原作漫画が流行し、アニメ化までする作品にはやはりインパクトのある名シーンがいくつも登場します。怒ったり泣いたりするシーンや、少年誌で多いのは友情を描いた名シーン。感動とは別に思わず笑ってしまう迷シーンなど、人気作には節目節目で記憶に残るシーンが盛りだくさん!もちろん「エデンズゼロ」にもそんな名シーンが沢山登場するので、今回は「エデンズゼロ」の名シーンから、ちょっと変わった迷シーンまで紹介していきます。
目次
シキがグランベルの機械に別れを告げるシーン
魔王ジギーに拾われたシキは、幼少期から機械だけが暮らすグランベルで育てられ、シキにとってグランベルに暮らす機械は全員が友達でした。しかしウィルスに侵された機械たちに攻撃され、レベッカを守る為シキは友達たちと戦う事に。人間に対して恨みを抱いているようなセリフも友達の口から聞いたシキでしたが、宇宙船でグランベルを脱出すると宇宙からグランベルに向かって残してきた友達に感謝と別れを告げました。実際は寿命が尽きる寸前だった機械たちが、シキを旅立たせるために暴走した演技をしていただけであり、去りゆくシキを見てみんなが悲しみ、それと同時に機械たちは活動を停止させていきます。
銃を持ったルーシーの性格が豹変するシーン
ハッピーが何者かに攫われ銃撃戦となったこのシーン。レベッカは過去に交通事故でハッピーを亡くしていて、この銃撃戦に巻き込まれそうになったハッピーを今度はしっかりと抱きしめ救出に成功します。「もう離さない」というレベッカに対し、「行くよレベッカ!」と答えるハッピー。するとハッピーは身体を二丁拳銃に変形させ、レベッカは銃になったハッピーを構えて土佐弁のような言葉で大暴れ。最後はシキのエーテルギアの能力を借りて空を飛び、上空から悪人面で「ボケェ!!」と叫びながら誘拐犯を撃退しました。
ワイズが「ついで」にピーノの脚を修理するシーン
ピーノはシビルに捕らわれていた頃、左足を千切られ代わりに釘を取り付けられる仕打ちを受けていました。さらにピーノはもう片方の足も千切られそうになるのですが、それを見たワイズが寸前で救出。その後シキたちはシビル一味を倒し宇宙へ脱出するのですが、暴れ過ぎた事で警察に追われてしまいます。そこに現れたワイズはエーテルギアのマキナ・メイカーを使い、宇宙船を改造して警察を振り切ります。その際にシレっとピーノの左足も完全に修復するワイズ。「サービスだ」というセリフといい、ワイズが最高にかっこいいシーンでした。
シキとピーノが拳を合わせるシーン
ピーノはコミックス第二巻の序盤から登場するのですが、シキに助けられてからもしばらくは笑顔を見せる事はありませんでした。警察の追っ手を振り切った際に少し喜んだような顔を見せますが、千切られた足を治してもらった時でさえ喜ぶ表情を見せていません。そんなピーノが本当に心を開き笑顔を見せるのは、第三巻でシキが「ピーノ(機械)にも心がある」と言ったシーン。この言葉にはピーノだけでなくウィッチも大きな反応を見せます。そしてこの拳を合わせた瞬間からピーノはシキを「ご主人」と呼び、表情豊かなアンドロイドになっていきました。
シキのエーテルギアで空を飛んで脱出するシーン
攫われたレベッカとシスターを探してギルストへやって来たシキたちは、その場で偽物のシスターたちと交戦。なんとか敵を退けシスターとレベッカを救出して一段落したのもつかの間、今度は時を食べる「時喰み」にギルストが襲われ、シキたちは急いで脱出する事になります。ホムラとワイズが道を切り開き、重力を操るエーテルギアでみんなを連れて空を飛び脱出するシキたち。この時シスターが少し頬を赤らめながらシキの横顔を眺めているのが印象的なシーンでした。
ワイズの名言がカットされるシーン
ハーミットをエデンズゼロへ連れ帰るため仮想空間のデジタリスへやって来たシキたちは、そこでジャミロフというチーターと戦う事になります。無敵状態のジャミロフでしたが、ハーミットがハッキングとプログラムの書き換えでジャミロフを撃退。その後ワイズはキメ顔でハーミットに「人間にだって"心"を見てる奴がいる。オレは──」と言ったところで仮想空間から消滅。どうやらハーミットがチートを使ったせいでBANされたようなのですが、かっこつけようとして消滅したワイズを見て、シキとレベッカは「ダサすぎる」と言って大笑いしていました。
