今年2024年にアニメ放送が開始される本作『怪異と乙女と神隠し』ですが、実は本作は筆者自身が今期最も楽しみにしているアニメーション作品だったりします。筆者自身、様々なアニメーション作品レビューのために今期放送されることとなるアニメーション作品は概ねチェックをしているのですが、その中でも本作はダントツで楽しみな作品であり、 作品を紹介した後も、テレビアニメーション作品を楽しんでみたいと考えています。今回はそんな筆者が本作のアニメ版を楽しみな理由と、なぜこのアニメーション作品がアニメファンの皆さんにお勧めできるのかという点を簡単に紹介していきたいと思います。極めて個人的な内容となってしまうのですが、同じように本作のファンの方でも共感できるような内容も書けていると思いますので、ぜひとも本作に興味がないというアニメファンの方だけでなく、すでに本作には目をつけているけど、改めて本作の良さを確認したいというファンの方もチェックをしてみてくださいね。
圧倒的に可愛いキャラクターが多い
まず、本作そのものがお勧めできる理由の一点目なのですが、それは何といっても本作に登場する女性キャラクターたちが圧倒的にかわいいという点でしょう。 これも感覚的なものなので共感されるかどうかは微妙なところなのですが、本作は今回放送されるアニメ作品の中でも特にキャラクターデザインが優れており、女性キャラクターの可愛さなどは圧倒的であると思います。
あらゆるタイプの女性キャラが登場
特に主人公、菫子のようなダイナマイトボディーが特徴的な女性キャラクターや、もう1人の主人公、乙のような可愛らしい少女タイプの女性キャラクターなどなど幅広いタイプの女性キャラクターが登場することも特徴です。男性ファンの方であれば、それぞれ自分の好みの女性キャラクターのタイプがいると思うのですが、本作は幅広いタイプの女性キャラクターが登場するので、概ねどのような男性ファンであっても、自分の好きなキャラクターが1人が見つかる作品となっています。
エピソードごとに魅力的な女性キャラが登場
また、本作に描かれることとなる様々な怪異事件等でも、それらの事件に関わる様々な女性キャラクターが登場するのも特徴ですね。原作を見てみればわかると思いますが、それぞれのエピソードに出てくる女性キャラクターも非常にかわいいらしいのですよね。エピソードが進むごとに魅力的な女性キャラクターが多く登場することとなるので、ついつい無心で次のエピソードを追ってしまうんですよね。
女性人気も高い
また、デザインが優れているのは、女性キャラクターだけでなく、本作の主人公の1人である蓮がそうであるように、男性キャラクターのデザインも良い傾向にあります。主人公、蓮の普段は薄め目（というか開いてない）なんだけれど、シリアスな場面になったら一気に表情が険しくなるという落差も刺さる女性ファンの方には刺さるのではないでしょうか？
現代社会と妖怪ものの融合
また、本作の魅力は登場するキャラクターのデザインだけではありません。ミステリー作品として様々な怪異や妖怪を描きながらも、それらの現象が現代社会と密接に結びついているのは、本作の特徴であると言えるでしょう。妖怪と言うと、昔ながらのから傘お化けなどが、頭に浮かびがちではありますが、本作では、それらのお化けは現代社会の問題点と密接に結びついた形で描かれているのです。
Vtuberや不登校問題など
特に本作では、Vtuberや不登校問題などを題材にした事件が多く描かれており、現代社会に生きる私たちでも共感をしやすいようなストーリー進行となっています。例えば、Vtuberのエピソードでは、古くからものに魂が宿るという付喪神信仰を応用して、Vtuberの使用するキャラクターに付喪神が宿ったというオリジナリティーあふれる設定を楽しむことができます。このような奇抜な設定のミステリーを楽しむことができるのも本作の強みであるといえますね。
怪異現象として数々の都市伝説を描く
