かつて神だった獣たちへは、戦時中に擬神兵として戦った、獣のような容姿を持つ生物兵器。彼らは元々は人間でしたが、擬神兵核を取り込むことで、人間の姿と引き換えに、力を手に入れたのでした。戦争中は神と称えられた彼ら、しかし、戦争が終わると獣として討伐されるようになります。今回は、擬神兵の隊長であったハンク・ヘンリエットについて紹介させていただきます。
目次
ハンク・ヘンリエット 概略
ハンク・ヘンリエットは元擬神兵の隊長。仲間のことを真に思っている様子で、非常に面倒見のいい性格。夜は白い狼の姿になる頃ができ、人間と獣の姿を行き来することができる数少ない擬神兵のうちの1人です。しかし、自分が徐々に獣へと近づいていることを危惧しています。ナンシーはハンクに好意を持っているようですが、ハンクはそんな気は無いようですね。同僚の娘だった彼女の事を、保護者のような観念から助けているのかもしれません。
ハンク・ヘンリエットの幼少期
エレイン
自分の親が戦争で死に、1人になった時にエレインに出会います。エレインは元ブルーレーク家の娘でしたが、彼女もまた家を焼かれて両親は死んでしまいます。当時、ハンクは何も覚えておらず、自分の名前すらわかりません。そんな折に、エレインがハンクと名ずけてくれます。2人は北部の首都にてゴミ漁りなどをして暮らし始めます。そんな時、教会の牧師がやってきてエレインとハンクを引き取るのでした。そこで、エレインは神の声を聞くことができるようになってしまいます。ハンクは教会学校を卒業後、兵士となります。
ケイン
教会学校にてで出会ったケイン。ケインの父はウィザース議員の息子であり、のちに大統領でもあります。彼は教会学校に入学し、エレインに一目惚れをしているようでした。そんなケインはハンクと親友となります。彼は母親を愛していましたが、まだ教会学校に行っていたときになくなってしまいます。
ハンク・ヘンリエットと隊の誓い
隊の誓い
ハンクは、戦争が終わったのち、隊の誓いでを遂行するために疑心兵を倒して回ります。その誓いとは心をなくしたものは、仲間の手で葬るというものでした。戦争が終わったのち、疑心兵たちは獣の姿から戻れなくなったものたちも多数。エレインとの約束もまだ覚えているようですね。自分をなくしてしまった擬神兵を倒して回るのでした。
ジョンとハンクとナンシー
ナンシーの父であるジョン。そんな彼も擬神兵でした。隊の誓いを果たすために彼を殺したハンク。それを見ていたナンシーは、彼に復讐をするために、ハンクを撃ちます。しかし、生きているハンク。ナンシーの生い立ちを知って、一緒に行動することを提案。そして、その娘のナンシーとともに旅を続けています。ナンシーには、エレイン同様に神の声を聞くことができるようで、彼女を通じて、真相が解明されていくのでしょうか。
ハンク・ヘンリエットの擬神兵の姿
初めての疑心兵となったハンク。戦争で傷ついた死にかけの彼は、神の声を聞きながら人体研究していたエレインの元へと運ばれます。そんなハンクを研究実験として用い、見事に成功を収めます。彼は白い毛皮を纏った狼。攻撃能力、生命力が非常に強く、そしてまた、人間と獣の姿を行き来することができる数少ない存在です。ですが、獣へとなってしまう自分を恐れており、獣の姿となって戦うことはあまり好んでいない様子です。
ハンク・ヘンリエットとエレイン
ハンクとともに育ってきたエレイン。そんな2人はお互いに好意を持っていたようです。しかし、戦争が終わる頃、エレインはこの擬神兵のが戦後に存在してはいけないと考えていました。そして、ハンクを撃ち、自分も全ての擬神兵を殺した後に死のうと考えていました。相談を受けたケインは、彼女に協力するふりをして彼女を撃ちます。そして彼女の記憶を奪い、擬神兵を解き放ったのでした。擬神兵を用いて、再び戦争を行おうと考えているようです。
ハンク・ヘンリエットと仲間たち
擬神兵を殺すために旅をしているハンク。一人一人の疑心兵には彼らの物語があります。海を見たかったもの、ひたすらに怯えて要塞を作り上げたもの、街のために悪事を働くもの、自分の正義を貫くもの。そんな彼らに弾丸を打ち込んでいく旅をするハンク。毎回、寂しい思いにさせられてしまいます。
ハンク・ヘンリエット 最後に
主人公であり、自身も擬神兵であるハンク。全てはエレインや擬神兵たちのために。王国、教会、ケイン。全てが複雑に関わってきそうなこの物語。今後も目が話せませんね。
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