「終末のハーレム」は少年ジャンプ+で連載中の少年マンガの皮を被った成年マンガです。男性の殆どがウイルスによって死滅してしまった世界戦であらゆる性癖に応えるシチュエーションと、その裏で展開される陰謀を巡るエロティックSF作品です。大人の事情で一度の延期を経て、2022年1月から本格的にアニメが始まります。今回は後半でコミックス7巻～12巻までの内容をまとめてあります。
目次
終末のハーレム 第7巻 ネタバレ
土井翔太は学園ハーレムで場所を選ばず荒淫の限りを尽くし、その卑屈な性格も変わっていました。そのとき、学園にテロリストが潜入し爆発事故が起こります。そこで翔太は花蓮からテロリストの存在と自分以外にもウイルスへの抵抗力を持つ男性が他に4人いることを知らされます。翔太は花蓮が自分の性格を変え、さらに上へと成り上がろうとしていることも聞かされます。翔太はそんな花蓮の計画に加担し、花蓮と協力関係を結びます。
7巻ネタバレその②
テロリストたちは4人目のナンバーズこと木根渕善の身柄を確保していました。木根渕善は元々サラリーマンで営業担当の男性でした。上司の出芽にどやされながらも可愛い彼女と暮らす普通の男性でした。しかし、細胞硬化症を発症したことからコールドスリープに入ることとなりますが、それと同時に彼女の妊娠が発覚。コールドスリープに入る前に彼女と結婚します。そんな善が目を覚ますと、身柄を拘束された状態でかつての上司である出芽輝奈を筆頭とする集団に性奴隷となることを強要されます。その一方で、怜人はテロリストによる電波ジャックで「ウイルスが人工的に作られ、人為的にばら撒かれたことと、それらの黒幕がクロエたちUWの上層部であり、UWは全世界から男性を根絶させる計画を実行したこと」を暴露します。そしてその後、怜人は成長促進により大人になったナンバー3の土井翔太と対面します。
終末のハーレム 第8巻 ネタバレ
UWの本性と目的を知った怜人やナンバーズの男性たちは、UWによる強行により軟禁状態にさせられそうになります。翔太の担当官の神谷加恋は、UWのクロエに取り入って国務長官のポストを要求。怜人は絵理沙の協力者の手引きで追手を振り切って国外へ脱出、恭司は脱出できず半ば軟禁状態となりますが、独自の回線により怜人と連絡を取り合える状況でした。
8巻ネタバレその②
周防美来と片桐麗亜の協力により、台湾に脱出した怜人はついに橘絵理沙と再会します。そこで絵理沙が所属しているテロ組織について知らされます。彼女たちはUWのウイルスによる男性の根絶という恐るべき計画を実行し世界を支配していることを知り活動していました。しかし、そのテロリストの中にも派閥があり、4人目のナンバーズ木根渕善はテロリストの一部派閥により閉鎖された集落で性奴隷として精を搾り取られていました。
終末のハーレム 第9巻 ネタバレ
ナンバー4こと木根渕善はテロ組織の一部派閥により、食事すらも自分で取ることもできない状況で性行為を強要されるドM調教をさせられていました。やがて、善と女性たちが祭と称してとある儀式を行います。そこで虐待じみたSMプレイの果てに木根渕善はイザナギとして覚醒し豹変。その場にいた女性たちと大乱交をはじめ、全ての女性を満足させ切ってしまいます。その後、善は気絶しその時の記憶も失っていました。土井翔太のクラスメイトだった星野汐音はタレントとしてのチャンスを一応掴んでいましたが、その最終面接としてメイティングを行い、専属担当官の神谷加恋はさらに新たなメイティング相手として火野恭司のメイティング相手である北山玲奈を半ば強引に連れていきます。
9巻ネタバレその②
そのことを知った火野恭司は翔太のもとに殴り込みをかけます。実際のところ、翔太は玲奈に手を出すつもりはなく、それらは神谷加恋が諍いを起こすためにわざと計画したことでした。そのころ、海外逃亡中の怜人は謎の武装勢力とかちあっていました。その勢力から怜人たちを助けたのはチャイナドレスを着た謎の巨乳美人でした。冰冰（ビンビン）と名乗ったその女性は隠れ家に案内し、怜人を誘惑してきますが、その誘惑が本気でないことは分かっていました。冰冰は中国全土で影響力を持つ冰冰の祖母のもとに案内します。その一方、恭司は自分の子供がウイルスの抵抗力を持つ男子だと知り、まず間違いなくUWが動いてくることを確信します。
終末のハーレム 第10巻 ネタバレ
怜人は冰冰の案内で占い師の風貌をした老婆と出会います。彼女こそが中国全土に強い影響を持つボスの呂大人でした。呂大人は怜人に、クロエを含む三人のアメリカ人『三賢者』たちが男性を排除し、女性だけの世界を作ろうとしていることを告げます。日本にいた鬼原らはUWに反目し独自にワクチンを作ろうとしており、爆破された施設はウイルスの研究所ではなく、ワクチンの研究所だった可能性が高いことを言及します。さらにそれぞれの男性について占い、怜人にはひとつは愛する女と添い遂げる平穏な道、もうひとつは数多くの女に翻弄され修羅の道になると告げます。