このように、本作では、怪異現象として様々なジャンルの都市伝説を描いた作品となっています。怪異現象といっても、日本古来のお化けや、日常の中に潜んでいる都市伝説など、様々なジャンルがあるのですが、本作はジャンルを問わずバランスの良い怪異現象を楽しむことができるのです。
怖い描写が結構多い
また登場するキャラクター自体は非常にかわいいものの、描かれる怪異現象たちは結構リアルに描かれていますので、突然怖い描写が出てきたりと落差が激しい作品となっています。怖い描写に免疫がある方であっても、結構びっくりしてしまうような姿が描かれていますので、この辺の落差を楽しみたいというミステリー好きのファンからしてみても、非常にオススメの作品なのです。
ミステリーものはアニメ版が面白い！！
このようにミステリー作品として非常に魅力的な本作ですが、実はミステリー作品と言うのは、アニメ版が圧倒的に面白い傾向にあるのです。ここからは本作のミステリー作品としての魅力をアニメが補強することとなるという点を紹介していきたいと思います。ミステリー作品として本作を楽しみたいファンの方にはアニメ版が1番オススメとなっていますので、ぜひともチェックをしてみてくださいね。
声優たちの演技がリアリティを生む
ミステリー作品で重要なのは、それらの怪異現象が本当に起こるかもしれないというリアリティーです。その点、アニメ作品は声優たちが本気で演技をしていますので、原作作品よりもリアリティーが高く没入しやすい傾向にあるといえます。怖い描写等を丁寧に描けば、原作では味わうことのできなかった恐怖体験も味わうことができると思いますので、怖い描写を楽しみたいというファンの方にはアニメ版がオススメなのです。
映像表現ならではの怖さ
このように、本作のアニメ版では、ミステリー描写の映像表現ならではの怖さに注目をするようにしましょう。怖い描写は漫画でコマ送りするよりも、映像で勝手に切り替わって登場する方がびっくりしますよね。そのような映像表現ならではの怖さを追求した作品になると思いますので、ぜひともその辺にも注目ですね。
深夜に楽しみたい一作
このように本作は可愛らしいキャラクターが登場することでも注目ですが、結構本格的な怖いシーンなども登場したりするので、ぜひとも深夜に楽しみたい作品となっています。本作が何時に放送されるのかというのは分かりませんが、作品の趣向的におそらく深夜枠アニメになるのではないかなと思いますので、放送を楽しみに待ちましょう。
原作がかなり攻めている
アニメ版も非常に楽しみな本作ですが、原作も同時に楽しんでいただきたい理由があります。本作の原作作品は非常に攻めたシーンが多く、特に男性ファンには楽しみな描写が数多く描かれているからです。アニメ作品はあくまで地上波の作品ですので、あまりにも過激な描写は放送できないのですが、漫画版であれば、ある程度見る人も限られていますし、かなり攻めた描写も可能なのです。
キャラ同士の過激な絡みも？？
特に本作の主人公である蓮は結構スケベな発言をするんですよね。作詞中に登場する女性キャラクターが非常に魅力的なだけに、蓮のちょっと攻めた絡み方を見るだけでも結構ドキドキしてしまったりします。そのような大人も楽しめるキャラクター同士の絡みも満載の作品となっていますので、ぜひともその辺の表現も楽しみにしていただければと思います。
ちょっぴりムフフなシーンも
このように本作はちょっぴりムフフなシーンが多いのも特徴となっています。読者を飽きさせないように、ストーリーの要所要所でこれらのサービスシーンが多く描かれていますので、原作でこれらのシーンを見つける楽しさも、ぜひとも味わってみてくださいね。このような攻めたシーンは、原作ならではの楽しみでもあると言えるので、これらのシーンに惹かれたというファンの方は原作を楽しんでみてください。
アニメでどこまで再現できるか？
もちろんアニメでこれらのシーンを描く事は難しいとは言え、ある程度再現をすることができると思います。本作のアニメ版ではこれらの攻めたシーンがどこまで描かれるのかという点にも注目をしてみてください。最近のアニメ作品ではブルーレイディスク版などで攻めたシーンを収録するという荒業を使ってくる傾向もありますので、本当に気になると言う方は円盤も購入するようにしましょう。