ハーミットが心を開いたシーン
過去に信じていた人間たちに裏切られ、それから人間を信じる事をやめてしまったハーミットは、出会った時完全に心を閉ざした状態でした。何とかデジタリスから連れ戻り、心を開いてもらおうと説得するレベッカ。それでもハーミットは心を開く事はありませんでした。しかしシキには心の中を全て見透かされ、最後に「おまえはどうしたい」と聞かれるとハーミットは涙を流しながら「友達になりたい」と答えました。これまでほとんど無表情だったハーミットでしたが、これを機に表情豊かな少女になります。
ピーノが夢を語るシーン
エデンズゼロの中にあるキッチンでハンバーガーを食べるシキとワイズ。2人は美味い美味いと言ってハンバーガーを食べるのですが、その傍らでピーノはエネルギー補給用のゼリーを飲んでいました。シキがピーノにもハンバーガーを分けようとするものの、ピーノは「味覚を感知する機能が無い」という理由でそれを断ります。その話を聞いたシキは泣きながら「ピーノにも味を分かるようにしてやってくれ」とワイズに頼みます。しかしそれも断ったピーノは立ち上がり、「人間になった時に食べたい」と夢を口にします。
ウィッチの素顔が登場するシーン
ずっと謎に包まれていたウィッチの素顔が登場するのはコミックス第六巻。ちょっとしたコスプレ大会が始まってしまい、全員がコスプレしていく事になります。そんな中でウィッチが着ていたのは魔導士の杖と装備。さらに後ろにはナース服を着たシスターもいます。初めて素顔を見た仲間たちの反応は全員そろって「美人」!男性だけでなく、女性キャラもその姿に見惚れていました。
ヴァルキリーが最終奥義を放つシーン
地下労働区に鉱石生命体と呼ばれるモンスターが大量に現れ、住人たちを逃がすためにヴァルキリーが放った開幕の必殺技。この時は「オーディンストライク」としか技名が書かれていませんが、同じ技をホムラが使う際には「最終奥義」という事が明かされています。前方にエーテルギアでできた無数の剣を発射して敵を迎撃。住人を守る為に撃ち漏らした敵も全て自分がひきつけて撃破するのですが、ヴァルキリーはこの戦いで左腕と頭部を大きく破損して活動を停止してしまいます。
ホムラが母親に絶縁を申し出るシーン
目の前に連れてこられた母親でありヴァルキリーを殺した張本人でもある紅婦人に絶縁宣言するホムラ。紅婦人はシキに敗北した後地下労働区へ連れて来られ、ホムラとこき使ってきた住人の前で命乞いを始めます。そんな紅婦人に頭を下げ、産んでくれた事に感謝するホムラでしたが、最後に金輪際関わるなと絶縁を言い渡しました。紅婦人については救いようのない悪者だったので、ここでホムラが許さず最終的に待ち受けていた結果を見てすっきりする人も多いかもしれません。
シスターとウィッチがヴァルキリーの死を悲しむシーン
地下労働区で生活していた希望の象徴としてヴァルキリーをサンジュエルに残しエデンズゼロへ戻ってきたシキたち。しかしそれに対してシスターはなぜ連れて帰らなかったのかと激怒します。「ヴァルキリーは死んでしまった」という仲間たちの意見を聞いても、シスターは納得しきれない様子で部屋を退室。その後1人でデッキにいるとウィッチがやってきました。冷静に話をするウィッチに向かい、「よく冷静でいれるな」と言おうとしたシスターでしたが、振り返るとそこには涙を流すウィッチが。感情豊かで涙を流していたハーミットと違い、何とかみんなの前では涙は堪えていた2人でしたが、誰もいないデッキで2人きりになると抱き合って大泣きし、ヴァルキリーの死を悲しみました。
エデンズゼロ名シーンまとめ
ここまでエデンズゼロの名シーンを紹介してきましたがいかがだったでしょうか?この後にはドラッケンとの戦いが始まるのですが、今回は魔王四煌星が揃うところまでの名シーンを紹介しました。個人的にはピーノのエピソードをもっと紹介したいところでしたが……内容がピーノだらけになってしまうので自重(笑)みなさんはどのキャラのどのエピソードが一番好きだったでしょうか?