4月より放送されている本作『聖女の魔力は万能です』には数多くの魅力的なキャラクターが登場します。主人公のセイが元々、行動的な性格でない分、他のキャラクターがより魅力的に描かれているのが本作の特徴です。今回はそんな主人公セイを初め、セイと一緒に異世界に転生してきたアイラや、転生した先の王国の人々などを簡単にまとめて紹介していきたいと思います。ぜひ、アニメを楽しむ際に予習として活用してみてください。
セイ・タカナシ
本作の主人公です。元々は日本に住んでいるOLでしたが、ひょんなことから異世界に「聖女」として転生させられてしまいます。初めは王国側の対応に憤り王国脱出すらも考えていたセイでしたが次第に新しい環境に慣れていき、王国の一員として異世界で暮らすようになりました。
最強ステータス
異世界系では当たり前となりつつある高ステータスですが、セイも異世界ではずば抜けた高ステータスを持っているようです。王国ではセイのあまりのステータスの高さにレベルを測ることができるキャラクターは一人としていませんでした。あらゆる異世界系の当たり前をうまく踏襲しているというのもセイのキャラクターの立ち位置としてのうまさと言えるでしょう。
回復に特化
そんな最強ステータスに特化しているセイですが、セイは「聖女」ということもあり回復に特化しているようです。異世界に転生したら最強ステータスだったという設定かかなり多くありますが、その能力のほとんどがサポート系に特化しているという設定はなかなか斬新ではないでしょうか？
セイのキャラクター設定のうまさ
このように本作のキャラクターの中にはこれまでの「異世界転生系」のお決まりが多く隠されていますが、一方でうまくそれらのお決まりを破っているという工夫も見られます。
料理や美容で世界を変える
本作の主人公であるセイは基本的に表立って戦闘に参加することはありません。代わりに本作ではセイが料理や美容の面で世界を大きく変えていきます。日本の料理のレシピや医療知識、美容品の知識を活用し、異世界で数多くの商品を解説し、普及させていくというのも本作の異世界ものとしての面白さであると言えるのではないでしょうか？
アイラ・ミソノ
セイと一緒に異世界に転生してきた人物です。セイ曰く「ゆるふわ系の可愛い女子」で初めて転生してきた際にはセイをそっちのけで王子に誘導されるなど、何かと男受けがいいのはアイラの方なようです。
セイと仲がいい
しかし、そのような違いはあれど互いに日本出身ということもあり、セイとは親密な交友関係を続けており、セイにとっては同郷の仲のいい友達といった存在なようです。
魔法の才能
日本から「聖女」として召喚されたこともあり、アイラの魔法の才能は他のキャラクターよりも抜きんでているようです。しかし、それとは比べ物にならないほどセイの能力が高いようで、色々と魔法面では霞んでしまう可哀想なキャラクターであるといえます。
今後の活躍に期待
セイと同じ日本出身ということで、高いポテンシャルを秘めているアイラですが、今のところは大した活躍がないままです。セイの活躍がめざましすぎるということはあると思いますが、どちらにしろさらに活躍する時が必ずくると思うので、その時が楽しみですね。
アルベルト・ホーク
スランタニア王国の第三騎士団団長です。物語冒頭で重傷を負っている際にセイによって助けられ、以降セイに好意を抱くようになります。別名「氷の騎士」として知られているホークですが、セイの前では柔らかい対応をすることが多く、そのギャップが故に多くのファンを抱えている人物です。
本作のヒーロー？
本作の主人公のセイがヒロインだとすると、本作のヒーローは間違いなくホークでしょう。ヒロインのセイをサポートしたり、慣れない王宮の儀式でセイをサポートしたりと、あらゆる場面でセイのために身体をはることとなります。そのような「できる男」なのがこのアルベルト・ホークなのです。
セイとのデートは必見