覇権が狙えるかも？？
このように数多くのおすすめな要素がある本作『怪異と乙女と神隠し』ですが、筆者は本作のアニメ版は今期の覇権を狙えるのではないかとも考えています。ここからは本作のアニメーション作品としてのポテンシャルや、覇権作品として認められるために、必要なハードル等について簡単に紹介をしていきたいと思います。
キャラよし、ストーリーよし
本作はアニメーション作品として、キャラクターとストーリーの両方がクオリティーの高い作品であるといえます。基本的にアニメーション作品というのは、キャラクターが良ければストーリーが微妙だったり、ストーリーが良ければキャラクターに癖があったりと、帯に長し、襷に短しの状態の作品が多いのですが、本作はキャラクターのクオリティーもミステリーとしてのストーリー描写も非常に優れたものとなっています。アニメーション作品としてかなりバランスが良い作品ですので、多くの人に視聴してもらえるポテンシャルがあると思います。
熱狂的なファンをどこまで増やせるか？
現に、本作のファンは熱狂的なファンが多く、キャラクターが好きで追いかけているファンもいますし、ミステリー描写が好きで追いかけているファンもいます。アニメ放送までにこれらのファンをどこまで増やせるのかというのが1つの焦点になってくると思いますので、ぜひとも本作のPR等の施策にも注目をしてみてくださいね。
アニメを応援して2期を目指そう
何はともあれ、アニメーション作品として非常にクオリティーが高い作品となることは間違いありません。重要なのは本作のストーリーが継続的にアニメ化されるのかどうかという点です。せっかく素晴らしいアニメーション作品となるのに、人気が集まらず、続編が描かれなくなってしまうというのは残念ですから、ぜひとも本作のアニメ版を応援して、アニメ2期を実現させたいですよね。
原作をチェックしよう！！
本作のアニメーション作品としてのポテンシャルやそもそもの作品としての魅力について紹介をしてきましたが、本作にまだ触れたことがないというファンの方は、ぜひとも原作作品をチェックしてみてくださいね。本作の物語としての魅力は原作作品に全て内包されていますので、まずは原作作品から楽しんでみることをお勧めします。
原作ならではの楽しみ方
特にアニメーション作品はテレビなどで視聴するものなので、他の人に自分がこのアニメを見ているのを知られたくないというファンも多いと思います。やはり、ちょっと攻めた描写も多いので、静かに1人で楽しみたい作品ですよね。そのような1人で楽しむという傾向から考えてみると、漫画作品としてこっそりと楽しむのもオススメの作品となっています。
アニメ放送まで原作を楽しむのもあり
もちろんアニメーション作品と原作両方楽しむというのもありです。むしろそっちがオススメなのですが、アニメと原作の両方見るのであれば、アニメ放送までの空いた時間で原作を楽しんでみてください。本作はまだそこまで巻数も多く出ていないので、比較的気軽に楽しむことができると思います。アニメーション放送までに全巻読み終わる事は可能だと思いますので、ぜひとも原作からチェックしてみてください。
6巻まで発売中！！
本作は現在第6巻まで単行本が発売されています。比較的集めやすい漫画作品となっていますので、今から集めておけば、気軽に追い続けることができる作品となると思いますよ。 最近、追いかける作品が減ってきたという方は、ぜひとも本作を追いかけてみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか？今回は本作『怪異と乙女と神隠し』の魅力や、アニメ版が楽しみな点について簡単に紹介をしてきました。本作は原作には原作の、アニメ版にはアニメ版の魅力のある作品となっていると思いますので、ぜひとも自分に合った媒体で楽しんでみてくださいね。
