2024年1月からまさかのアニメ化となったヤンジャン連載のギャグ漫画スナックバス江では、数多くのパロディネタが存在します。ヤンジャン連載なのでヤンジャンで連載されている作品のパロディもありますが、それ以外にもちょくちょくでてきます。今回はそんなパロディネタの数々をまとめてみました!
目次
- パロディその① ファミ通クロスレビュー
- パロディその② ダンジョン飯
- パロディその③ トランスフォーマー
- パロディその④ ドラゴンクエスト3
- パロディその⑤ クッキングパパ
- パロディその⑥ コブラ
- パロディその⑦ テラフォーマーズ
- パロディその⑧ 王騎将軍
- パロディその⑨ 夜王
- パロディその⑩ うまるちゃん
- パロディその⑪ けものフレンズ
- パロディその⑫ ビール瓶による暴行事件
- パロディその⑬ バイオハザード2のボス
- パロディその⑭ 学習まんがに出てくるハカセ
- パロディその⑮ あだち充テイスト
- パロディその⑯ クラピカ
- パロディその⑰ アムロ・レイ
- パロディその⑱ くやしいでも感じちゃう…!
- パロディその⑲ ロマンシングサガ
- パロディその⑳ 病気のピングー
- パロディその㉑ 聖剣伝説
- パロディその㉒ 仙水忍
- パロディその㉓ ミュータントタートルズ
- パロディその㉔ 泥臭いリアル系ロボット
- パロディその㉕ スマブラのダメージ表記
- パロディその㉖ スカウター
- パロディその㉗ 赤い彗星
- パロディその㉘ 12人の妹
- パロディその㉙ ドーン!!!
- パロディその㉚ A.T.フィールド
- パロディその㉛ 連ちゃんパパ
- 【スナックバス江】パロディネタまとめ
パロディその① ファミ通クロスレビュー
どこかで見たことがあるレビュー。これの元ネタはKADOKAWAが発行するエンタメゲーム雑誌、ファミ通で行われているクロスレビュー。高評価の中には忖度が交ることがあるが、低評価のレビューは信用できると定評があるらしい。異種族のレビューをする作品でも使われています。
パロディその② ダンジョン飯
もう〇〇はこりごりだよ~、とほほ。と言いながら終わるオチ。古典的なギャグアニメで使われたり使われなかったりする技法ですが、有名なのはダンジョン飯のマルシル。最近ではそのイメージがすっかり定着しており、コラ画像も数多く存在します。
パロディその③ トランスフォーマー
タカラトミーが展開する玩具シリーズ。元々は『ダイアクロン』や『ミクロマン』シリーズの変形ロボットをアメリカのハズブロ社が業務提携し、独自の設定を加えて『TRANSFORMERS』として発売したもの。アメリカで大ヒットしたことを受けて日本にも逆輸入された作品で、ロボットから動物や乗り物に変形することが出来るのが大きな特徴です。
パロディその④ ドラゴンクエスト3
ある日、スナックバス江にやってきた謎のご新規さん。その姿はどう見てもドラゴンクエスト3の勇者で、酒場も職業紹介所(ルイーダの酒場)だと勘違いしています。明らかに世界観が合っていない存在ですが、実際はスナックの方がそっちの世界に転移していたというオチでした。
パロディその⑤ クッキングパパ
ポテチの種類や食べ方で議論になり、バス江は一風変わった食べ方を提案。でも、その構図としゃくれまくったフォルムは『モーニング』で連載の料理漫画クッキングパパのやつ。
パロディその⑥ コブラ
筒状のポテチを食べ終わったときにやることといえば、腕にハメて遊ぶやつ。その場にいた3人は食べ方など、最後まで意見が合うことはありませんでしたが、これだけは意見が合ったのです。と思いきや、タツ兄はコブラ、山田と明美はロックマン、ママに至ってはるろうに剣心の鯨波兵後でした。鯨波兵後はねーよ。
パロディその⑦ テラフォーマーズ
話のネタがヤンジャンらしくないということでヤンジャンらしい話題を出そうということで出した話題がヤンジャンで連載中(現在休載中)のテラフォーマーズ。実はバス江の作者のフォビドゥン澁川氏がテラフォーマーズのスピンオフをやっていました。
パロディその⑧ 王騎将軍
ヤンジャンらしいネタということで二発目のパロディがヤンジャンの看板漫画『キングダム』に登場する王騎将軍。リアルを除けばキングダムはヤンジャン最古参の連載作品ですが、実はバス江もヤンジャンの中では古参の作品。
パロディその⑨ 夜王
