１０月から放送される「ティアムーン帝国物語～断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー～」をご紹介する記事で、主人公のミーア姫、その腹心となるメイドのアンヌや側近の知恵袋ルードヴィッヒはご紹介しましたが、この作品にはまだまだご紹介したい個性的なキャラクターが登場します。ミーア姫は１３歳でセントノエル学園に入学し、そこでミーアの人生を左右するキャラクターたちが登場します。今回はその注目すべきキャラクターをご紹介していきたいと思います。
目次
生涯の敵「シオン・ソール・サンクランド」
シオン・ソール・サンクランドは、ティアムーン帝国と並ぶ大国であるサンクランド王国の第一王子です。成績は優秀で剣の腕前も一流です。また、穏やかな性格でありながら正義感に溢れ、何よりも男前なのです。彼はいわゆる物語でよく登場するパーフェクト王子であり、女子生徒たちの憧れの的となっています。前世でのミーア姫も例外ではなく、シオン王子と仲良くなりたかったのです。しかし、「あなたに釣り合うのはティアムーン帝国の皇女の私」という傲慢な態度を取っていたため、相手にされなかったのです。
帝国を崩壊させた人物
では、何故シオン王子が生涯の敵なのかというと、前世では革命軍の主導者に協力し、ミーア姫を断罪し、ティアムーン帝国を滅亡へと追いやり、ミーアの処刑にも立ち会った仇敵なのです。今回は前の失敗を繰り返さないように、ミーアはシオン王子とは関わり合いを持たないように努力していました。しかし、ミーアの『強運』はシオン王子をミーアに惹きつけてしまったのです。
もう一人の生涯の敵「ティオーナ・ルドルフォン」
ティオーナ・ルドルフォンはティアムーン帝国の南の外れにある農耕地の辺境地域の貴族令嬢です。そんな辺境地の貴族というだけで、貴族扱いどころか帝国臣民扱いすらされなかった彼女は、周りを見返すために努力に努力を重ねてセントノエル学園に入学してきたのでした。
ミーアにいびられた聖女
何故ティオーナがミーアの仇敵になったのか、それはシオン王子はミーアに目をくれることもなく、ティオーナと仲良くしたことで、ミーアは徹底的にティオーナをいびったのです。「あなた、帝国の貧乏貴族の娘だってね」と私怨だけでずっと粘着し続けました。その結果、そのことが原動力となり、ティオーナは革命軍の指導者となり、聖女と呼ばれ、シオン王子と共にティアムーン帝国を打倒し、ミーア姫を処刑したのです。ミーアはシオン王子と同じく、ティオーナとは関係を持つことはやめようと思っていたのですが、またミーアの『強運』がそれを許さなかったのです。
ミーアにロックオンされた「アベル・レムノ」
アベル・レムノは中堅の国家群の中で軍事力が充実した国、レムノ王国の第二王子です。本来は心優しく紳士的な少年ですが、剣の腕が重視されるレムノ王国において、優しい性格は卑下されることが多く、剣の腕も王に連なるものは一番になれという教えから努力しますが、第一王子の兄やシオン王子と自分を比べてしまい、努力を諦めてしまいます。
アベルの運命を張り飛ばすミーア
そんなアベルはプレイボーイと浮名を流すようになってしまいます。そのアベルの目を覚まさせるのはミーア姫です。入学記念パーティーのダンスパートナーを強引にアベルに引き受けさせます。自分に才能がないと辞退するアベルに対し、「私が選んだのです。シオン王子や兄君に勝てぬなど絶対ありえません。このミーア・ルーナ・ティアムーンが保証します」と言ったのです。その言葉に感動したアベルですが、ミーアの本心は革命が起きた時にアベルに援軍を出してもらうため、そして婿に迎えるためには第二王子という打算からアベルを誘ったのでした。そして、その行動は『強運』によってアベルの運命を良い方向に張り飛ばしたのです。
学園の聖女「ラフィーナ・オルカ・ヴェールガ」
ラフィーナ・オルカ・ヴェルーガはセントノエル学園がある聖ヴェルーガ公国を治める公爵オルレアンの長女で、入学以来セントノエル学園の生徒会長を務めており、彼女が実質的な学園の支配者です。しかし、その身分を鼻にかけることはなく、平民も貴族も平等に扱います。その反面、潔癖で正義を重んじるため、身分に関係なく悪いことをした者には容赦なく処分を下します。そのため彼女は本物の聖女と周りには呼ばれています。
ミーアの天敵
転生前のミーアは、是非お近づきになりたいと努力しましたが、ラフィーナは帝国の皇女として振舞うミーアとの関係を意図的に避けていました。さらに革命が起こった時にはティオーナやシオン王子の支援をするなど、ミーアにとってはトラウマになるほどラフィーナに対する苦手意識を持っています。しかし、ミーアの『強運』はここでも見事に発揮され、ミーアの意思とは関係なくラフィーナとの交流を深めていくことになります。
シオン王子の側近「キースウッド」
キースウッドはシオン王子の従者であり、セントノエル学園にも同行しています。彼はもともと戦災孤児で、サンクランド王国の現国王エイブラムに引き取られ、実の子のように育てられました。このような背景もあり、従者でありながら兄弟同然に育ったシオン王子に対してはフランクに接することがあります。彼は忠義に厚く、シオン王子の忠実な従者ですが、ミーア姫のことで色々と振り回され、気苦労が絶えない事なってしまいます。彼は皮肉屋な一面もありますが、基本的には誠実な青年であり、やむなくミーア姫のために行動することになってしうのです。
ティオーナのメイド「リオラ・ルールー」
ティオーナ・ルドルフォンに仕えるメイドであり、ルドルフォン辺土伯爵領とベルマン子爵領の間にある森林地帯「静海（セイレント）の森」に住むルールー族の出身です。身体能力は高く、弓が得意ですが、公用語には不慣れなところがあります。しかし、ティオーナとは姉妹のような絆で結ばれています。このリオラもミーア姫とは因縁があり、前世ではミーアへの恨みが大変なものでした。今回はミーアの『強運』の発動により、どうなっていくのかは、是非アニメでご確認ください。
ミーア姫の周りのキャラクター紹介のまとめです
今回はセントノエル学園で登場する、転生前にミーア姫と因縁のあるキャラクターをご紹介しました。ギロチン回避のやり直しを誓うミーア姫との関係がどうなっていくのか、是非その辺を楽しみながらご覧いただければと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
