を担当されるのは声優の沢城みゆきさんです。沢城さんは声優としてのみならず ナレーターとしても活躍されている方です。落ち着いた穏やかな声が特徴の声優さんで大人びたキャラクターを演じることが多いです。サクラも大人の女性という立ち位置のキャラクターですので、まさに沢城さんのイメージにぴったりですよね。
花澤香菜(ラン)
ランの声を担当されるのは声優の花澤香菜さんです。花澤様といえば何と言っても 鬼滅の刃の甘露寺 みつり で有名な声優さんですよね。沢城さんとは対照的に子供っぽく可愛らしいキャラクターを演じることの多い声優さんとなっており、元祖ぶりっ子キャラともいえるランのイメージにぴったりの声優さんとなっています。
小西克幸（レイ）
レイの声を担当するのは声優の小西克幸さんです。渋かっこいい見た目と声でおなじみの声優さんですよね『鬼滅の刃』の宇髄天元などの声で知られています。寡黙なイケメンのレイにぴったりの声優さんですよね。
早見沙織(おユキ)
オユキの声を担当するのは声優の早見沙織さんです。早見沙織さんは『やはり俺の青春ラブコメは間違っている』の雪ノ下雪乃や『スパイファミリー』のヨル・ロージャーなど、 おしとやかな声で人気のある声優さんです。おユキの雪女という落ち着いた雰囲気によくあっている声優さんですよね。
石上静香（弁天）
弁天の声を担当するのは声優の石上静香さんです。石上さんは『ダンベル何キロ持てる？』の上原彩也香や『終末のハーレム』の石動寧々子で有名な声優さんですよね。元気な性格の女性キャラクターを演じられることの多い声優さんですので、エネルギッシュな性格の弁天にぴったりですよね。
水樹奈々（クラマ姫）
クラマ姫の声を担当するのは声優の水樹奈々さんです。水樹さんは『NARUTO』の日向ひなたなどで有名な声優さんですが、歌手としての活躍も注目されており、最近ではそちらの方面でも人気となっています。
井上麻里奈（面倒了子）
面堂了子の声を担当するのは声優の井上麻里奈さんです。伊上さんは『スマイルプリキュア！』の緑川なおなどの声で知られている声優さんですよね。本作の原作者である 高橋留美子が『境界のRINNE』でのアフレコ現場で目にした井上さんの演技力の高さと共演力の高さを絶賛していたというエピソードがあるなど、本作の原作者からも多大な期待を寄せられている声優さんでもあります。
まとめ
いかがでしたか？今回は本作『うる星やつら』の制作に関わっている方々について紹介をしていきました。特に本作の声優陣は元々活躍していたフィールドでの持ち味を加味した配役となっていますね。それぞれの声優の得意分野に着目をして配役をされているので違和感なく新たな 声優陣を受け入れられると思います！原作ファンの方であってもしっかりと楽しむことができる作品となっていますので是非とも目を通してみてくださいね。