そんなホークとセイの絡みの中でも最も注目すべきエピソードといえるのが、セイとホークのデートエピソードでしょう。このエピソードでは普段は「氷の騎士」として恐れられているホークがセイに対して好意を持って接しているシーンなどが細く描かれており、奥手なセイがそれにあたふたするシーンと共に楽しむことができます。
ヨハン・ヴァルデック
スランタニア王国の薬用植物研究所の所長です。作中では、王宮に居場所が無くなったセイが唯一落ち着ける場所として薬用研究所が登場しており、その薬用研究所の所長である、ヨハンはかなりの重要人物として登場します。作中ではセイの異世界での父親のような役割を担っている人物として活躍します。
実は高身分だった！？
そんな、セイの数少ない理解者のヨハンですが、作中で実はかなりの高身分の出であることが判明します。高身分にもかかわらず、研究所のような静かな環境で働いていることには、ヨハン本人が貴族同士のドロドロとした社会に辟易としてしまったからという理由があるようです。
セイと馬が合う理由
そのような背景があったからこそ、王宮での生活に嫌気がさしていたセイと馬が合ったのかもしれません。
ジュード
同じくスランタニア王国の薬用植物研究所で研究員をしている人物です。作中では所長のヨハンが父親の役割を果たしているのであれば、ジュードはセイの幼馴染の役割を担っている人物であるといえるでしょう。作中ではかなり早い段階からセイと打ち解けていた人物です。
不遇な面も、、
そんなセイの幼馴染ポジションのジュードですが作品で物語が進むにつれ、やや不遇な面が目立ってきます。セイに好意を持っているのにもかかわらず、恋敵がまさかの「氷の騎士」ことホークであったり、挙句にはセイには全くジュード自身の気持ちに気づかれないなど、とにかく不遇な面が目立つのがジュードの特徴です。
ユーリ・ドレヴェス
スランタニア王国の宮廷魔道師団の副団長を勤めている人物です。聖女を召喚する際にその反動として長い眠りについてしまっており、しばらくは登場しませんでしたが物語の途中で目を覚まし、セイと関わることになる人物です。
人物のレベルを鑑定する
ユーリの能力として、他人のレベルを鑑定することができるというものがあります。異世界では人物の能力を図るものとしてレベルという概念が存在するのですが、このレベルというものは他人から見ることができないものとなっています。しかし、中にはこのレベルを鑑定することができる人物がおり、それがユーリなのです。
セイはユーリをもってしても測れない
そんな他人のレベルを鑑定することのできる唯一の人物であるユーリをもってしてもセイのレベルは測ることができなかったようです。原因としてはセイのレベルがスランタニア王国の宮廷魔道師団の副団長のユーリすらも凌いでいるということが考えられるようです。
セイの噂が広がる原因にも！？
ユーリはスランタニア王国でもかなりレベルの高い人物であり、この事実は多くの人物に影響を与えることとなります。
ジークフリート・スランタニア
スランタニア王国の国王です。セイが転生してきた際に、自身の息子がセイに失礼を働いたことを気にしており、あらゆる場面でセイのことを気にかけている人物です。国王として人格者であり、セイには特別な待遇をするように気を遣っていますが、セイからすると返って神経を使ってしまうことも多々あるようです。
エリザベス・アシュレイ（リズ）
スランタニア王国の侯爵令嬢です。スランタニア王家の第一王子であるカイル・スランタニアと婚約をしていましたが、カイルがアイラに執着するようになってしまい、関係にヒビが入ってしまいました。
セイとの交流に注目
セイとは年齢が近いということもあってか非常に多く交流しています。特に恋愛絡みの話をするシーンが多く、学園ものの仲の良い同級生のようなポジションの人物であるといえます。
まとめ
いかがでしたか？今回は『聖女の魔力は万能です』に登場するキャラクター達について紹介していきました。普段多くの方が見てきた異世界転生系の作品が「女性から見たら」という発想に切り替わるだけで、ここまで個性豊かなキャラクター達が生まれることになるとは思いませんでした。ぜひアニメ版で、動き回るセイ達をみてみてください！
