「転生したらスライムだった件」はシリーズ累計650万部以上の大ヒット作。アニメの人気も高く、小説で進んでいるストーリーのどこまでやるのか、楽しみでしょうがありません。本作は、主人公のスライムである、リムル＝テンペストが魔物や人間とともに社会を形成していく物語。魔王が作られた理由なんかも、すごい現代社会風な解釈ができる、設定にも注力している作品ですね。今回は、そんな作品の中の、ハクロウについて紹介させていただきます。
目次
【転生したらスライムだった件】ハクロウの生い立ち
出典: 転生したらスライムだった件 ©川上泰樹・伏瀬・講談社／転スラ製作委員会
ハクロウはオーガの里に仕えていた家臣でした。しかし、彼は純粋なオーガではなく、人間の血が1/4ほど混ざっています。その人物が荒木白夜という異世界人で朧流の剣の達人でした。ハクロウが剣鬼と言われるほど、剣の達人なのは、この祖父の影響も大きいのでしょう。また、実は娘がおりテング族に属しているモミジがその人。モミジはベニマルに積極的にアプローチし、結婚して子供も作ります。ハクロウの妻に当たるのが、テング族の族長のカエデ。300年ほど前にテング族を訪れたハクロウが一夜の契りを交わしたらしい。
【転生したらスライムだった件】ハクロウとリムルの初対面
出典: 転生したらスライムだった件 ©川上泰樹・伏瀬・講談社／転スラ製作委員会
オーガの里をオークに襲われて、敵討ちをするために放浪していた6人のオーガは、リムルを魔人と勘違いし、敵討ちにと戦いを挑みます。一瞬で仲間の半分を捉えられてしまいますが、ハクロウはリムルの使用したスキルを言い当て、ほかの魔物の技も使えるのではないかと推測しています。またリムルの「魔力感知」をかいくぐり、「多重結界」「身体装甲」を破り、リムルの腕を一本切り落としてしまいます。リムルの発動した「黒炎」を見た際も、若と一緒に死を覚悟して攻撃することを決める、忠義に徹した家臣でした。
【転生したらスライムだった件】鬼神となったハクロウ
出典: 転生したらスライムだった件 ©川上泰樹・伏瀬・講談社／転スラ製作委員会
無事、誤解も解けリムルの街へとやってきたオーガ達。そこで、リムルの傘下に入らないかと誘われて、仇を打つためにと、ベニマルが決断します。そこで、リムルは6人のオーガに名前をつけます。そこで名前をもらい、ハクロウとなりました。その時に、ハクロウは鬼人へと進化し、見た目もかなり若返ります。若返ると言っても、おじさんとおじいさんの間くらいですが。鬼人へと進化したことにより、魔素量も格段に上がったとは思いますが、ハクロウは元々そこまで魔素が多いわけではなく、努力で得た剣術、技術により基本的には敵と戦います。
【転生したらスライムだった件】指南役のハクロウ
出典: 転生したらスライムだった件 ©川上泰樹・伏瀬・講談社／転スラ製作委員会
リムルより「指南役」という職業を与えられ、様々な人に指南します。指南役となる前、実は300年ほど前にガゼル王にも剣を指南しています。そのことにより、ガゼルはリムルの兄弟子と自分で言っています。そのほかにも、リムルはもちろんのこと、ゴブタやヨウム、その他大勢に剣を指南していきます。ハクロウは洞察力に優れ、リムルの魔素のコントロールがあまりうまくなかったことなどにもちゃんと気づいていました。リムルがオークロード との戦いでオートモードになって戦いになった時、すぐに変化に気づいたのもハクロウでした。
【転生したらスライムだった件】気配を消すハクロウ
出典: 転生したらスライムだった件 ©川上泰樹・伏瀬・講談社／転スラ製作委員会
リムルとの戦いで「魔力感知」をかいくぐり攻撃を行ったハクロウ。気配の消し方は一流です。シオンがリルムのためにと料理をした際、ハクロウもその場に居合わせますが、一切の気配を消して何食わぬ顔で他人事。今後は、シオンの料理の味見役にベニマルがつくということになったのですが、その時にも、黒炎には一緒に立ち向かった忠義の厚い家臣でしたが、何も口を挟みませんでした。なかなかに食えない爺さんです。
【転生したらスライムだった件】外交には顔を出さないハクロウ
出典: 転生したらスライムだった件 ©川上泰樹・伏瀬・講談社／転スラ製作委員会
ハクロウは指南役であるために、基本的には国外との外交の場に顔を出すということをしません。他国へ外交に行くことの多いシオン達とは役割が全然違います。そのために、出番もそれほど多いというわけではないんです。クロベエよりは多いのですが。また、序盤こそ最強の剣士として、かなりの強さを誇っていましたが、徐々にベニマルの強さが秀でていきます。決して弱いわけではありませんが。武闘大会にも、ハクロウは出場していません。カリュブディスとの戦いでは、登場したのはわずかに一コマでした。私としては、もっと活躍して欲しいんですが。
【転生したらスライムだった件】ハクロウの進化と特技
出典: 転生したらスライムだった件 ©川上泰樹・伏瀬・講談社／転スラ製作委員会
元々オーガだったハクロウですが、名付けを行われたことで、鬼人へと進化。その後、リムルの覚醒魔王化に伴い、妖鬼へと進化します。ハクロウとなった時点でモンスターのランクはAとのことです。そんなハクロウは、実は魚を捌いたり、寿司を握ったりすることができます。祖父の影響ですかね。
【転生したらスライムだった件】ハクロウのまとめ 最後に
出典: 転生したらスライムだった件 ©川上泰樹・伏瀬・講談社／転スラ製作委員会
物語序盤で仲間になり、リルムとのつながりも深いオーガ達。そして、実は人間の血が混ざっていたり、既婚者であったりとどこまでが初めから設定されていたことかわからなくなるキャラクターですが、強いのは確かです。そんなハクロウのますますの活躍を祈るばかりですね。
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