10巻ネタバレその②
呂大人は怜人にウイルスの結晶を手渡します。しかし、その背後にはクロエの姿がありました。怜人たちは世界有数の研究施設があるヨーロッパのロスアニア公国に飛びます。公女のアナスタシアは変人として有名でしたが、実際は浮世離れした性格で怜人と出会った瞬間に婚礼の儀を始めようとします。ロスアニア公国は資源に乏しく、その殆どを輸入に頼っていました。そんな中、親兄弟を失ったアナスタシアには重責を背負っていました。怜人はコールドスリープを続けているアナスタシアの親兄弟を助けると約束し、アナスタシアからある人物を紹介されます。その人物はウイルス研究第一人者のラギーニ・シンでした。彼女に出会った怜人は、ワクチン開発にはウイルスの結晶を怜人の身体に入れる必要があること、死ぬ可能性が高いこと、性交渉でホルモンの活動を活性化させる必要があることを告げます。
終末のハーレム 第11巻 ネタバレ
怜人はそれぞれの女性たちと仲を深めていきますが、当の絵理沙は自らメイティング候補から外れていました。その理由について、絵理沙が何らかの薬を自分の身体に投与している事実を知ります。絵理沙の居場所を突き止め、絵理沙を問い詰めると、それは絵理沙の婦人系の病気で彼女は子供を産めない身体であると告白されます。投与していた薬は病気の症状を抑える薬でした。
11巻ネタバレその②
絵理沙によく似た周防美来の正体は絵理沙のクローンであり、子供を産めない絵理沙の代わりとして生み出された存在でした。美来が常人の数倍食事をしなければならないことや、定期的なメンテナンスを必要とするのは過剰な成長促進の副作用でした。そして、ついに怜人はワクチンの制作に取り掛かります。それはウイルスの結晶を体内に入れるという死と隣り合わせの試みでした。
終末のハーレム 第12巻 ネタバレ
高濃度のウイルスを注入された怜人は死の淵を彷徨っていました。いかに強い抵抗力を持つ怜人ですら、死を迎えるのは時間の問題でした。さらに、UWの工作によって怜人を拉致し、高濃度のウイルスを注入し殺害しようとしているのがロスアニア公国であるというプロパガンダが世界に発信されます。しかし、絵理沙たちの想いで怜人はウイルスの力に打ち克ち、ワクチンを完成させます。完成させたワクチンはロスアニア大公に投与され、その有効性が示されます。一方、すべての黒幕であるクロエはワクチンが完成したことについてすでに手を打っていると言い、目下の問題は火野恭司との間に出来た男児がウイルスへの抵抗力を持っているか否かでした。
12巻ネタバレその②
恭司は子供と妊娠した女性を守るため、担当官の石動寧々子とともに脱出。怜人は手分けしてワクチンを世界に提供し、怜人自身は恭司らと合流するために日本に戻ります。恭司を取り逃がしたことで怒り狂ったクロエはロスアニアをミサイルで攻撃し、ナンバーズ全員を抹殺しようとします。クロエと協力体制を築いていたはずの花蓮ですが、実際はクロエたちの手から羽生柚希を遠ざけて保護しており、クロエと完全に手を組んでいたわけでもありませんでした。柚希は翔太の子供を妊娠しており、それはウイルスへの抵抗力を持つ男子だったために避難させていたというのが柚希がいなくなった理由でした。
12巻ネタバレその③
怜人は恭司と合流し、その際に美来とも再会します。恭司の子供は無事に生まれ、怜人は美来とも結ばれます。しかし、そんな彼らの元にクロエたちの手が迫っていました。そして、クロエの手によって恭司が狙撃されてしまいます。クロエは自分たちが女性たちだけの世界を作ろうとしている黒幕だと明かし、全てを闇に葬ろうとします。しかし、そんな彼らの前に現れたのが土井翔太と上田加恋、そして木根渕善とイザナミの構成員たちでした。怜人たちは彼らに助けられますが、恭司は助かりませんでした。花蓮の手によって撮影されたクロエたちの凶行は全世界に暴露され、UWは日本から撤退し、各地でUWに対する暴動が巻き起こります。怜人は失意に暮れ、クロエはワクチンに仕掛けがしてあると意味深な言葉を残します。そして、日本の大統領として土井翔太が就任し、その補佐として神谷加恋は実質的な支配者となりました。
【終末のハーレム】ストーリーネタバレ後半まとめ
「終末のハーレム」のストーリーネタバレをまとめてみました！ここまでが第一部の内容で、第二部は現在連載中です。1～6巻の内容をまとめた前半の記事もあるので、そちらもよろしければ見てください！
