『陰の実力者になりたくて！』はなろう系のライトノベルで、シリーズ累計発行部数は400万部を突破する程の人気作です。去年はアニメの第1期が放送され、早くも今年の10月に第2シリーズが放送予定となり、話題となっています。今回は第2期を観る前に、第1期のあらすじを改めて振り返っていきたいと思います！この記事では前編として、物語の前半部分のあらすじを紹介していきます。
中二病主人公、異世界へ
影野ミノルは、小さい頃から「陰の実力者」に憧れており、いわゆる中二病チックな少年でした。影野は陰の実力者となるべく、着実に準備を進めます。ある日、クラスメイトで芸能活動をしている西野が、何者かに誘拐されてしまいます。影野は持ち前の中二病を発揮して、自身をスタイリッシュボウガンプレイヤーと名乗り、誘拐犯を撃退します。陰の実力者という目標のために、日々鍛錬を積んだ成果です。陰の実力者の名に恥じない活躍をしましたが、その後影野はトラックに轢かれて亡くなってしまいます。ここから異世界転生がスタートです。異世界に転生した影野はシドとして田舎の貴族のカゲノー男爵の第二子として暮らし始めます。日常生活を送る傍ら、悪魔憑きの状態だったエルフを救う等の活躍も見せます。
王女に告白、そして・・・
シドは15歳になり、王都のミドガル魔剣士学園に入学しました。学園生活を謳歌していたシドは、テストで最下位だった人が王女のアレクシアに告白するという罰ゲームをすることになります。相手は王女で身分が違うということもあり、シドは当然フラれることを前提として告白しますが、なんとオッケーされてしまいます。シドも周りにいた友達も、思わずビックリしてしまいます。予想外の事態に焦るシドは、アレクシアの食事を奪おうとする等してわざと嫌われようとしました。その後アレクシアはシドの友人から、告白が罰ゲームだったことを聞き出します。彼女はそれがシドの弱みだと感じたのか、彼をまるで犬のように扱い、シドもその状況に乗らざるを得なくなりました。そんなアレクシアはある日、拉致されてしまいます。助けるため、シドは敵のアジトに潜入します。シドはゼノンと対決することになり、追い詰められたゼノンは薬で覚醒しますが、シドには到底敵いませんでした。
剣術大会のはずが・・・
拉致事件も無事に解決し、シドは友人たちとミヅコシ商会を訪れていました。その一方で、王都にはシャドウガーデンを騙る人斬りが出没するという、不穏な事態が発生していました。しかし、どうやらシドはその正体（おそらくアレクシアだと思っている）が分かっているようでした。その後、シドは友人に勝手に申し込まれた剣術大会でオリアナ王国の王女、ローズと対戦します。戦いの最中、黒ずくめの集団が結界を張り、事態は急変します。
学園占拠事件の結末
黒ずくめの集団に斬られそうになったローズを庇って斬られたシドは、モブとしての役割を果たしたと満足気です。テロリストが学園を占拠するという、彼自身がとても憧れているシチュエーションが叶ったことにテンションが上がります。学園がピンチに陥る中、敵の攻撃を無効化する装置が投入され、学生側も反撃を開始します。黒幕は副学園長のルスランであることが発覚し、シドと対決することになります。自分のため以外に戦うことをしないシドが、おそらく初めて他人のために戦った瞬間です。ルスランを倒し、学園占拠事件は無事に解決しました。
あらすじ紹介まとめ
第1期のあらすじの前半部分を紹介しました。転生前の世界の話は簡単に済ませるパターンも多いですが、この作品の第1話はほとんど転生前の世界の話であり、物語が丁寧に描かれています。コメデイありシリアスありで、視聴者を飽きさせない作品であることも魅力です。物語の後半は、どのような展開になるのでしょうか？後編で紹介しているので、是非そちらもご覧ください！