ヤンジャンらしいネタ三発目。元ネタはヤンジャンで2003年から2010年まで連載されていた倉科遼原作、井上紀良作画の漫画。歌舞伎町のホストが主人公の作品で、水商売ということだけはスナックバス江と共通しています。
パロディその⑩ うまるちゃん
ヤンジャンらしいネタなんてどうでもよくて、結局はバス江らしさが大事なのだと主張するママ。でも、明美とタツ兄はアニメ化を狙っていて、当時アニメが大バスりしたヤンジャン連載の作品『干物妹!うまるちゃん』の作画になり、アニメ化狙っていることを示唆していました。それからもアニメ化したい(けどそんな気配はない)ネタが擦られ続けるも、アニメ化は決まってしまいました。
パロディその⑪ けものフレンズ
明美に塩対応されてしまった森田は、水商売には客を褒めて盛り上げる水商売の『さしすせそ』があると主張します。さすが~、しらなかった~、すご~い、せっかくだから~、そうなんだ~というのを教えるのですが、明美はそこからとってつけたように『さしすせそ』を使い始めます。そのときのすご~いがどこかで見たことある作風に変わっていました。
パロディその⑫ ビール瓶による暴行事件
相撲取りらしき二人組の後輩の方がスマホ片手に生意気な態度をとったため、先輩の方がビール瓶で可愛がろうとするシーン。2017年に起こった元横綱日馬富士による貴ノ岩への暴行事件が元ネタ。
パロディその⑬ バイオハザード2のボス
最近肩こりが気になるタツ兄が、ママは肩こりとかどうなのと聞くと肩こりを感じる段階はとうに過ぎ去ったと言い、片腕が肥大化していました。元ネタはバイオハザード2のボス、ウィリアム・バーキンの第二形態。
パロディその⑭ 学習まんがに出てくるハカセ
学習まんがで小学生たちに色々なひみつを教えるのを生業にしているハカセ。子供のころどこかで見たことある人はいるはず。学研の教材かな?
パロディその⑮ あだち充テイスト
試合に勝って勝負に負けたという例えとして展開されたストーリー。絵のタッチはタッチでお馴染みのあだち充テイストでした。試合には勝ったけどヒロインと結ばれることはなかったというやつ。
パロディその⑯ クラピカ
小学生のころどういう子が好きだったかと聞かれた明美が明かした好みの男の子は、鎖を武器にしている特質系の男子でした。元ネタはHUNTER×HUNTERのメインキャラの一人、クラピカ。
パロディその⑰ アムロ・レイ
1979年に放送されたロボットアニメ『機動戦士ガンダム』の最も有名なシーンの一コマ。元々アムロは民間人なのにも関わらず、ガンダムに乗って命のやり取りをする羽目になっており、ついにはガンダムに乗ることを拒否し、館長代理のブライトにぶん殴られました。そのときの台詞「ぶったね…」「二度もぶった…!!」「親父にもぶたれたことないのに!!!」というやつ。
パロディその⑱ くやしいでも感じちゃう…!
アダルト同人サークルの中でも特に有名なクリムゾン・コミックスでよく使われる定型文。電撃が走ったようなエフェクトが特徴的。お気に入りはFF7のティファ・ロックハートで代名詞的存在でもあります。
パロディその⑲ ロマンシングサガ
サインをねだられて「よく知らない人のサイン欲しいか…?」と噛みついてくる厄介な性格の演歌歌手を見て、明美が知らない人にサインするのが嫌ならファンになってもらえばいいのだと妙案をひらめきます。元ネタはスクウェアが発売したロマンシングサガシリーズの技ひらめきシステム。戦闘中に頭の上に電球が出て新しい技を覚える事ができる。厳密にいえば、二作目の2から。
パロディその⑳ 病気のピングー
アルバイトの天野小雨がピーマンを食べたときに出てしまったアレルギー反応。元ネタはスイスのクレイアニメ『PINGU』。南極の皇帝ペンギン『ピングー』とその家族のコメディが描かれるもので、主にNHK教育テレビで放送されています。ピングーは病気になると顔にピンク色の斑点がでます。
パロディその㉑ 聖剣伝説
勇者が聖剣の守護者に打ち勝ったことで降ってきた伝説の聖剣に対するコメント。元ネタはスクウェアから発売されているアクションRPG『聖剣伝説』シリーズ。初代だけはファイナルファンタジー外伝と位置づけられていました。
パロディその㉒ 仙水忍
別の人格と戦っているときの明美。元ネタは幽☆遊☆白書に登場した仙水忍。仙水忍は多重人格者であり、彼が思い悩むたびに精神崩壊を防ぐために七つの人格が作られました。性格の違う七つの別人格を状況によって人格を切り替えています。
