『まちカドまぞく』は「まんがタイムきららキャラット」で連載されている四コマ漫画です。ごく普通の女子高生だったのに突然魔族の力に目覚めた吉田優子(シャミ子)が、使命を与えられて様々な戦いに挑んでいきます。戦いといっても本格的な戦いは無く、日常系の要素が強い作品です。今年の4月には第2期が放送されることで注目されています。今回は、誰が描いているのか作者について紹介したいと思います!
『まちカドまぞく』ってどんなお話?
病弱で貧しいこと以外はごく普通の女子高生だった吉田優子は、ある日闇の一族の「まぞく」の力に目覚めます。母からまぞくの血筋であることを知らされ、シャミ子という活動名を授かります。さらに、ご先祖様からは光の一族の巫女を倒すように命ぜられます。その後同じ魔法少女の千代田桃と出会い、戦いを繰り返していく中で、シャミ子と桃の間には先代からの因縁があり、様々な事柄が1つの線で繋がっていたことが判明します。因縁を知った上で、シャミ子と桃は日常生活を送りつつ、平和を守るために協力することになります。
作者は伊藤いづも氏
『まちカドまぞく』の作者は伊藤いづも氏で、画像は伊藤氏のTwitterのアイコンです。東京生まれで現在長野県在住の女性漫画家です。生年月日は非公開ですが、結婚しているようです。他の「まんがタイムきららキャラット」の作品に比べて書き込みの量が多く、空白の部分は殆ど見当たらないほど書き込まれているのが特徴です。神話やオカルトチックな物に造詣が深く、作品にも反映されています。印象に残るセリフを描くことで有名で、バカっぽいキャラクターかと思いきや急に語彙力が凄まじくなることもあり、読者の心を惹きつけています。アニメ版『まちカドまぞく』では、エンディングテーマ曲の作詞を担当しています。ちなみに、東京に住んでいた頃は多摩市に住んでおり『まちカドまぞく』の舞台である多魔市のモデルにもなっています。
漫画家になるまで
子どもの頃からオカルト好きであり、2ちゃんねるのスレッドで自作の怪談話を投稿するほど没頭していました。大学では国文科に入り、中世文学を専攻していました。歴史を専攻していた点が、作風に反映されているのかも知れません。ラグナロクオンラインというオンラインゲームをかなり前からプレイしており、同ゲームの同人誌を発表する中でイラストの仕事を依頼されるようになったことから、漫画家への道を目指し始めます。同人誌を制作する活動を続けつつ、ついに2014年に「まんがタイムきららキャラット」にて『まちカドまぞく』の連載をスタートさせます。
ペンネームの由来
ペンネームは、古事記に収録されている「八雲立つ出雲八重垣妻篭みに八重垣作るその八重垣を」という和歌を参考にしています。須佐之男命(すさのおのみこと)が作者と言われており、八雲と出雲のどちらをペンネームに使うかで迷ったようですが、出雲大社にあやかって出雲(いづも)と名乗ることにしたそうです。
伊藤いづも氏の病気について
伊藤氏は2019年11月に自律神経失調症により長期休載していました。その後復活して連載を再開しますが、2021年の11月頃に再び症状が悪化して体力や視力が低下し、長時間作業することが困難となった結果休載することになりました。伊藤氏は集中すると休憩を忘れて執筆にのめり込んでしまう癖があるようで、入稿後に体調を崩すというパターンを繰り返し、執筆が遅れてしまうことが多々あったそうです。執筆にストイックなのは素晴らしいことですが、体調を悪化させてしまうのは心配ですよね。
伊藤いづも氏の近況は?
伊藤氏の近況はTwitterで知ることが出来ます。画像は伊藤氏の最新のツイートで、2022年の元日に投稿されています。新年の挨拶と、現在の自身の状況について語っています。体調は良くなって来ているようで、これから徐々に復帰に向けて動き出していくようです。第二期の放送を楽しみにしていることがうかがえます。また連載が始まると思うと楽しみですね!伊藤氏には是非無理をし過ぎない程度に、活動を続けて欲しいです。
まちカドまぞくの作者紹介まとめ
『まちカドまぞく』の作者について紹介しました。伊藤いづも氏の作品は画風やセリフの言い回しなどが独特で、他のきらら系の作家には無い個性的な存在となっています。だからこそ多くの読者を惹きつけており、今後の『まちカドまぞく』の展開にも期待が高まります!それでは今回はここまでです。読んで頂きありがとうございました。