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BLUE GIANT

【BlueGiant】大人気ジャズ漫画!ストーリーと照らし合わせてジャズについて解説!

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ソニー・ロリンズの扮装をする大

Blue Giantはビッグコミックで連載されている大人気のジャズ漫画で、現在は物語に一区切りがついてBlue Giant SUPREMEが続編として連載されています。ただ、マンガで音楽を取り上げるのも珍しく、ジャズという題材も珍しいです。今回はジャズの魅力や基礎的な知識を取り上げながら本編を追ってみたいと思います!

疑問!ジャズ……ってそもそも何?

ジャズの魅力

ジャズというのはアメリカ南部で派生した音楽の一ジャンルで独特のリズムと即興性のある掛け合いが特徴的な音楽ジャンルです。ジャズは一度聞けばこれはジャズだと分かりますが、定義づけはちょっと難しく“ジャズ特有の独特のリズム”があるというくらいの曖昧なイメージです。大分ふわっとしていますが、ジャズがアドリブや即興の掛け合いが特徴であるからそう感じるのかもしれません

ジャズにのめり込んでいく主人公の宮本 大

ジャズにうたれる大

Blue Giantの主人公であるの宮本 大も友人に連れられて聞いたジャズの魅力にのめり込み、兄に買ってもらったテナー・サックスで毎日演奏の練習を重ねていました。ジャズと聞いて真っ先に想像する楽器がこのサックスです。これは実際に聞いてみると、ジャズはサックスのイメージがかなり強いです。しかし、ジャズというのは様々なジャンルに分かれているため、一概にはそう言えないかもわかりません。

ジャズの特徴、こんなイメージがある!

ジャズの魅力②

ジャズの特徴は即興性のあるアドリブや掛け合いなど、奏者がその場にあわせて自由に音を奏でていく自由度の高い音楽のジャンルです。ただ、アドリブが全てというわけでもなく、アドリブをしない事もあったりその場の雰囲気にあった音楽を奏でていくようなジャンルと言えるでしょう。

ジャズのメロディのイメージ

ジャズってなーんだ?

ジャズは一度聞けば『これはジャズなのかな?』というのは分かりますが、これだという表現できる言葉はちょっと思い浮かびません。強いて言うなら“ジャズ特有の独特のリズムとハーモニー”くらいしか言いようがありません。メロディのイメージは人それぞれですが、基本的に陽気で明るい音楽だけど根底にはしんみりとした暗さを内包している、どことなく落ち着いた牧歌的なイメージを持つこともあるかもしれません。

宮本 大も即興のライブを行った!

即興のセッション

主人公の大も実際には様々な形で演奏を行い、中には即興のメンバーと即興の演奏をすることもありました。その登場人物たちの汗と情熱や聴衆たちの熱狂は、Blue Giantが音のないマンガという媒体でありながら、音が聞こえてくるかのようだと評価されるほどの躍動感を生み出していると思います。本当にこの作品の熱を伝える表現はずば抜けているものがあると思います。

ジャズの起源は自由を求める奴隷たちの音楽

ジャズの起源

ジャズの起源は、元々アフリカからアメリカに連れてこられた黒人の奴隷たちが辛い日常を忘れ自由を求めるべく、アフリカと西洋の音楽を融合して生み出した音楽だと言われています。黒人たちの根強い差別意識がその背景にあり、それが陽気な音楽の中にもしんみりとした暗さを内包しているや自由度の高い音楽である理由かもしれません。ただ、現代のジャズは進化を繰り返しており、当時のジャズがそう言うイメージを持っていたとも限らないです。

宮本 大も海外を目指す!

海外でやりたい大

ジャズはその始まりから、黒人の音楽から白人の音楽とも深くかかわってきたとされ、常に進化し新しいジャズを生み出して今や世界的な音楽となっています。ただ、日本ではあまりジャズが一般的ではありません。ネットの発展により、いつでもジャズが聴けるようになった環境とはいっても国内の勢いは他のジャンルと違い下火と言わざるをえないでしょう。そのため、世界一のプレイヤーを目指す大も海外へと留学します。それは本編が一区切りし、続編のBlueGiant SUPREMEで詳しく語られることになります。

作中にも名前が出たジャズ界における有名人を紹介!

ジャズの巨人 ソニー・ロリンズ

ソニー・ロリンズ

主人公の宮本 大はテナー・サックスの奏者ですが、そのテナー・サックスの奏者として有名な人物として、ジョン・コルトレーンとこのソニー・ロリンズが挙げられます。アメリカ合衆国出身のジャズテナー・サックスプレイヤーであり、豪快で力強い演奏とアドリブが多くの人に評価され、様々な人に影響を与えました。

影響を受ける大

ソニー・ロリンズの扮装をする大

ソニー・ロリンズに影響されたのは作中の宮本 大も同様であり、学校の文化祭の演奏では彼の髪形を真似したモヒカンスタイルで演奏に臨みました。聴衆を圧倒し熱狂させる大の特徴にも合致しており、作者も大きく影響を受けたと考えられます。

アート・ブレイキー

アート・ブレイキー

伝説的な黒人ジャズドラマーで大の親日家として有名な人物です。大の親日家として有名で彼の妻もまた日本人でした。彼が親日家になるきっかけとなったのは1961年に彼らが来日した際には空港には熱狂的ファンが出迎えます。それは彼らにとってあり得ないことで「誰かVIPでも乗っているのか?」と思ったほど。その後、ファンの一人が一緒に写真を撮って欲しいというと「オレは黒人だぞ。一緒に写真に収まってもいいのか?」と言いますが日本には黒人を差別する習慣や意識はなかったため、彼らは一際驚いたと言います。

その後も来日するアート・ブレイキー

アートを参考にする玉田

日本でのジャズ人気の火付け役となったとともに、その熱狂と歓迎、なにより国営放送まで全国に流れることを聞きさらに驚き、帰国の際には「私は今まで世界を旅してきたが、日本ほど私の心に強い印象を残してくれた国はない。それは演奏を聴く態度は勿論、何よりも嬉しいのは、アフリカを除いて、世界中で日本だけが我々を人間として歓迎してくれたことだ。人間として! ヒューマンビーイングとして!」と言葉を残し、その後も来日を繰り返しています。

ジャズについてまとめ

今回は作品の題材であるジャズについてまとめてみました。今ではインターネットの普及もあって気軽に音楽が楽しめる時代になっています。この作品でジャズに興味が出てきたら一度聞いてみると、本当に夢中になってしまうかもしれません。まさに作中の登場人物のような体験は自分の身におこる可能性もあるのです。そういう意味でも楽しめる作品なので、是非とも作品に触れてみてほしいです!

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augustten114514

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