パロディその㉓ ミュータントタートルズ
札幌市の地下下水道を根城にするミュータント猫の4人組、ティーンエイジミュータントネコチームが突然スナックバス江にやってくるというお話。元ネタは1984年に出版されたアメリカンコミックを原作とするティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ。元ネタでのキャラクターたちはルネサンス期の芸術家が名前の由来でしたが、バス江では日本のアニメ映画監督になっていました。
パロディその㉔ 泥臭いリアル系ロボット
男受けする格好を見せたい明美はカッコいいロボットになっていました。しかし、スナックで男ウケする格好の話をしてそうはならないと言われ、明美はもっと泥臭いリアルロボットの方が好きだった?と言います。そんな泥臭いリアル系ロボットの元ネタは1983年に放送された日本サンライズのロボットアニメ『装甲騎兵ボトムズ』。
パロディその㉕ スマブラのダメージ表記
任天堂が発売した対戦アクションゲーム『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズで使われているダメージ表記。基本的にどれだけダメージを受けてもKOされることはなく、攻撃によるダメージが蓄積することでぶっ飛びやすくなっていき、画面外までぶっ飛ばされると残機を失っていくというシステム。そのダメージ表記はパーセンテージで表記されます。
パロディその㉖ スカウター
戦闘力を図るための機械。元ネタは週刊少年ジャンプを代表とする漫画『ドラゴンボール』に登場したスカウター。サイヤ人の戦士ラディッツが地球に降り立ったとき、そこらにいた農夫にスカウターを使用して「戦闘力…たったの5か…ゴミめ…」という台詞を残しています。
パロディその㉗ 赤い彗星
機動戦士ガンダムの宇宙世紀シリーズに登場する主人公アムロ・レイのライバルとして存在感を放ち続けていたイケメンのエースパイロット、シャア・アズナブルのこと。ガンダムシリーズでも一位二位を争うほどの人気キャラではありますが、逆襲のシャアでの「ララァ・スンは私の母になってくれるかもしれなかった女性だ!そのララァを殺したお前に言えたことか!」という、当時17歳の少女に今でも執着し続けるという情けなさからマザコンでロリコンというレッテルを貼られてしまいました。
パロディその㉘ 12人の妹
1999年に読者参加企画としてスタートしたシスター・プリンセス。12人の妹という設定で様々なメディアミックスが行われた作品群。実は最初の頃は9人の妹で、後々3人追加されたことで12人になりました。
パロディその㉙ ドーン!!!
藤子不二雄Ⓐ原作の漫画『笑ゥせぇるすまん』に出てくる喪黒福造の有名な台詞。悩みを持った人たちの願いを叶えてあげる代わりに約束や忠告を破ったらペナルティを与えるという条件で話が進み、大体は欲に溺れてペナルティを受けてしまいます。そのときにペナルティを与える破滅の言葉です。
パロディその㉚ A.T.フィールド
心に壁を作ってしまうのはよくないと珍しく建設的な意見を言う風間に対して、森田が張ったバリア。元ネタは新世紀エヴァンゲリオンに登場するA.T.フィールド。正式には“Absolute Terror Field”であり使途やエヴァだけが展開できるバリア。その正体は人間ならば誰しもが持つ「心の壁」です。
パロディその㉛ 連ちゃんパパ
1994年から1997年に掛けて『パチプロ7』によって連載されていた作品。2020年頃に『マンガ図書館Z』や『スキマ』で無料公開されていたのをきっかけに爆発的に広がった作品で、朝の新聞の4コマで連載されているようなファミリー感溢れる画風とはうってかわって『登場人物が全員クズ』、『借金取りのおっさんが一番まとも』、『読むストロングゼロ』と言われるほどに人間の邪悪さが描かれていることで一躍有名になった作品です。
【スナックバス江】パロディネタまとめ
スナックバス江に登場するパロディネタをまとめてみました!数多くのネタが登場し、連載誌であるヤングジャンプのネタから、ジャンプやロボットアニメ、カードゲームなど細かいところに随所にありました。これ以外にもあるのですが、元ネタが分からずにスルーしてしまったものも多分あります。興味があれば探してみてください!